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アニマル天国~転生した最強王子は我が道を突き進む~  作者: 玉白美琴
プロローグの章
2/62

死からの転生

暗闇の中から光を感じた僕が目を開けると、美しい女性が僕を見詰めていた。


桃色の長い髪は三つ編みにされていて、肌や額は若干汗ばんでいるけど、女性は僕を優しく抱き締めている。


「……私の可愛い坊や、産まれて来てくれてありがとう」


僕の額に女性は口付けをして微笑む。


……は?……産まれて来た?……僕が?


訳が分からない僕は目だけ動かして自分の身体を見た。


小さな手、小さな足、高級そうな毛布に包まれているのを確認して僕は絶望する。


……もしかして……僕は……生まれ変わった!?


僕は直ぐに理解できなかった。


死んで直ぐ生まれ変わるなんて有り得ないから……


「エリクレア!!」


部屋のドアを勢い良く開けて男性が入って来た。


金に近い白髪の髪、やたらと豪華そうな服と赤いマントを靡かせ、整った顔立ちの青年が僕と女性に駆け寄る。


「ハウザー、喜んで?男の子よ」


女性は笑って僕を青年に見せた。


「……でかしたぞ!!」


涙を浮かべて青年は僕を見詰める。


「貴方に似て優しそうだわ。名前は貴方が決めて頂戴」


「……そうだな、この子は……エリオット。エリオットと名付けよう」


女性と青年は幸せそうに微笑むと、僕を優しく抱き締めた。


これが父ハウザーと、母エリクレアとの出会いだった。



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