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異世界サバイバルゲーマーはMODを駆使して生き残る  作者: 神崎由貴
第2章 ローランド王国編
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40.世界の装備事情

「それでは、今の条件を商業ギルドに連絡して、物件の照会の依頼と会談の日程を調整しておきます。」


 アルスが辺境伯軍の司令部に戻た後、バルガス協会長との今後についての相談をしていたが、とりあえずお願いしておくことと方針、設備等についての話し合いは無事終了した。


「はい、宜しくお願いします。領都から戻り次第準備を始めますので協会の方も準備を進めておいてくださいね。」


 一応、ランスの街で現状でやるべきことは概ね終わっているので、アルスの用事が終了次第出発することになっているが、まだ少し時間があるので、みんなでランスの街を散策することになった。


「ランスの街の事なら私達がご案内しますね。今後ランスを活動の拠点にするのであれば、色々とこの街についてしていた方がいいですからね。」


 散策することになり、マリーダが案内役を買って出てくれた。

【紅の風】のメンバーのうち斥候のオリビアと弓使いのアーティアは資材の補充と消耗品の買い付けで別行動となったが、ルクスとマリーダはこちらに同行するようだ。


「それなら、この街の商品の価格等が知りたいので、商業区を案内してもらえますか?あとは魔物の相場も知りたいのでハンター関連の場所もお願いします。」


 さすがに街中をうろつくのに迷彩服というわけにはいかないので、オーバーレイを変更する。


 俺はゆったりとした紺のローブにマントという一見すると魔術師に見えるような服装を選び、腰にコンバットナイフを差す。護身用に【FN Five-seveN】を腰のホルスターに下げる。

 マントで見えないが、腰の後ろには、【MP7A1】を吊している。


 ブリュンヒルデとヴァルトラは軽戦士風の鎧とマントをまとい、それぞれ腰にはロングソードを装備している。


 オルテとティアもそれぞれ緑と青のローブ姿だ。

 二人とも目立たないように、【ベレッタM93R】を装備している。


 準備も整ったので、ルクスの案内で移動を開始する。


 ルクスの話ではこのランスの街は多層構造のランスの砦から真っすぐ北へ延びる大通りを挟んで東側に商売を目的とした商業区、西側に辺境伯軍の軍事施設や領主の館等をはじめとした行政区、中心地に歓楽街、北に住宅街ある居住区が配置されている。


 ランスの街の人口はおよそ1万人、そのうち辺境伯軍の関係者が約600人、探索者やハンターが約400人、戦闘を行える戦闘要員が人口の1割近くいるかなり戦闘に特化した街のようだ。


 商業区に入ると、街並みはより効率的に整備されていた。

 武器を扱う店と防具を扱う店はその取り扱うアイテムの質に用って明確に区分されていた。

 看板にそれぞれ☆が振られており、☆1つがレベル1から10までの初級武器を扱う店舗であり、☆2つが、10から20までの中堅。☆3つは20から30までの上級のアイテムを扱う店だ。


 南の砦側が☆1つの店となり、北へ向かうほど上質な武具を扱っている店となるようだ。


 ☆1つの店は、冒険の序盤用の装備が売られていた。

 木製のこん棒や弓、ショートソード、布製の服、木の盾、皮鎧にレザー装備

 ☆2つでようやくロングソードや槍、金属製の鎧と言った一般的な探索者用の装備。

 ☆3つはほぼオーダー制の店舗で、武器屋と防具屋が1つになった1店舗のみだった。

アイテムレベルの制限からアイテムレベルが高い装備を使いこなせないのだからこういった分類は仕方ないが、思った以上にレベル20以上の人材は少ない。


 マリーダから聞く限りでは、☆3つの装備が使いこなせる人間はごく一部で、このランスの街でも、50名程度しかいない。

 実際、先ほど話をしていたバルガス協会長が、この街で一番高レベルの人間とのことだ。


 ☆3の武器防具の店舗【グロリア】で商品を物色していると、クラン【大地の炎】のメンバーが入ってきた。


「おお、マリーダの嬢ちゃんにルクスの嬢ちゃん、それにあんときにあった兄ちゃんたちも無事だったんだな。」


【大地の炎】のジュードが心配したように、マリーダとルクス、それと俺に声を掛けてきた。

 どうやら、我々の事を心配してくれていたようだ。


「ジュードさん、先日は無理なお願いを聞き届けていただきありがとうございます。アルス参謀自ら援軍に来ていただき、助かりました。」


マリーダに謝意を述べられて、ジュードは少し照れ臭そうに頭をかいた。


「たまたまランスの砦までたどり着いたら、アルス参謀が視察に見えられていたので、緊急の要件としてお伝えしたら、兵を率いて出ていかれたので、びっくりしたが、間に合ったようだな。」


そういえば、ジュードも数少ないレベル20以上の探索者だったな。


「ジュードさんは装備の新調ですか?」


普通に考えて、武器防具のお店に来たのならそれ以外の理由はないのだが、気になったので確認することにした。


「いや、新調じゃないが、装備の手入れと予備の装備を受け取りにな。」


ジュードの話を聞く限り、メインの装備をメンテナンスに出して、その間の装備としてメンテナンスに出していた装備を受け取りに来たようだ。

確かに装備をメンテナンスに出している間は、装備がありませんでは、危機管理がなさすぎる。

モンスターが跋扈し、探索者やハンターといった無頼の輩が存在するこの世界では、街の中でも装備は必需品だ。


自分はクラフタースキルがあるので、素材とメンテナンスキットがあれば、その場で応急処置が出来るし、ガレージに戻れば、工房で数分で完全に修復出来てしまうからそういった部分には気が回らなかった。

今後、探索者やハンターと接していく上で貴重な情報を得た。



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