お□ま△け
ルーベンスをどうにか宥めて俺達は4人の部下達と合流した。
あっ、メイビストとメイゼストが2人居るから正確には5人だな。
「メイゼスト、悪いけど君は置いてきたハウザーの元へ行ってくれないかな?フレイムチェーンでグルグルにしてるから床に転がっているんだ」
爽やかな笑顔でルーベンスがメイゼストに命じる。
「承知致しました」
恭しくメイゼストは返事をすると、音もなくその場から姿を消した。
うん、メイゼストはルーベンスにツッコミ入れずに我慢して行ったな。
訳分からないのに素直に動いたメイゼストは偉い。
「さてと、そんじゃエリクレアの元へ行くとしますか」
ヤル気満々に俺はポキポキと自分の手首を鳴らす。
「シリウス、お前が仕切るな」
レミオ兄貴に軽く起こられてしまう。
仕切りたかったんだから良いんじゃねえか。
ったく、レミオ兄貴のケチだぜ。
「……ねぇ、何か音しない?」
「……そう言えば……」
ルーベンスが気付いて辺りを見回し、メイビストも頷いてキョロキョロと見回す。
「…ずずずって……地響き?」
「いや、……これは違う……」
ヒイロが目を丸くし、ナツノは冷や汗を掻いて目を細める。
「……近付いてきた」
「こっちに来ます!!」
クレイ兄貴が冷や汗を掻いて後ろに下がり、アクトが焦った顔をして叫ぶ。
派手な音と共に目の前の扉がぶち壊され、巨大な木の根が襲い掛かる。
「……はぁ?何だこれ……ちょっと!?」
「皆!!何とか避けろ!!」
俺が青ざめた顔をして後ろに下がり、レミオ兄貴が叫んだ所で俺達は木の根に飲み込まれるのだった。




