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【第12章】あなたに帰れない
――ダブラーの店は今日も賑わっていました。アルダスは窓の外から、店内の様子をこっそりと覗いています。カウンターでは、ダブラーとクォークが仲睦まじく、客を捌いていました。
「ダブラー様、さすがですね」
「おぅ、おめぇさんのおかげだ」
二人の笑い声が心地良いハーモニーのように聞こえてきます。
「……弟子がいるのも悪くないものだな」
アルダスが呟いた言葉は、誰が相槌を打つこともなく、風がさらっていきました。
『アルダスとダブラー:二人の錬金術師』第10章より




