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ぷつぷつ 序章
始めは小さな物だった。
妻戸の脇の柱に、何か小さな塊があった。
夢の中の私は寝床からそれを見ていた。
何だろう?
必死に目を凝らして見ているのだが、それが何なのかは分からない。
とても、小さいのだ。
でも、確かにそこにあってとても気になる。
私はまんじりともせずそれを見つめ続ける。
そして、朝、目を覚ました。
次の日も同じ夢を見た。
柱にはまた何かある。
私は目を凝らしてそれを見た。
昨日より、それは大きくなった気がする。
ぷつぷつ、ぷつぷつ、それはぷつぷつしていた。
小さなぷつぷつとしたものが、集まって少しづつ大きくなっている。
気持ち悪い。
そう思ったが、目が離せない。
私は嫌々ながらその塊を見つめ続けた。
そして、朝、目を覚ました。




