沖縄 流(4)
「取り敢えず、千葉ちゃんの捜索には広島風紀委員長、富山ちゃんの説得には新ちゃん、龍子ちゃんの捜索には群馬ちゃん、滋賀ちゃんの捜索には森の妖精さんを向かわせたから、今日はまあいいや〜。
日野プロデューサーは、今日はレフトチームのプロデュースをお願いね!」
ニコニコ笑顔の沖縄総監督。
対して俺はハーフパンツのポケットに入れた写真を両手でガッチリガードの姿勢。
「…そんな警戒しなくても大丈夫だよ!」
沖縄総監督は右手の人差し指をそっと顎に添えて、ひと言。
「それ、コピーやバックアップもあるから♪ 捨てちゃっても大丈夫だよ!」
「((((;゜Д゜)))))))」
コレはイジメだ、恐喝だ、犯罪だ、あってはならない事だ。
何と言う事だろうか。
日野本太郎のプライベートは、アイデンティティは、大事な大事な大切なモノは、全てこの全世界へと、流れ出る直前の状態にある事を沖縄総監督は…そう言ったのだっ。
「ああ…あぁっ! ああぁぁっ!」
「本太郎がガチ泣きしてる…な、何の写真を見せられたの…」
外野からケヤキの声が聞こえた気がした。
しかし今はそれどころじゃない。
この写真はガチでダメなヤツだ。
本当ダメなヤツだ。
だってダメだもん。お家の中での俺の写真だもん。
いろいろと、見せられないよ! な姿の写真だもん!
「じゃ、日野プロデューサ〜♪ 今後ともプロデュース、宜しくね☆」
可愛くウィンクを決め、沖縄総監督は1人校舎内へ戻って行ってしまった。
「ああっ! ああ…ぁ…っ!」
床に膝を着き。
その場に崩れ落ちる、俺。
「何でっ、どうやって、ウチの中をっ」
天に仰ぐ。
神よ…何故…
「何か…話を聞いて察するに、沖縄先輩…結構犯罪まがいな事やってるっぽい?」
虚無の中に沈む俺に、そっと声を掛けてくれたのは南。
「ああっ…多分、多分これ訴えたら勝てるヤツやで…ホンマに」
「本太郎くん…なんか言葉が大阪さんみたいになってるよ…」
「アカン、アカンでコレは…」
沖縄先輩は、多分俺が万が一プロデュースに失敗したり、ダンスライブが不発に終わろうとも、きっとあの写真を世に流したり、所謂粛清って行為は行わないと思う。
あの人は、自由きままに、面白い事を第一に行動している。
が、絶対に行きすぎた事はしない。
これは断言出来る。
まぁ家の中の盗撮自体、犯罪行動だし行き過ぎた行為だが。
多分実際コピーやバックアップは無く、このポケットの写真1枚だけで、他人にも絶対写真の内容の件は言わないと思う。
だが、だが、
「女の子に見せたらアカン写真なんやで! それをまさに女の子の沖縄はんに見られてもうて、もうワイアカンやん!」
「本太郎くん? 気を確かに!」
思いの外長引きを見せている体育祭編もまだまだ序盤(まだ序盤…)ですが、次回の掲載を終えたら…47の少女たち、また暫く休載を致します。
本当にスミマセン。本当に本当にごめんなさい。
本当の本当の本当に申し訳ございません…
前回みたいに2年も空く、なんてことは絶対にしないつもりでいますが、どのくらい間が空くのかは定かにならぬ現状です。
て、休載前最後の更新となる次回、出来たら年内には掲載…予定なので、よろしくお願いします。




