あとがき
※後編と同時に更新しています。先にそちらをお読みください。
以下、できれば読んで欲しいですが読み飛ばし可。
初めましての方は初めまして。そしてこんにちは、月詠舞夜です。
今回が初めて完結まで持っていった作品になりますが……うん、まぁ、短ければなんとか完結させられるものなんですね。
ちなみに最初はふつーにTSもので書くつもりでした。どうしてこうなった……?
まぁなかなかに楽しいキャラ達になったので、結果的には正解だったと思います。皆様はどうでしたでしょうか? 楽しんで頂ければ幸いです。
では以下、少しばかり設定紹介をば。
◆色神佳織(主人公)
攻勢魔法科一年D組。概念魔法専攻。不定魔法研究会所属。
前世の名は佐上薫。前世では男勝りな性格とイケメンな容姿のせいで、尚人から男だと思われていた……と思っていたアホの子。ちなみに男子より女子にモテていた。かっけえ。
実は侯爵家の令嬢なので、悠斗と恋人のままでいるなら、これからがもっと大変だと思われる。
筋力値:6
体力値:8
器用値:15
頭脳値:18
幸運値:11
外見値:18
出自値:15
魔力値:18
戦闘値:13
合計:92+30(女神ボーナス)
◆香藤悠斗(親友1)
近接武闘科一年A組。刀術専攻。古代冒険者研究会所属。
前世の名は鹿嶋尚人。前世でモテなかったのはデリカシーに欠ける発言と、近くにイケメン(女)がいたから。……実はクラスの腐ったお方達にネタに使われていた。
出自値がほぼ平均値なので、平民として生まれた。刀は近くに住んでいた年齢不詳の銀髪美少女吸血姫から教えてもらった。その時、銀髪美少女吸血姫と同棲している赤髪美少女天魔に魔法の素質を見て貰ったが、「パーペキ適性無いよ」と言われ、魔法剣士の道は諦めた。ある意味凄い人生を送っている人。
なお、ステータスに関係なく運が良い謎の素質を持っている。
筋力値:13
体力値:13
器用値:11
頭脳値:5
幸運値:8
外見値:10
出自値:10
魔力値:1
戦闘値:18
合計:94-5(女神ボーナス?)
◆相原由乃(親友2)
間接武闘科一年C組。弓術専攻。斥候の未来研究会所属。
佳織の親友。実は佳織が侯爵家の令嬢だと知らない。ただ、上品な所作から貴族階級にある人物ではないかと疑っているが、時折見せる雑な態度に「やっぱ違うわ」と考えている。
両親がかなり有名な探索者で、それに憧れているところもあり、探索者を目指している。なお、彼女の両親は学園長の弟子なので、彼女本人も学園長に何度か会ったことがある。……ちなみに学園長とは、新入生演武会で解説をしていた人達の片割れである。
魔法の適性は並みだが、弓術はかなりのものなので、合わせて魔法の矢でも放つとたぶん超強い。
時折見せる邪悪な思考は、味方に対しては発揮しないので安心安心……はできない気がする。
筋力値:11
体力値:9
器用値:16
頭脳値:14
幸運値:9
外見値:16
出自値:11
魔力値:8
戦闘値:14
合計:108
◆西村晄大(上級生)
診療魔法科二年F組。魔法薬専攻。魔法薬品研究会所属。
結局悪事も表沙汰にならず、そのまま放って置かれた残念なボンボン。まぁ表沙汰になった場合、侯爵家の令嬢が受けるテストに対して不正に干渉したことになるので、彼は勘当のうえ退学……或いはそれ以上の罰を受ける可能性もあったから、今の状況は彼にとって幸いなのだが……まぁ本人がどう思っているかはこの際語るまい。
筋力値:8
体力値:7
器用値:14
頭脳値:10
幸運値:6
外見値:12
出自値:13
魔力値:11
戦闘値:5
合計:86
◆倉間愛花(晄大に絡まれていた女の子)
診療魔法科一年F組。現代魔法医療専攻。神代魔法医療研究会所属。
最初にちょろっと登場し、名前も出たけれど、結局本編には大きく関わることはなかった人。
実は医療魔法の天才児で、本来は医療魔法の研究者になる道を進む予定だったのだが、家が貧乏で爵位を維持するのにもやっとな状況の中、金の掛かる研究者を志すのは難しいので、学びながら『天魔の門』の向こうにいる魔物を狩って金が稼げる來典高校への入学を決めた。
新入生演武会でペアになった由乃とは名前を呼び合う仲になった。たぶんそのうち佳織とも仲良くなる。
筋力値:5
体力値:5
器用値:17
頭脳値:17
幸運値:11
外見値:15
出自値:11
魔力値:12
戦闘値:3
合計:96
◆文祐月希(晄大が口にした名前)
ぶっ壊れ性能の魔法薬を作り出した、高名な魔道士。名前だけ出てきた人。
実は名前を入れ替えると……。
◆『天魔の門』
かつて『天霊樹の迷宮』と呼ばれていた巨大な木の迷宮がとある天魔によって崩壊し、門だけが残ったのだが、その門が十年前から異なる階層にある世界と繋がってしまった。異世界にはかつて『天霊樹の迷宮』にいた魔物が住んでおり、また『天霊樹の迷宮』から発掘された超技術の塊である神魔造具が眠っているので、その探索のために門を潜って未知を発見する探索者を王国は送り出すようになったのである。來典高校が成立したのは、これが主な原因。
來典高校の生徒達は実習で入ることが許されており、また放課後の研究会や鍛錬を目的として入ることも学校から許可を貰えば可能。
◆魔法の種類
変熱魔法:熱を奪ったり与えたりして超常現象を引き起こす。炎出したり氷作ったりはこれ。
操作魔法:ものを動かしたり止めたりする。水操ったり強風起こしたり土の槍飛ばしたりはこれ。
概念魔法:概念そのものを扱う。『破壊』の概念でぶっ壊したり、『再生』の概念で傷を治したりと結構便利だが、滅茶苦茶難しいから専攻する奴は変態と呼ばれることもある。
不定魔法:まだ確立されていない魔法体系。雷とか重力とかはここに含まれる。なぜ前述の三つに振られていないかというと、思った以上に扱いが難しくて未だ自由に扱える者がいなかったため。……佳織はしれっと使っていたが。
◆雑談
ちなみにステータスの九つの項目とは、筋力値、体力値、器用値、頭脳値、幸運値、外見値、出自値、魔力値、戦闘値のことです。
戦闘値には魔法による戦闘も含まれるので、そちらに全然振らなくて魔力値と頭脳値を極振りにしても研究者にしかなれません。あと、ある程度戦闘値に左右されますが、剣の才能や槍の才能などといった細かいところはステータスでは決定されません。
なお、出自値十八は強豪国の王族のうち、王位継承権が上位の者として生まれます。
また、ステータスは潜在能力、或いは才能のようなものであって、決定的な能力値の指標ではないので、努力や魂に根付いた素質によって実際の能力は変わります。事実、悠斗は器用値が『ちょっと優秀』程度でも、刀を扱うために鍛えたので器用値十六程度の潜在能力を持つ人間と同等程度には器用に扱って見せますし。
↓私の他の小説を読んでいて、おや? と思った方へ。
女神「ぎゃああああまた私が設定した時間と違う時代に飛ばされてるぅぅうううっ!?」
死神「そんな遊び感覚で人を転生なんてさせるから、上の神が怒ったんだよ」
女神「遊びじゃないです研究ですう」
死神「なお悪いわ」




