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霊海の装飾師1

バームント諸島に広がる海はこの地を訪れる者たちにとってとても穏やかで絶景である。

「私は島の中でも奥地の育ちでね。海というものに憧れていたのよ。見えなければね」

セティは遠い目をして心獣丸から奴等(・・)を眺めていた。

「おいおい、見ろよセティ。あれが霊海カボチャガメ、こっちは巻尺昆布だ。トカゲ、引っかかるなよ」

「まったくよう、船使いの荒い奴だぜ」

手足で船を漕ぐモトロットがキョロキョロと霊海生物から進路を確保し進む。

幽体離脱者または、霊能力者(シャーマン)しか見ることができない海の奇怪な住人たちは、見えない者には無害であるが、そうでない者たちにとっては海難事故(・・・・)になりかねない。そのため、霊海(うみ)では目を合わさず話しかけないのが鉄則なのである。



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