日野 本太郎(1)
サブタイトルが都道府県ガールズの名前ではなく、本太郎だった場合は番外編を意味しています。
って事で今回は初の番外編。
5日も経ちましたが、ハロウィンイベントな番外編です!
10月31日。
言わずと知れた、ハロウィンの日。
カボチャ、魔女、お菓子…様々なイベントが連なる今日、
都道府県学園の生徒達も、各々にハロウィンを楽しんでおり…
ハロウィン番外編
『埼玉県の場合』
「何で私の仮装は塗り壁なのよ…」
ケヤキのハロウィンの仮装は妖怪の塗り壁。
「アレだよきっと。ほら、アレだよ」
俺、日野本太郎としては、何と言うか、その…心当たりは胸部にあり。
「…何か嫌味を感じる」
「まーまーケヤキ! ほら、塗り壁だって捨てたもんじゃないぞ。何てったって凹凸が無い。つまり、人でごった返してる場所でも何につまづく事もなく安全に…」
「それが嫌味だって言ってるんでしょ! あとケヤキって言うな押し潰すよ!!」
『千葉県の場合』
「ハロウィンと言ったら何と言っても、夢の国遊園地でのハロウィンパレード! 本太郎も見に行くわよね⁉︎」
「いや今回は学園内でのイベントだから。夢の国遊園地は行かないよ…」
千葉ちゃんはムっとした顔で浦安の方を向く。
「何でよ! ハロウィンって言ったらパレードでしょ! ネズミさんがアタシを待ってるの!」
「いやだから、今回は…」
「11月1日からはもうクリスマスムードになっちゃうの! 今しかないのよ!」
「いや知らないよ!」
『宮城県の場合』
「ハロウィンにはお菓子を、とよく言うが…私はあんまり甘味は好きではなくてな」
「とか言いながらずんだ餅は好きですよね宮城先輩」
宮城先輩はあまり甘味が好きではない。
が、派手なイベントとかは割と好きだったりする。
「お菓子はともかく、仮装は興味があるな」
「おお…い、意外ですね…」
「ふふっ、私だって一応女子高生だ。伊達者、と言われるような派手な仮装を…」
で、
「どうだ! まさに伊達者!」
真っ白い着物姿で現れた宮城先輩…って、
「それは切腹の時のっ!!?」
千葉ちゃんが浦安の方を向く中で、宮城先輩は小田原の方を見ていた…。
『滋賀県の場合』
「おっ…え? い、伊吹のその仮装って…何?」
「……観光大使の…コスプレ?」
それはまさに、台風の日にみんながやる…あのアーティストの…コスプレだった。
「マジか…女子にはエグいぞその衣装…」
「私、生脚魅惑の…人魚だから」
「マーメイドな」
何でこっちに行っちゃったかなー
まだほら、有名なお城のマスコットなネコキャラとかいたのに…
「台風…来ないかな…」
「そんな…ホクホク顔で言われても…」
『岡山県の場合』
「アタシはお菓子じゃなくて、きびだんごをみんなに配るよー!」
桃子は上機嫌で子供達にきびだんごを配る。
「まあ…見方によっちゃ団子も菓子…和菓子って言うのかな」
「ふっふっふ! 本太郎にもハイ、きびだんごあげちゃうよ!」
「お、おう。サンキュー」
ひと口齧る。
味が…無かった…
「よぉし! きびだんご食べたら、魔女退治に出発だよー!」
「えっ?」
「魔女が島って何処にあるのかな? ねぇ本太郎?」
「ハロウィンは収穫祭! 鬼退治は違うからね⁉︎」
「いや、倒すべくは魔女だよ?」
『鹿児島県の場合』
「宙は…何のコスプレしてるのそれ?」
「これか?…砂掛けババアだよ」
何で!!?
「いいかい本太郎。10月31日ってもう夜は肌寒いし、冬の入口みたいなものだ」
「お、おう?」
「仮装が終わった後は…この砂で砂風呂して温まろう」
「指宿か!!?」
変なツッコミが出てしまった。
無理やり過ぎるだろこのボケ。
「温まった後はカボチャのスープ…も良いけれど、焼き芋も良いよね」
「とことん和風だな、西洋な感じ0だな」
「まぁね。…しかし、やっぱりもう11月。夜の星がくっきり見えるよ」
「……そうだけどさ(話逸らしやがったな)」
「寒くもなってきたね…どうかな、砂風呂?」
「こだわるなぁ〜」
『島根県の場合』
「ハロウィンだって恋愛ポイント満載なラブラブイベントなんですよ先輩!」
結ちゃんの仮装…仮装? まあ、
巫女さんの服を着ていた。
「宙同様和風感しか感じない…」
「いいんですよ、仮装なら何でも。それよりも先輩! お菓子下さい!」
「ああ、トリック ア トリートって奴か」
うーむ…
今お菓子持って無いんだよな…
「お菓子くれなきゃイタズラ…はしませんけど、ご褒美はあげますよ!」
「なっ…新しいパターン⁉︎」
ご褒美…ちょっと待てよ?
さっき結ちゃんは、ハロウィンだって恋愛ポイント満載なラブラブイベント、って言っていた。
ラブラブイベント…ご褒美…これは期待していいのか!!?
あっ…さっき桃子から貰ったきびだんごの余りがあった!
「これでいいか? 和菓子、和菓子だから」
「必死ですね先輩。分かりました、ではご褒美をあげます!」
「よし来い!」
さあ何が来る⁉︎
「はい、ではご褒美…お菓子のお礼に、銀をあげちゃいます!」
「…えっ?」
ぎ、銀? 銀塊!!?
ま、まあ嬉しいけど…
「因みにその銀、石見産です!」
「そう来たかーっ!」
ってかラブラブイベントは?
『高知県の場合』
「お菓子くれなきゃイタズラする…ってなんてヒデェ奴なんだ! アタシが制裁してくる」
「待って、高知先輩待って!」
ハロウィンに対する概念の問題。
「止めるな日野! アタシは…アタシの道を行く。非道なヤツらは許さねぇ。菓子とは言え恐喝とか、子供達の事を考えたら絶対に…許さん」
「いやその子供達がね、お菓子をねだるの。そういうイベントなんですよ落ち着いて!」
高らかに拳を掲げる高知先輩。
説得には1時間も掛かりました。
本来だったら10月31日に掲載予定でしたが、高知先輩の話が思いの外長引き、かつ高知先輩のネタが本編の高知龍子(4)の後の方がしっくり来る、
って事で止む無くタイミングをズラしました。
次回より通常回に戻ります。
高知先輩の恋の話…に見せかけた、島根ちゃん回です。




