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アニマル天国~転生した最強王子は我が道を突き進む~  作者: 玉白美琴
第一章僕の選ぶ道。
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前公爵マゼルキスの感想

私は前ハーランド公爵マゼルキス。


王国の闇を束ねし一族の長。


次男のやらかしや不始末は王家への反逆。


許しがたい!!忠義があっても反王家派に近づき演技したなどと誰が分かるか!?そんなもん!!


先程、一族の連座が決まったのでこうして共に処刑されに来た。


……いや、10年前に一度死んでるしまた死ねるのかは分からんがね?


そうこうしていると、天井に小さな穴が開いたかと思えば……


何と殿下達と、何故か親友がエリオット様と共に現れたではないか。


いやね、城内パニックになっていたのは知っていたが、次男の事件で我々は謹慎していて詳しく知らなかった。


……もう一度言おう!!何じゃこりゃ!?


おっと……親友がエリオット様を掴んで何とか地下へ着地した。


親友は文官のトップだから肉体系じゃない。


無理をしてぎっくり腰になって夜の仕事に響かないと良いが……。


まあ、優秀な嫡男のアラトと、真面目な次男のアラタが居るし大丈夫だろう。


うちの好戦的な嫡男のメイビストや、やらかした次男のメイゼストと比べたら親友が羨ましいな。


とかいろいろ考えて、ハイハイ歩きをするエリオット様にまたもやギョッとしてオロオロする私だった。


「だぁ……」


エリオット様は自害した私の愚息メイゼストの死体を見て、格子越しに立ち止まると、突然大粒の涙を流された!?


「くうん」


「わん……」


「きゅん……」


「ギャウ……」


慌て殿下達がエリオット様をお慰めに。


あっ……親友の翼でシリウス様がエリオット様の目をゴシゴシされた!?


もふもふですが、羽根に一応骨あるし痛くないのだろうか?


あぁ……他の殿下達にボカスカ叩かれている。


おっ、エリオット様が泣き止まれたのたのか?


……ん?……エリオット様?


格子なんか小さい手で掴んで……大変だ!!怪我でもされたら……


って……は?


えぇぇ~!?


私は目を丸く見開いた。


エリオット様が簡単に格子を曲げたからだ。


製作者の我が妻が固まってる。


ん?今度はメイゼストの心臓にエリオット様が手を?


次の瞬間、目映い光が私達の視界を覆うのだった。



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