ゲームの話。
家庭用ゲーム機に触れる機会というものが、小学生の時にはなかったように思う。母の「そんな物は必要ない」というひと言で片付けられた。私は二人姉妹。だから取り立ててゲームを必要としなかった。だから、スーパーファミコンで遊んだことがない。小学生のとき遊びに行ったT君の家で、彼がマリオだか何だかをしているのを見せてもらったけれど、退屈になった私は電源ブチしちゃったんだ。ごめんね。彼は優しいからか、その頃から私に惚れていたのか、まるで怒らなかったけど。(いや、でも彼はきっとNちゃんのことが好きだったんじゃないかな。私もNちゃんが好きだったもん)
私たち姉妹が最初に遊んだのは、ワープロのもぐら叩きゲーム。そしてPC98のゲーム『大逆鱗(1996年ゲームバンク)』、これを買ってもらってひたすら遊んでました。なぜか2以降は買わなかったな~。うちの『ぷよぷよ通』は体験版だけでした(笑)。
そもそも、やりこむほどやったゲームの少ないこと。ここで書き出しても書ききれるくらいですよ! むしろ最初に読んだ本が思い出せないくらい読んできたので、私にはそっちの方が難しい。ともあれ、父が強行して買ってきたプレイステーションが我が家の家庭用ゲーム機の第一号だったのです。
父がやっていたゲームは『グランツーリスモ(1997年ソニー・コンピュータエンタテインメント)』だけ、だったので(おいおい)、私たち姉妹もそれで遊びました。続編が出ればそれを。そして父はハンドルを買って椅子も用意してですねぇ……。そりゃあもう、GTにハマッていたのです。そして段々と揃えられていく『頭文字D(しげの秀一/講談社)』……。あれ、完結しましたね。全48巻。分厚いから、そんなに巻数少なかったっけって思いました。
私は『ぷよぷよSUN(決定版)(2003年SEGA)』『わくぷよダンジョン(決定版)(1999年SEGA)』『シャイニング・フォース ネオ(2005年SEGA)』『コラムスクラウン(2001年SEGA)』はやりこんだと思う。わくぷよダンジョンは何周もプレイしたし。シャイニングフォースはこれ以外のシステムもキャラも気に食わなかったので、これ以外は遊ばなかった。ボス戦は逃げられないので、仲間を失い回復アイテムもなくして、必死でMP回復を唱えてハック&スラッシュしていたよなぁと思い出す……。もうあんなギリギリでプレイしたくないよ~。あれは敵が出たとき、相性のいい武器に瞬時に切り替えることによって優位性を見出していく良いゲームだった。キャラデザが西山優里子 先生だったし、曲もすごく良かったと思う。
乙女ゲーは、言うほどやってない。触るくらいで、ちゃんと全員クリアしたのは『遥かなる時空の中で4(2008年コーエー(ルビー・パーティー))』『遥かなる時空の中で5(2011年コーエーテクモゲームス(ルビー・パーティー))』だけなのだ。私が買ったのはこの二つだけだもの(威張ることじゃない)。4から声優シャッフル、5から総入れ替えで対応機種もPSPへ変わった。
そもそも、遥か自体、初代が売れたからと安易にパクッた2が、キャラもシステムも戦闘もクソで、よく3が出せたなと思うレベルだった。『アンジェリーク(1994年~コーエー(ルビー・パーティー))』のシリーズが強くなかったら、方向転換しててもおかしくないレベル。そして遥かは3で大ブレイクするのだ。パラレル歴史物語なので、多分、選んだ時代とキャラクターが良かった。特に敵側の平家のメンバーが素晴らしく、平 知盛のおかげで続編が出たといっても過言ではない。妹も彼にぞっこんで、私の推すキャラは「眼鏡だから」という理由だけでクリアすらされていない! 年下キャラだからという理由もあるんだろうなぁ、きっと。
4は多分、神話時代に話が飛んだのと、声優シャッフルのせいで不人気なんだと思うの。キャラソンも人気だったもんね。でも、あのシャッフルのおかげで声優さんたちの別の側面が見られて良かった。それに、シナリオもすごく良かったのだよ。3でも時空を越えてループするシステムが人気だったけど、この4でもそうだった。私の推しは慇懃無礼な腹黒い忠臣、柊。4にはひとりだけ「死にネタ」があったり、他を攻略してからじゃないとクリアできないキャラがいたりと、目を引く仕掛けもいっぱいあったんだ。
5? やったにはやったけど、キャラもシナリオもシステムもクソだったよ。声優は知らん。私はボイスを切ってプレイしてるからな。
そこそこ面白かったのは『世界樹の迷宮(2007年~アトラス)』シリーズ。でも、Ⅲまでしか追ってない。それ以降には魅力を感じなかった。『レイトン教授(2007年~レベルファイブ)』シリーズ。これも3まで……。いや、2がすっごく面白くてな? 映画も見に行ったのに、なんか期待はずれで……この話はやめようかな!
あとは『逆転裁判(2001年~カプコン)』、これは4まで遊んだけど、3までのものだったなと思う。『逆転検事(2009年カプコン)』は、なかなか良かったけど、ぶっちゃけミッちゃん人気のおかげだよね? これは2は買わなかった。『大・逆転裁判(2015年カプコン)』はなかなか良かったよ。EDでホロリときた。
そして『モンスターハンターポータブル 3rd(2010年カプコン)』はやり込んだ。むしろ、これ以降のモンハンはデジタル酔いのためにできなかったと言える。相方さんはひとり寂しくプレイ中だ。スマン。でもね~、私、『ドラゴンクエスト5(2004年スクウェアエニックス)』ですらダメだったから。ゼルダもポポロクロイスもダメだった。おえってなるんだ。
そうです、ドラクエもFFも触ったことないのだ。「オタクとしてこれだけはやっておけ」と言われたドラクエ。はじめてすぐ相方さんとタッチ交代であとは見てるだけ~(笑)。そして未だにクリアできないトルネコ。見てるだけ~。
フリーゲームも実はそんなに遊んでない『ひとかた』『ゾウディアック』『1999ChristmasEve』『クトゥルフの弔詞 夢声慟哭』『ディアボロの大冒険』くらいかな、面白かったのは。サークルの先輩たちが『首のない子の話』『包丁さんのうわさ』を教えてくれたり、『君の瞳はサンダーボルト殺人事件』で爆笑してたり。思えば、この頃に夜中にホラービデオ鑑賞会をしたり『かまいたちの夜(1994年チュンソフト)』をプレイしているのを眺めたりしていた。『弟切草(2001年)』はその関連でビデオを借りて見たんだった。先輩が私のベッドで寝てたり、反対に私が先輩の布団を借りたりなぁ。ゲームも色々やらせてもらった。『ひぐらしのなく頃に』や『Fate/stay night(2004年TYPE-MOON)』『処女はお姉さまに恋してる(2005年キャラメルBOX)』『つよきす(2005年きゃんでぃそふと)』とか……ロクなセンパイじゃねぇな、うん。
大学時代は十歳から友人と遊んでいたTRPGというゲームが、同好会サークルができるくらい全国にファンがいるものだと知ったときでもある。この頃のことは、内緒。見る人が見れば私が誰かすぐに分かっちゃうから。