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スケバンの憂鬱(第1話)

~百合注意~

(乙女ゲーム異世界転生物)


☆スケバンが悪役令嬢に転生してもやっぱり無双する件☆


~第1話~


世界最強と呼ばれたスケバンがいた。


ヤンキーや不良の男の子や女の子を束ねて


グループの規模は、千人以上と言われていて


政治家やヤクザや警察にも繋がりがあり


この国を裏から操っているとまで言われていて


スケバンの強さは、1時間で千人を倒した事があると噂されるほど強かった。


そのスケバンの赤髪は、人々の血を吸ってその様になったとも言われていて


はむかう者には、家族まで制裁をくだすとまで言われていた。


その伝説のスケバンの名前は、紅 昌(くれない あきら)。


世界……いや、歴史の中で最強のスケバンだ。


昌の事をみんなこう言う紅の悪魔だと……



あたしは、街の中を1人で歩いていた。


「く、紅の悪魔だ、目を会わせたら殺されるぞ!」



あたしの姿を見た高校生ぐらいの男の子は、慌てて逃げたした。



『…………』



「いやーー、死にたくない!?」



あたしの姿を見た中学生くらいの女の子は、怖がってしゃがみこんだ。



『どうしてこうなったのかな……?』



「す、すいません、通行の邪魔をしてしまいまして直ぐに退きます!


ですから命をとならないで下さい!!」



あたしの前を歩いていた高校生ぐらいの男性は、慌てて端っこに移動して頭を下げて謝った。



『あたしは、スケバンとかになりたくなかったのに!?


周りが勝手に決めただけだよ!?』



「ひーー!?


殺されるーー!?


助けてーー!?」



サラリーマンの30代くらいの男性は、あたしの姿を見て慌てて逃げ出した。



『警察や政治家やヤクザに繋がりがあるって言ってもただ道を聞かれたところを見られて勘違いされただけだし……


はむかう者には、家族まで制裁をくだすと言うのも喧嘩で大怪我させた方達の家族に謝りに行っただけ出し……』



「うえーーん、怖いよーー!?」



小学生くらいの男の子は、あたしの姿を見ただけで涙を流して泣いた。



『確かに千人倒したのは、本当だけれども……


あれは、友達が傷つけられたつい血が上って我を忘れてついやってしまっただけだし……


やっぱり直ぐに血が上るのは、良くないよね』




「ひ、ひーーー!?」



高校生ぐらいのヤンキーの男性は、あたしの姿を見ただけで泡を吹いて倒れて気絶をした。



『あたしは、お花を育てたり、動物を可愛がったり、刺繍をしたり、料理をしたり、少女漫画を読んだり、乙女ゲームをしたり、可愛らしい洋服を着たり、普通の恋がしたいだけなんだよ!!


あたしは、普通の女の子みたいに過ごしたいだけなんだよ!!


産まれ変わったら絶対女の子みたいな生活をするんだからね!!』



私は、産まれ変わったら絶対女の子みたいな生活をする事を心に誓った。



ーTo Be Continuedー

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