俺は相棒を信じるぜ
「……ヒイロ、任せても良いか?」
「何を?って今更聞いても仕方無いですね」
俺の言葉にヒイロは思わず苦笑する。
「正直、アルカナディア相手に何処までやれるのか分かりませんが、エリオット様に何かあったから聖木魔法があちこちに出てるのだと思います。此処は何としても俺達が突破口を開いてシリウス様達を行かせますよ」
自信ありげに笑ってヒイロは俺に答えると、剣を引き抜いて構える。
「中々言ってくれるじゃねーの?いつもは真っ先に俺を止める癖にさ」
ジト目で俺はヒイロを見ると、軽く肩を竦めた。
「それは貴方が馬鹿をやらかすからでしょうが。俺だって話し合いとか、平和的な方法で解決したかったです。それが不可能な以上、衝突は避けれませんからね」
苦笑してヒイロは呆れた顔をしつつも、俺に頷いて小言を言う。
「はははっ!!俺は兄弟の中でも先陣切る立場だからな!!だからこそ、背中や後ろをヒイロに任せられる」
「副官として貴方の背を守るのは当然ですよ。どうしようもないアホでも一応上官ですし、守るべき主ですし」
「言ってくれるな?いつも気弱なくせに」
「俺は温厚なだけです。他のナツノやアクト、メイビストが有り得ないくらい血気盛んなだけですよ」
俺とヒイロはいつもの言い合いをして笑い合った。
「俺は相棒を信じるぜ」
「お任せを、必ず先に行かせます」
表情を引き締めて俺とヒイロは言葉を交わし合い、前を見据える。
アニマルミニ劇場
メイビストと共に食堂に来た玉白は目の玉が飛び出た。
いや、飛び出るくらい驚きました。
食堂は大食堂と呼ぶ方がしっくりくる広さで、長テーブルが並び、それぞれの職業の方々が和気藹々と食事を楽しんでます。
奥には広い厨房があって、列に並んでカウンターから料理を受け取る様です。
「この食堂で料理作ってるのも、四大公爵の一族だぜ。王族や高位貴族の食事に万が一があっちゃ面目丸潰れだからな。ほら、何が食べたいんだ?」
メイビストは、小人様のメニューを見て玉白に聞きました。
「チビエマ王国黒ラーメンと、黒半チャーハン、黒餃子セットで!!」
「はいよ」
玉白が答えると、メイビストは注文してくれました。
実際に、チビエマ王国のラーメン屋に王宮の料理人が修行して免許皆伝した様です。
まさに料理人魂。




