遺憾です・修正版
あと健さんやは妹とか年頃だとバレそな事口走らないでくださいな。
「なんで女だってバレてるんだ」
道端で会えばギョッとして固まるような姿しかさらしてないんだけど?
「いや、男なら遠目でもソコ見れば余裕でわかるよ」
おっぱい?でも、見ただけじゃわからないと思うんだ。
真一が指差したゆったりとしたローブを押し上げる脂肪の塊。
大きめなローブにして傍目に判別がつきにくくなるようになったつもりでいたんだけどダメか。
「あと声でわかるよ」
「矯正のしようもないか。」
素顔を晒さないだけでは色々無理があるかな。真一と話してる間にも治療士と健の問答は続いている。
なにやら、健が悪者扱いされ始めているんだけど“家族”っすよお姉さん。
調合をミスたのはオレって話からなんだけど、オレが体調を崩している事にスリかわってないか?
件の騎士様と会ったときにどす黒い顔をしていたと聞いた?
いや、あれメイクだからね?
「どうする?あのままだと中に押し入りそうな雰囲気なんだけど。」
真一が心底いやそうに言うのにはそれなりに理由がある。
治療士として抜擢される女性はそれなりの身分と熱狂的な信者である事が多い。
部屋に入れたが最後、延々と説法を聞かされ心付け(寄付)を要求するパターンをよく耳にするから、冒険者に近づく神官に善意なしと覚えている。
「とにかく、あなたがたは大丈夫なのはわかりましたからその妹さんに会わせなさい」
どうやら、治療士様は中にいる女の様子をしきりに気にしている模様です。
いやいや、具合悪くない人の様子を気にしてどうするのさ?
「いや、本人がいないんだが」
イッツ・ア・ティギッ。その通り流石はリーダーわかってるぅ。
―オレは穴掘って土の中にいる。
「そんなの男二人で男女男して言うことを聞かせているだけでしょう。」
男女男…なぶるですかね?
「結構過激な言葉使うね若いのに…。」
「意外と女尊男卑的な精神が強いのかな?」
そもそも気法師が治療系だから治療いらないんだよな?
「いっそ顔出した方がいい?」
「健が居ないって話した後ででてったらどんな嫌疑がかけられるか…」
そうだね。
今影ちゃんがでると外のに攫われそうでいやなんだけど。」
「なんか、保護区につれてかれそうな勢いだよね。」
「…それは恐ろしい」
捕鯨船の邪魔をするシーなんたらみたいなのはオレ嫌だよ。お姉さんも少し健の話を聞いてはくれまいか?
「いいですか、あなたがたが何処から来たかは知りませんがサンデックでは、年頃の女性は貴重なので体調管理も我々の仕事なのです。看ないと後で私が院長からお仕置きをされかれないのです。だから私に協力しなさい。」
お姉さん自分が可愛かったんか。
泣ける話やね?非常に分かり易く説明していただけましたが、要は治療士さんのフラグ回避のための診察ですな。
ああ、確かに若い娘って冒険者でも街娘でもあんまり見たことないけどなんか意味があるの?
「インドみたいな土地柄なのかな?」
「そんなに気にした事なかったけど何なんだろうね?」
因みに、今オレは地面の下にいる、穴を掘って蓋をして上で真一が横になっている訳だ。
そもそも、普通の女性と関わりたくない。
真正の男だから話題もいろいろかみ合わないからね。




