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いやもうね?・修正版

「ふう。…今日ばかりは二人に絶対に休んでもらいます。」


「し…しびれ薬か。」


「……(ピクピク)……」


中身の入った器を取り落とした二人の姿に安堵の息を漏らす。

ふう、うまくいった。


「どう…してこんなマネを。」

苦しげに問いかけてきたのは健、真一は痺れ薬のおかげで痙攣するばかり。


…分量間違えた?


「無傷で連日魔狼をしとめてる下位冒険者はウチだけだからです。」


「先に口でいえ…よ。」


「ぁあばばばば…。」


…健はともかく真一がヤバいっす、急いで万能薬を飲ませる。



「ご飯に混ぜモノはやっちゃいけないんだぞ?」


「許せ、これも全てオレたち全員のためなんだ。」


涙目で詰め寄る真一。わかってるこんな事は二度としないと思う。


ただでさえ、最近働き過ぎだからね無理矢理にでも休ませないと、手柄を立てた事になっちゃうよ。


うん、皆勤賞?だしケガはしないしもうそのあたりは手遅れなきがしないでもないけどさ。


「…とにかく、今日からでも手を抜かないと騎士団からスカウトが来る…かも。」


「「それじゃ、ちょっと派手に組み手してくる。」」


「無理だよ、とりあえず今日は伊達包帯まいて大人しくテントの中にいて。」


軟膏を染み込ませた布と包帯をポーチから取り出し二人に巻いていく。


健は右の二の腕と右の手の甲に、真一は頭と左の足の甲。


「やりたいことはわかるんだけど…。」


真一が言葉を濁す。

確かに、昨日の今日で不自然かもしれないが二人にそれらしい演技をしてもらうために軽く麻痺剤を混ぜてある。


「ちょいちょいちょいちょいっ影丞!薬の分量間違えてない!?なんだか足が痺れてきたんだけどっ!?」


「な…、ガマンだ真一」


おっかしいなぁ、一般人でも気づかないくらいの量しかまぜてないのに…。


「俺はなんともないけど、影丞マジでどんだけいれた」


健が不安そうに聞いてくるが、普通に痛み止め程度に混ぜてあるだけだもの、痺れるような効果がある方がおかしいハズなんだけど?


「あれも、酒飲みに麻酔が効かないみたいな奴の逆転バージョン」


「…それなら、おれもならなきゃおかしいんだが」



何気にオレの手にも包帯を巻きつけてみたりして確認してますがなんともないぞ。


あの原理が間違いじゃないとしても、酒飲まないから麻酔が効きまくるって事はないんだけどね。

異常耐性がおかしくなってマイナス補正でもかかってんのか真一は?


「…このまま、捻挫とかいえば良い言い訳にはなりそうだけどね」


ひょこたんひょこたんと軽快に歩いてみせながら真一はいうが歩くなよ。


「むしろ、素直に治療薬に失敗して行動が出来ないって伝えようか?」


それやるとリポリゲの売り上げに影響がでそ…。


けど、あれはたんなるついでだし、ギルドに完成品を卸したりしてないからその方向で行ってしまっていいのかな。


昨日、健がポーションを他人に売ってきたから買いたい人がコレを見て止めてくれればいい宣伝にもなる。


「…OK、それでいこう。」


「それはそれでやだなぁ。」


ウルサい、つべこべ言うな。

男は黙って女の言うこと聞けばいいんだって、ミリさんが言ってたんだからそれでいいだろ。

「それじゃ、行ってきます。」

理由を整理して、集合場所に向かうためにテントを後にする。


「おぉ、頼む。あまり影丞をいかせなくないけど」



健一言多いよ?



背中を見送った後、ある物が床に転がっている事に二人は気がついた。


「仮面…。」


「いや、もう無理だよ。」


解決されていない問題に気付き、orzのシルエットが二つできたと言う。



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