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異世界サバイバルゲーマーはMODを駆使して生き残る  作者: 神崎由貴
第1章 ニューワールド
31/48

30.魔術MOD/日本語化MOD改

 2日目の作業は、整地した土地に防御壁を立てていく作業だ。


 土魔法が得意なドワーフのブランジが土魔法で基礎となる土壁を生成して、その周りをレンガブロックで補強する形を採用するつもりだ。


 そういえば、ワールド移動の際に各種MODがリセットされた際に、俺自身【魔術MOD】がリセットされてしまい、魔法が使用不能となっていた事を思い出した。


 今後、この世界の魔法についても把握しなければ、どんな危険があるかわからないので、保険の意味でも取得は必須だろうな。


 タクティカルボードから、【魔術MOD】の取得を選択する。

【所持MP20】⇒【所持MP17】


 その下に【日本語化MOD 改】という見慣れないMODが追加されている。

 MODをタップすると、説明書きが出てきた。

「現地語のデータソースが一定の基準を超えたため、翻訳機能【聞き取り】【読み取り】に【会話・大陸共通語】が追加可能です。【筆記】習得はデータ不足」【取得MP5】と記載されている。


 つまり、会話することで【大陸共通語】のデータを収集し、【聞き取り】だけでなくこちらの言葉【日本語】を自動的に【大陸共通語】に翻訳してくれるようだ。


 まあ、誰がこのMODを追加したのかは、すごく気になるところだが、現状で取得しない理由はない。【日本語化MOD 改】も取得する。

【所持MP17】⇒【所持MP12】


【魔術MOD】を習得したことにより、今まで感じなかった魔力の流れを感じる事が出来るようになった。

 元々魔術師スキルは習得済みだったのだが、MODが未収得状態だったので、魔術が使用できない状態だったようだ。



 昨夜作成した作業台を設置して、手持ちの素材を投入して、レンガブロックの生成を開始する。

 足りない分は、今日から伐採班と、何故か銃士隊のメンバーがシャベルを捧げ持って採掘現場に向かったので、補充してくれるだろう。


「ブランジ。共有MAP上に建設予定の墨出しを行ったので、それに沿って土壁アースウォールを高さ4m幅1mで出していくぞ。」


「了解でさぁ、大将マスター


 設計図を基に、MAPに墨出しして、その上に土壁アースウォールを生成していく。

 当初の予定では、ブランジが土壁アースウォールを使用して、俺とヴァルトラで、レンガブロックを積んでいく予定だったが、【魔術MOD】の取得により土壁アースウォール要員が2名になったので、作業スピードがアップした。


 俺とブランジの2人で、高さ4m厚さ1mの土壁を次々に出していく。

 土壁アースウォールはファイアボールやファイアブラストのように、命中後に消滅する魔術ではなく、生成後は半永久的にそこに存在するという特性を持つ。

 その壁をベースに、1辺が1mの立方体のレンガブロックで挟み込み厚さ3mの防壁を形成していく。厚さ3mの壁が完成したら、その上にレンガブロックを並べて、横からの断面図がT字になるように、【ネズミ返し】を付けていく。



ティアが戻ってきて声を掛けてきた。


「アツシ、とりあえず午前中に採掘した分は、各作業台に入れておくから、出来たブロックは回収しておいてね。」


 作業を行っている間に、伐採班が石や粘土、石灰石などを運び込んで、作業台へ投入していく。

 各作業台では、【炉】で焼きレンガとセメントが急ピッチで生成され、【ミキサー】ではコンクリートが生成されていく。

ヴァルトラはそれらを回収して、防御壁を組み上げていく作業をすすめている。


 さすがに魔力には限界があり、一気に全ての防御壁を作り上げることはできなかった。

とりあえず今日は、南側の新たに追加される部分の防御壁の作成で終わらせた。

 明日以降は、既存の村の防御柵の外側に同じように、防御壁を建築していく。

 防御壁の外側の地面を掘り返されないために、地面も壁から約2mはレンガを敷き詰めていく。

 最後に、レンガで覆った防御壁には、レンガ特有の隙間があり、指を差し入れて登坂が出来てしまう可能性があるので、セメントと砂を混ぜたコンクリートで壁面の外側を塗り固めていく。

 これにより、レンガの隙間が無くなり、コンクリートに覆われたことにより、防御壁の耐久強度も大幅に橋上することが出来た。


 そんな作業を繰り返して、作業開始3日目にはウィルの周辺を囲む防御壁が完成した。


 4日目には、各所の見張り台と、南側に張り出した部分を建築して、ウィルの外装建築は完了した。


 5日目には、軍事施設の建築を開始することが出来た。

 軍事施設はデザイン性よりも、機能性と強度を優先させたため、四角い箱型の構造物を重ねた、俗にいう豆腐建築になってしまったが、軍事施設らしい近建築物になったと思う。

 軍の司令部を有する建物は2階建てのレンガ造りの建物で、受付や、会議室、司令室があり、ウィルに駐留する辺境伯軍の中枢となる。軍の幹部などはこちらの建物に自室を持ち、食事もできるように建設した。


 その隣には、食糧庫と武器や備品などを保管する倉庫が2棟。


 訓練場のわきにも、室内の訓練場を設置した。


 兵士の宿舎兼食堂も、総2階建てのものを2棟。最大で200名まで収容できる建物を用意した。

 各建物の内装についても、最低限の机やイス。食堂の調理場等は期間内に作り終えることが出来た。


「本当に、これほどまでの防御壁と、軍事施設をこんな短期間で完成させるとな。アツシ殿には、本当に感謝する。約束通り、辺境伯領の領都にて、父上と兄上にあえるように手配しよう。」


 アルスと軍事施設の内部を説明がてら、回りながら約束の件について確約を得ることが出来た。


「それは、助かります。できればその席への同席もお願いしたいのですが。」


 一度探索者の組織の民営化を説明しているアルスに同席してもらえれば、説明がスムーズにいくように感じたので、お願いすることにした。


「わかった、説明は私からした方が父にも説明しやすいだろうから、一緒に領都に戻るとしよう。」


 この砦の指揮は、各部隊の隊長の中から防衛隊長を選んで運用を任せるようだ。流石に辺境伯軍の参謀自らが、この砦の司令官になることはないようだ。


 防衛についても、ブリュンヒルデ達に訓練を任せた銃士隊の訓練も完了したので、十分対応できるだろう。

 銃士隊のはずは、ステータスを見る限りでは、射撃2レベル 採掘シャベル3レベルとなっているのが、気にはなるがその実力は集団戦となれば、十分に発揮できるだろう。


 一日置いて、明後日には、アービング辺境伯領の領都【ケルシュ】へ向けて出発できそうだ。

所持MP12

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