誰もが羨んでいたあの人の今......。
僕の憧れの女性は、2つ上の高校の先輩だった。
僕が高校1年生の時に、初めて彼女を見て僕からの一目惚れ。
それからというもの、ずっと彼女の事だけを好きであり続けた!
僕が彼女の事を好きになった時には、彼女には彼氏がいたみたいだったけど、、、?
高校を卒業と共に、二人の関係は終わっていたらしい...。
彼女と同じバスケ部に入った事で、僕とひまりは仲良くなった。
何度も僕は彼女 『小野寺 ひまり』に好きだと言ったのだが、、、。
彼女は僕を子ども扱いして、男として見てもらえない、、、!
『ひまり先輩! 何度も僕は言ってるよね! ひまり先輩の事が好きなんだ!』
『そうね! 何度も聞いているし! 何度も私は同じ答えを言ってるよ!』
『なんでなんだよ! 彼氏とは別れたんだろう! じゃ僕と付き合ってくれて
もいいじゃないか、、、!?』
『...そういう事じゃないから、じゃまた明日ね!』
『......』
▽
僕は絶対にひまり先輩の事を諦めない!
どんな事があっても僕はひまり先輩と付き合うんだ!
ずっとずっとそう僕は想い続けていた...。
...でもあれから5年が経った頃、、、同級生からこんな話を聞く。
『高校が一緒だった、小野寺ひまり先輩、、、どうやら交通事故で亡くなった
らしいよ!』
『えぇ!? ......嘘だろ!? そんな、』
『本当に綺麗な先輩だったよね! 可愛そうに、、、。』
『......』
僕はその話を聞いても信じられなかった...。
まさか、、、!? あのひまり先輩が、、、!?
僕は直接、ひまり先輩の家に電話して聞く事にした。
『プルルルル~ プルルルル~ はい! 小野寺ですが、』
『あのう、僕はひまり先輩のバスケ部の後輩で上岡と言います! 友達に
聞いたんですが、ひまり先輩が交通事故で亡くなったと、、、ほ.本当の話
なんですか、、、?』
『えぇ、本当の話ですよ! 3か月前になるのかしらね! 交差点を渡ろうと
ひまりが歩いている時に、車が物凄い勢いで突っ込んできてね! そのまま
、、、わざわざ電話して来てくれてありがとうね! ひまりも喜ぶわ!』
『...そうですか、ありがとうございました。』
『じゃあね!』
『ははい、』
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ちょっと、期待していた! 【嘘の話】なんだと、、、。
でも、、、【事実】だった!
僕は、あまりにもショックで家から出れなくなった。
毎日、24時間ずっとひまり先輩の事しか考えられない!
ひまり先輩の笑った顔や仕草や話す言葉、何から何まで全部がいい思い出で...。
*
でもある時、、、テレビを見ていたら、こんな事を言っていた...。
『亡くなった人を蘇らす事が出来ますよ! 私はそれが出来るのです!!!』
怪しそうな、白髪のおばあさんがそんな事を言っていた。
そこには、電話番号と住所が出ていた。
僕は、藁にも縋る想いでここに電話する!
『すみません! 僕の好きな人を蘇らしてください!』
『いいでしょ~ 一度ここに来てください!』
『はい。』
次の日、、、。
僕は昨日電話した場所に着ていた。
怪しそうな、倉庫のようなところで中に入ると、、、?
中も怪しいモノがたくさんあった!
骸骨やロウソク、動物のはく製など不気味なところだった。
部屋の奥には、あのおばあさんが座って僕を待っていた!
『あなたは! 何が望みなのかな、、、?』
『僕の好きな人を生き返らしてほしんだ!』
『ほーう! 良かろう~ でもそれにはその女の子の情報がいる!
先ずは写真、生年月日や年齢、どうして亡くなったのか? 最後に髪の毛。』
『...髪の毛?』
『その女の子の髪の毛がいるよ! 用意できるかい?』
『もちろんだよ!』
『じゃあ、また明日今言ったモノを用意してここにおいで!』
『わかった!』
▽
僕はひまり先輩の情報と髪の毛を持って、また昨日の場所に行った。
『持って来たよ~!』
『じゃ、あなたはもうお帰り。』
『えぇ!? どういう事なんだよ!』
『今日の夜、その子はあなたの家に行くだろう! 後は好きにしていいよ!』
『お金は、、、? その子があなたの家に行ったら、ここにお金を振り込んで
おくれ!』
『50万円...わかったよ!』
*
僕はその日の夜、、、なかなか寝付けなかった。
興奮していたからだ! やっとひまり先輩に会えるんだと、、、。
そしてその時が来る!
【ガタガタ・ドンドン・ガタガタガタガタ】
音が聞こえる?
スーーーーッとひまり先輩が僕の前に現れた!
『えぇ!? ここは、、、?』
『ひまり先輩! 会いたかったよ!』
『貴方は、、、?』
『上岡だよ! 覚えてないの? バスケ部の後輩の上岡だよ!』
『......』
『そんなのもうどうでもいい! やっと会えたんだ! 嬉しいよ!』
『なにがなんだか分からないわ!』
『おばあさんが言った通りだ!』
『...おばあさん?』
『それもどうでもいい! これからはずっと一緒だね! ひまり先輩!』
『...えぇ、』
僕は早速、おばあさんに言われた口座にお金を50万円振り込んだ!
『...ひまりは、自分が死んだ事をまだ知らない、、、。』
最後までお読みいただきありがとうございます。




