言ったはずだぜ?あんたの相手は俺だとな?
アクトとモリンが闘い始めたと同時に他の三人……特にシャルラがいきなり大技を使って来やがった。
頭が良いあんたの事だ。
王子達を潰しに来た事くらい予測済みだ。
『良いか?メイビスト、お前はシャルラを抑えることだけ考えろ』
体術専門の俺が、わざと関節剣
を使っているのも全てこの為だ。
……やっぱりすげぇな……、ナツノの伯父さんは全て読んでたんだな……。
ルーベンス様と俺は視線だけで互いに頷き合うと、俺は走り出して高く飛んだ。
関節剣の刃に俺は魔力を一気に纏わせ、シャルラが大技を放つと同時に俺も大技を放つ。
「ハーランド流暗剣術乱暴風!!」
叫んだ俺の大技と、シャルラの大技が相殺して同時に着地する。
「ちいっ!!」
走り去って行く王子達を見てシャルラは舌打ちした。
「……つくづく、君は邪魔をしてくれますね?」
珍しく、シャルラは感情を剥き出しにして毒付く。
「言ったはずだぜ?あんたの相手は俺だとな?」
だから笑って俺は返すと、関節剣を構え直す。
「そうですか……ならばやはり、君には消えて貰いましょうか?」
「やれるものならやってみな?あんたを返り討ちにしてやんよ」
シャルラと俺は互いに言い合うと、同時に走り出すのだった。
近くに居すぎて失って初めて分かる虚しさ。
「満、もしさ……俺に何かあった時は明を頼むな?」
「嫌ですね、縁起でもない事を言わないで下さいよ」
「はは、すまねえな。忘れてくれ」
……それが親友との別れだと知らずに……
翌日再会した時は、変わり果てた姿になって居ました。
犯人を恨み、探しだして私は殺すために技を極めた。
そう、君の復讐を果たすために……




