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泥パック♪・修正版

外にあるカマドの中から炭を掻き出して適当な泥と混ぜて顔に塗ります。


黒髪に白目部分がやたらと目立つ超ゴングロフェイスの怪しい人の完成。



「薬の効きすぎ?仕方ない伝えておきましょう」


風貌のおかげで医療ミスではなく人体実験だと疑われている気がしないでもないがとりあえずは休むだけの許可は貰えた。


「その顔に塗ってあるのは呪い(まじない)かなにかですか?」


「そんな所です。」


呪いと言うよりは願掛けだどー?


なんにしても身長差があるのに、そんなにフードの下の顔を覗き込もうとするのはやめてほしい。



フードを抑えて拒否りまする。


よるなさわるな優しくするなって思いをこめて作った泥炭パックなので、呪いと言っても間違いではないね。


ちなみにお歯黒です(爆)さらに顔に泥をかけて顔掛けなんてツマラナいギャグな。


なんにしても眉毛とかも黒だから、目元もわかりにくいし近寄りたくない姿にはなったね。



「あまり、見つめると目が瞑れますよ?」


「…………それは失礼」


いや、皮肉じゃなくて間近に来られるとオレの目が瞑れかねないからな。

責任者様とやらは、一言で言わせてもらえればプリンスそのもので、全体的に輝いちょる。


実際には上級貴族らしいんだけど詳しくは知らないからね、街を歩けば引く手数多である事は疑いようはない。

この顔を見て話をするならメジャーリーガーの目の下の黒ずみメイクがほしくなるんじゃね?

「法師であるなら術で治せないものですか?」



「薬のほうが効率がいい。」


神の奇跡(回復魔術)じゃないから、養分の補充してくれないけど、薬で済ませて処方ミスになったんじゃ意味がないってね。

騎士さんがその薬のせいでしょう?て言いたがってますな。


ははは。


「騎士団の治療士なら大丈夫ですか?」


「生憎わしらは無神論者です。」


だから神の奇跡は信じない。


「“わし”ですか…」


いやソコ食いつかないで?


宗教の神は信徒にのみ奇跡を授けるって信じられてて異なる者には奇跡を与えないというらしいのさ。魔法そのものにそんな力はないが、信仰を増やすのに独自の回復魔術を伝えている治癒術士が改宗を迫るのはよくある事である。


しかもそれなりのお布施を協会に支払う必要がある。


冒険者が騎士団の治療室を使わない理由がまさにそれだ。


「騎士団の方で治療費は負担しているのですが。」


「…夜までに治らなければお願いします。」


治療の後に「もし、アナタがどうしてもと言うのであればお気持ちだけで結構です」と言われれるにちがいないのだ。


貴族は毎年毎月お布施を払っているから、払えない側の感覚などわかるまい。


冒険者だと、治療後に財布の中から二枚だけ抜かれ、その二枚だけを返されて袋側をまるごと持ってかれるなんてあるらしいから、任務中の冒険者が宵越しの金を持ち歩かなくなるんだね。


現金を持ち歩くと盗賊に狙われるから冒険者は現金を持ち歩く事はしないらしいけど、めしかして《盗賊》って隠語があったりするんだろうか?


ちなみにうちは予定外の参加で結構な額を持ち歩いているから近寄りたくない。


―取られリュ


「そう言わずに、後ほど様子を見にいかせますよ。」


「結構です、さようなら!?」


親切なプリンスを振り切るように踵を返し走り出す。


本人に悪気はなかろうが、国家公認のカツアゲを紹介されたくはない。この世界に生きてると思うのだけど、金が力を持ちすぎているよ。


あるに越したことはないけど、上に行けば行くほど金がかかるみたいだし、ウチは最下層で金に拘らず自力でゆっくり生きたいよ。


出来たら貴族や商人の護衛任務なんかノーセンキュー。


言い掛かりつけられてパーティーメンバーが身売りされたなんて話も小説ではあったしにゃ?

―オレの偏見ですが何か?


金持ち共からダッシュで逃げろー!!

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