お菓子へ電気を流してみよう
結局昨日はどんな端子なのかまで分かったまでだった。基本に立ち返ってスタートアップシートを読み返してみる事にした。そこには電力はUSB Type-CかGPIOから5V3A供給してあげればよいと書いている。最近ではもはや考えらえない大電流だ…癖内配線に直結する据え置きの冷蔵庫は別としても、大抵は無線で0.1V0.1Aの給電…MRヘッドセットの様に大電流を必要とするものでさえ0.5V0.2A…5V3Aなんてどうやって給電すれば良いのかさえ見当がつかない。これは…無理だ…とあきらめかけた時、物の管理の良い彼の事だから一式揃っているはず…と思い出した。RaspberryPiの箱と同じような位置にあった箱を探してみた。するとPoE hatと書かれた箱とPoE Switchと書かれた箱が出てきた。それらの箱を開けてみると予想通りだった。RaspberryPi とPoE hatの繋ぎ方、RJ-45経由でPoE Switchへのつなぎ方まで詳細にメモがされていた。その通り組み立ててみたが…PoE Switchの供給電源が100V60hzAC15Aというのを見て驚いた。こんな大電流、今時壁内配線に直結する事が常識。むしろ特別な許可でも取らなければ大電流プラグを新設する事はできない。データセンターや工場の様な大電流をする機器の再配線を頻繁に行う場所、行けばあるかもしれないけれど少なくとも一般的ではない。どうであれ電源を入れられる当て等思いつきもしない。諦めるか…そう思ってしまおうとした時に裏のスロットに気が付いた。プラスチック製で128GBというCPUの2次キャッシュ並に小さな容量とMicro SDと記された大きなチップケースが収められている。記録媒体が取り外せるのか…と考えたところで「エミュレータ!」と不意に叫んでしまった。そう、別にこの基盤を起動できなくてもエミュレータで動かしてみれば何なのかは分かる。確か…スタートアップシートにはCPUはARM Cortex-A72と書かれていた。詳しく調べてみると調べてみるとARM Cortex-A72はARM v8-Aというシリーズに属するらしい。半年ほど前にエミュレータ on エミュレータ onエミュレータを用意して、ARM v12-Aシリーズを使ったゲーム機で動いていたゲームが動いたというイカレタ記事を見た覚えがある。つまり、エミュレータ on エミュレータ on エミュレータ on エミュレータをすれば余裕って事だ(いや全然余裕じゃない)。まだこの時はこの位の困難で諦める私ではない!そんな気持ちでいた…そう…Micro SDの動作電圧を知るまでは。2.7~3.6V…5Vよりは多少ましになったとはいえ、焼け石に水でしかない。とても、普通の方法で給電できるような電流ではない。結局この日は八方ふさがりとなり、箱に戻して眠る事にした。




