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異世界サバイバルゲーマーはMODを駆使して生き残る  作者: 神崎由貴
第2章 ローランド王国編
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36.ランスの砦

 エンダの断層を見上げながら物思いに耽っていると、アルスから声を掛けられた。


「ウィルを出てから1時間経たずに、エンダの断層まで到達していまうとは、このような車両が多数あれば、戦略も、戦術も大きく変わりますね。それと侵略する地域の距離と範囲も。」


 最後は、かなり真顔だったので、聞き流すことにした。

 辺境伯家とつながりは持ちたいが、あまり踏み込むと後戻りできなくなる。

 そんな雰囲気をたまに感じる事がある。


「そういえば、追加の弾薬の発注ありがとうございます。これから色々と物いりになるので、助かります。」


 ウィルを出発する前に、銃士隊の訓練成果を確認する意味で、実戦を行った。

 ワルキューレのメンバーが、魔物をウィルの南側に追い立てて、銃士隊がそれを迎撃するものだったが、結果は圧勝。ものの数十秒で30体以上いた魔物をせん滅させた。


 そこで浮き彫りになったのが、弾薬の消費量だ。

 初回のおまけとして、俺は2500発の弾薬を銃士隊に贈っている。

 訓練は、こちらで消耗をもったが、数十秒で、各員が1カートリッジを消耗し、

 保有する総弾薬数の10分の1を一瞬で消費したことを受けて、辺境伯軍から2500発の追加注文があった。

 ゲーム内通貨ジェムを消費して、弾薬を購入。ウィルの辺境伯軍に納入した。


第一開拓村を出発して、エンダの断層の中腹にあるランスの砦を目指す。


エンダの断層には、幅約200mの亀裂がはいっており、そこが緩やかな上り坂になっている。

ランスの砦はその中腹から頂上にかけて何層にも渡って、防御壁と防衛施設を構築した多層防衛施設だった。

一番魔境側にある防御壁が高さ5m厚さ3mあり、巨大な門と扉が存在する。


「ここには、全部で7層の防衛施設があり、今見えている第7防御壁が最後に作られたもっとも新しい防御壁になります。」


アルスの説明によると、ランスの砦は断層の頂上の第1防御壁から徐々に、魔境側に進む形で6度増築されて今の形になっているようだ。


最終的に第一防御区間を抜けると、魔境側から得た豊かな資源を卸す為の街が断層の上に広がっており、砦と同じくランスの街と呼ばれている。


ランスは、魔境からの脅威を防ぎながら、魔境の豊かな資源をもたらす活気ある街だった。


魔境から探索者シーカーが命懸けで取ってくる鉱石や、魔獣の素材などが市場で売買され、それを目当てにローラント王国中から商人がやってくる。

当然商人達は手ぶらではやってこないので、様々なものがランスの街に持ち込まれる。

その商品が売られる商店や、探索者向けの武器防具の販売店、薬屋や多くの人々が行きかうので、飲食店や宿屋が多く立ち並んでいる。


距離としては20kmほど更に北上すると、辺境伯領の領都【ケルシュ】が存在する。

領都【ケルシュ】は、【ランスの街】で仕入れた商品を王国中に送り出す、いわば交易によって発展する都市のようだ。


【ランスの街】から【ケルシュ】へ一旦運ばれた商品は、王国中に出荷されるのだが、その過程で商品には、様々な料金が加算される。

その為、商人達は直接【ランスの街】に仕入れに来て、少しでも安くて新鮮な商品を仕入れるようだ。


探索者シーカーの活動が活発な【ランスの街】には当然、仕事を斡旋する建物も存在する。

本部は、領都にあるが、事実上の探索者の仕事は【ランスの街】が中心の為、それなりに大きな建物が存在する。


事前にアルスに、その建物の見学を打診してあったので、一旦の休憩も兼ねてその建物へと向かった。




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