表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
記録  作者: 優希
25/46

テスト勉強(4日目)

テストが終わってぼーっと席に座っていると、テスト勉強に誘うつもりで薫がやってきた。ところが私の表情を見て、体調悪そうね。今日は春香と2人でする。そういわれた。人の表情に鈍感な薫がそういう…という事は今の私は相当酷い表情をしているらしい。春香が少し遅れてやってきて、私の表情をジーっと見て、これは一人で返せないわね…そう言ってきた。私は、大丈夫。そういって立ち上がったもののふらふらと倒れそうになった。薫は、春香これ持って。とそう言いながら自分の鞄と私の鞄を春香に渡し、私を支えに来た。一人で帰るつもりではあったけれど、この状態だと何を言ってももう無理…観念して2人に介抱されながら帰る事にした。玄関で、ここでいいよ。そう言いかけようとして…春香がどう見ても私がベッドに入るのを確認するまで帰りそうにない表情を見て言葉を飲み込んだ。エレベーターに乗ったところで薫が、優希ってすごいところに住んでいるのね。何階?と聞いてきた。私は、27階。と答えてぐったりと春香に寄り掛かった。玄関で帰ってもらわなくて良かったと薫と春香の好意を噛み締めていた。少し重めのカームスライダーの玄関を通ったところで春香が、本当に広い場所に住んでいるのね。ご両親は?と聞いてきた。彼が残した設定どおりに、両親は海外赴任している。と答え自室に向かいながら思い出したように、ごめん。余裕がない…お茶自分たちで入れて。キッチン右上の棚の缶、右からアッサム、ディンブラ、キャンディーのアールグレイ、ルフナだから好きなの淹れて。フルナ以外は90度のティーカップ1杯分のお湯につきティースプーン1杯。ルフナの場合は、1杯分作るなら鍋にティーカップ半分入れてティースプーン半分で2~3分沸騰させて水と同量の牛乳入れて沸騰したらティースプーン2杯の砂糖入れて…あと冷蔵庫にショコラケーキ入っているはず。と言った…春香が明らかに表情を厳しくして、病人がそんな事を気にするんじゃないの。と叱ってくれた。その後大人しく制服からパジャマに着替えて倒れこむようにしてベッドに入った。私の意識が遠のきかけたころ春香が薫に、帰るよ。人がいると落ち着かないだろうし…と言って帰ってゆく気配がした。私はその気配を感じながら明日もテストあるのに迷惑かけたな…それに…機会があった時に呼んでおけばよかった…春香が来ていたら窓から見える夜景に喜んでいたのだろうな…そんなことを思いながら眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ