表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/10

10話 次のダンジョンへ

 次のダンジョンは、ゴブリンの洞窟より少し遠くにある。

 風の洞窟というダンジョンだ。


 名前の通り風が吹いていて、突風が吹く場所もあるので、吹き飛ばされないよう注意したい。


 このダンジョンの鉱石は、ゴブリンの洞窟同様、鉄の奴しかないが、他に金を稼ぐ方法がある。


 隠し部屋があってそこに行くと、宝箱があり、中には宝石が入っている。

 序盤の金稼ぎには持って来いだ。


 それ以外にも、この洞窟に出てくる風の精霊って、モンスターが結構いいものをドロップする。

 そこそこ強いが、注意して戦えば問題ないだろう。


 それと、行く前に安い剣を買った。

 アイアンソードだ、100ゴールドで買った。


 防具は金が無かったので買わなかったが、なーに、防具なんか無くても、当たらなければどうということはない。


 ゴブリン達、二匹も連れて行く。

 やられてしまうかもしれないが、この2体のレベルは上げておきたい。


 ちなみにテイムされたモンスターは、やられた場合、モンスター小屋に戻る事になっている。

 テイムの魔法を使う事で、別の世界に戻らないようにしてるんだろうな。


 さて、風の洞窟に行くか。


 俺はゴブリン2匹を連れて、風の洞窟に向かった。




 ○




 風の洞窟は、森の中にある。


 入り口からすでに、ヒューヒューと音を立てながら、緩やかな風が吹いている。


 俺はゆっくりと中に入っていく。


 洞窟内は弱めの風が吹いている。

 風は少し冷たい。肌寒いが我慢して進む。


 この風の洞窟は、基本弱い風が吹いているのだが、たまに突風が吹くこともある。


 今はないが、深い穴が空いている、場所があるので注意が必要だ。


 ……つか、ここに来て気付いたんだが、穴に落ちたらどうなるんだろ?


 ゲームだった場合は、落ちたら落ちる前にいた場所に戻され、一定のダメージを受けるって感じだったが……


 まさか現実ならそんな事になるまい。


 落ちたら死ぬのか?

 もしくは、死ぬほど深い穴じゃないのか?


 分からないが、落ちてしまうのは避けたいな。


 それ位前に死ぬ危険があるのなら、一回戻った方がよくないか?


 まあでも、気をつけていけば落ちる事はないと思うし。


 今更戻るのもあれなんで、行くか。


「ゴブゴブ!」


 俺がそんな考え事をしていたら、ゴブリン達が騒ぎ出した。


 前の方から敵だ。


 風の精霊。

 風の洞窟に大量にいるモンスターだ。


 見かけは、半透明な緑色の鳥にのうな感じだ。


 風の魔法を放って攻撃してくる。


 当たれば痛いだろうが、避けるのはそこまで、難しくはない。

 俺は避けた……が、ゴブリンのゴブ太郎の方に当たった。


 一撃死はしなかったが、だいぶダメージを貰ったようだ。


 ゴブ太郎を……よくもやったなこの野郎!


 俺は剣を構え距離を詰め一気に攻撃する。


 近づくと風の精霊は攻撃パターンを変えてくる。

 羽で直接攻撃してくるようになる。


 俺は攻撃をよく見て避ける。

 避けた後、攻撃する。


 俺は剣術スキルがあまり高くないため、そこまでダメージは出ないが、8回くらい攻撃を入れた所で、風の精霊を倒すことに成功した。


 ドロップアイテムが落ちる。


 半透明で緑色のゴツゴツした石をドロップした。


 これは風の結晶。

 結構高く売れるアイテムだ。売る以外にも武器や防具を作ったりする為の材料に使える。


 俺は風結晶を拾ってポーチに入れた。


 さて、ゴブ太郎だが……


「ゴブゥ……」


 だいぶきつそうだ。

 一旦戻るか?


「ゴブ……ゴブゴブ!」


 俺が迷っていると、それを察したのか、ゴブ太郎はまだ行けると主張した。


 うーん、どうするか。


 回復ポーションとか持ってないし、買っておけばよかったな。


 あーでも、そうだ。

 この洞窟には回復魔法、《ヒーリング》の魔法の実があるんだった。


 そこまで、なるべく敵に出会わないように、行けばいいか。


 俺は少し身をかがめて、敵に見つからないよう、コソコソと歩き出した。







ここまで読んでくれて、ありがとうございます。


面白い。

続きが気になる。

更新頑張れ。

少しでもそう思ってくださった方、

↓の方から評価、ブクマを入れて頂けると、すごく嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
個人ブログで、小説家になろうのランキング攻略法を記事にして投稿しました!
小説家になろう攻略法【初級編:小説の書き方】
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ