閑話主の秘剣4人衆
「エリクレア様も浅はかだよね。ルーベンスのガキに火を付けられるなんてさ。もっと上手く立ち回ってくれたら国王も僕達も動けたのに」
真っ暗な暗闇の中、笑みを浮かべるのは私達4人の中でも小柄な青年。
「後悔しても仕方ねえよ。王子達はエリクレア様の身を捕らえようと動く。俺達のやる事はエリクレア様を守る事だ」
壁に背を預けていた青年は苦笑して答えた。
「……俺も不安だけどさ……エリクシード様の身を守りたいから頑張る。エリクレア様とパトラを助ける」
不安そうに周りを見ながら、もう一人の青年は答える。
僅かな月明かりさえあれば、夜目が効く私達は互いを視認できた。
長いこの10年。
第一王子殿下の異変を知りつつも、部下に託してしまったのが全ての過ち。
エリクレア様とハウザー第5王子殿下の顔合わせの日。
エリクレア様が禁術を発動したあの日に狂った。
今はもう……嘆くのではなく動くしかない。
「シャルラ、早く行くぞ」
「出来れば王子のみ相手にしたいからさ、部下は部下達に任せるしかないよね?」
「……頑張る……」
3人がそれぞれ動き始め私も立ち上がる。
「私達はエリクシード国王陛下を守る【主の秘剣4人衆】です。その名は飾りなどでは有りませんよ。この力を思う存分に見せ付けましょう」
「「「おうっ!!」」」
私の言葉に3人は返事を返し、私達は部屋から出た。




