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夏だ!水着だ!アジトだっ!

椰子みたいな木を組んだ独特の雰囲気の建物が浜辺に建っていたよ。故郷の海で似たようなモノを見たことはあるのだがコレはどうよ?


「よくこんなの作れたね」


「どうだ、完璧に海の家だろっ!」


健さんやドヤ顔やめぇ。


「ちゃんと男女別々のシャワー室と着替えをする部屋もあるんだぞ」


「寝るところは?」


ゴザを敷いた部屋にカヤを張ってその中で寝る」


普通そこは昼寝までだよね?


「モロコシとイカ、カンスイから作った焼きそばも仕込んであるぞ」


あ、カンスイは植物を燃やした灰を水でとかした上澄みがそうだっけ?。


どんだけ、手が込んでるかわからないけど…。



「塩作りにきたんですよね?」

「問題ないよ、離れた場所に塩田も作ったから、しばらくの間はここで遊んでいよう」


「…どんだけ」


ビート板にサーフボードはわかりけど浮き輪とイルカ(?)まで作ってあるとか…。


「ちゃんと三個作ったから全員で遊べるよ?」


イルカは三個いらんでしょう。いや、予備なの?


「ちなみにダッチワイフタイプもあるんだ」


「二人してなにやってんの」


そんなアイテムはネタだとしても呆れるしかない。向こうで未成年者が南国2〇号とか作ったらだめですよ。


「ちなみにこんなの…」


「見たくないわっ!!」


モザイクかかるわバカたれ共!

だけど言えることが一つだけある。これはもうアジトじゃないよ。


「そうだね、ここまでしっかり作ってあるなら看板でもつけようか?」


…海の家らしくね



「えーらっしゃいらっしゃい焼きたて焼きもろこしいかーすかー?」


ハケでトウモロコシにタレを付けながら溌剌とした声を上げているのは健。いや、客なんかこないからっ!そもそも、それを普通の人に聞かれたりしたらダメージでかいぞ健さんや。


「お嬢さん、太くて熱いの一本どうだい」


セクハラじゃー!


それはいいけど、何を塗ってんの?マジな話醤油みたいな匂いがするんだけど!?


「それ本物の醤油!?」

「いや、それがさセソと言う草燃やした後の灰が醤油みたいなにおいしたから気分だけでもと思って塩と灰を茹でてみた。」

醤油とは違ってやや香ばしすぎるのが特徴みたいですが、匂いはたしかにソレらしい。結果限りなく醤油に近い灰入り塩スープができたみたいだけど、灰汁アクではなくはいじるってソースになるのだろか?


でも、醤油みたいに発酵させてないから日持ちはしないんだろ。


…てかコレまんまカンスイそのものなんじゃないの?


妙なもん作ったなぁ

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