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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

【日記】誰か殺してくんねえかなぁ

作者: 松尾 愛

書き殴りなので、起承転結は薄いと思うし、感情むき出しだから読みにくいと思います。

 今日久しぶりに小学校のメンツで集まった。

 楽しかった。

 小学生の頃のガキ大将と親友とゆるキャラと俺。途中参加のおもろい女子1名。計5名。

 当時からは考えられないメンツだ。

 みんな別々のグループだった。

 タイプも全くバラバラのみんな。

 ゆるキャラが唐突にこのメンバーで集まろうと言い出した時は正気を疑ったほどだ。

 それでも楽しかった。だべっていただけだが、本当に楽しかったんだ。途中までは……。


 昔、もう本人は覚えてないかもしれないほど昔、最低なことをした俺をガキ大将は幼なじみだと言ってくれた。


 親友は今でも毎週会うし、ゆるキャラはたまにだけどばったり会ったら喋る。


 女子も最近はあまり遊ばないが、中学、高校の頃はよく遊んでいた。


 もうみんな19歳で、大学1年生の歳だ。

 俺は高校留年してるけど、みんなはそんなこと同情するどころか、なんとも思ってないようないいヤツらだ。

 とても俺には似合わない優しい奴らで、俺が蔑んでいいような人達ではない。


 それなのに今日、俺は1人嫌いになった。




 そいつは、俺が何しても助けてくれる。

 勉強も教えてくれた。急に遊びに誘ってもすぐ来てくれた。俺のくだらない自慢話にも付き合ってくれた。

 良いところを数えたらキリがない。


 けど、そいつが俺の初恋で、初失恋で、今も好きな相手と最近よくDMで話してると言い出した。

 初恋の子の名前が出ただけで泣きそうになった。

 みんなが楽しそうな中、1人笑えなかった。

 頑張って取り繕ったが、それでも上手く笑えてはいなかったと思う。


 そいつが、初恋の人と仲良くしている、話しいてる。それだけで、殺してやりたくなった。


 なんでこんなやつが。空気も読めない、自分語りしかしない。話もおもんない。そいつが登場しない思い出話をしても、まるでそいつはそこにいたかのように話に割り込んでくる。


 「あー、そんなこともあったなぁ」


 「俺その時なんかアレコレしてたわ」

(ちょっと何言ってたか覚えてないし話が長くなるからアレコレで省略)


 《知らねえよ。 お前そこ居なかったやんけ。

 知ったふうにするな。》


 頑張って話に乗ろうとしてくれていただけなのかもしれない。

 みんなを楽しませようとしていたのかもしれない。

 でも、『初恋の人と仲良くしている』。それを知っただけで、知った途端、今まで流せていたものが急に許せなくなった。


 《憎たらしい。ふざけるな。ゴミカスが。死んでしまえ。お前なんていなければ良かった。》


 それまで友達だと思っていた。

 思うところはあるが、嫌な奴ではない。悪い奴ではない。だから多少人付き合いが下手なくらい許せる。

 そう思っていたのが、一瞬で崩れた。

 或いは、自分にそう言い聞かせていただけなのかもしれない、心の底では嫌いだったかもしれない。だが、その時明確に嫌いだと思った。


 その瞬間にはもう、目の前にいるやつは友達ではなく、敵へと、嫌いな奴へと変わった。


 俺は初恋の人からはもう縁を切られている。詳細は話が長くなるので言わないが、半年ほど前に絶縁状態となった。


 だが、今も忘れられない。夢にもよく出てくるし、事ある毎に考えてしまう。

 誤魔化すために、暇な時は常に音楽を流し、酒を飲み、タバコを吸う。

 そんなゴミみたいな毎日だ。


 唯一愛おしいと思った相手を取られた。そんな気持ちになっていた。

 実際には付き合ってもないから取られた訳でもないし、俺が一方的に愛をぶつけていただけだったが、俺はまるで自分の物を取られたかのような気がした。


 嫌いだ。自分はあまり人のことを嫌うことはないと思っているつもりだが、そいつのことは、嫌いだ。


 だが、ふと俯瞰して考えた時、誰も悪くはないなと思った。

 他人事なら、考えなくてもわかる。

 そいつはただ、仲良くしただけなのだ。

 付き合っている訳でもない。

 初恋の人を傷つけた訳でもないし、俺に意地悪をしたかった訳でもない。

 そんなやつを嫌いになった。許せなくなった。殺したくなった。


 そんな自分が嫌になる。

 初恋の人に絶縁されて当然だ。こんなクズ。


 縁を切られてからのことにはなるが、未成年のくせにタバコを吸い始めてイキって、よく知りもしない女で童貞も捨て、寂しさを埋めるように、女にだらしなく日々を生きている。


 どこに出しても恥ずかしいクズ野郎じゃないか俺は。


 そんな俺を友達だと言ってくれるやつを俺は嫌いだと思ったのだ。

 自分が嫌になる。

 そんな自分に死ぬ度胸もないくせに死にたいと思い、誰かに殺して欲しいと思っている。

 できることなら全てやり直したいとも。


 初恋の人の話を聞いたあと、特にそいつとの間で何が起こった訳じゃないが、そいつが鬱陶しくて仕方なかった。


 鬱陶しい、でも悪くない、他責する自分が嫌になる、死にたい。

 その繰り返しだ。


 縁を切られているのだからやり直すことも出来ない。


 もうどうすればいいか分からない。


 飲んだ勢いでこうやって書き殴ることしかできない。


 俺は俺が1番嫌いだ。


 自殺するほどの根性もないので、誰か殺してください。



 ご連絡お待ちしております。

 ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

 また会いましょう。

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― 新着の感想 ―
想いを寄せる方との絶縁を経験され、それを反動にして文を綴るあなた様は精神的に参りながらも強さを探しているように思えます 他者への罵詈雑言と思われる書き方ですが気持ちの矛先は本当は全てご自身へ向いておら…
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