きんがしんねんっ!
今回は座談会形式でほとんど会話文のみです。
反省はしているが後悔はしていない( ゜д゜)クワッ
十二月三十一日〜一月一日、博麗神社にて──。
一同『お正月明けましておめでとうございます!今年一年、どうぞよろしくお願いします!』
大和「いやぁ〜。今年一年、色々あったなぁ」
白界「そう……だね……」
終作「およ。白界クン、君、大和相手だとコミュ障が軽減されるんだネ」
黒「そうね」
大和「うわ! 出た!」
黒「失礼な奴ね。大丈夫、幻想郷は同性愛者にも優しいわよ。なんせ幻想郷の始まりは同性愛者どころか……」
大和「ストップ、ストーップ! そのナイーブなところ今日は踏み込むのやめとこうぜ!」
磔「そうだな。新年早々重い話になるし。ってか白界、反論しとかなくていいのか」
白界「あながち……間違いでも……ない」
白界以外「「「え」」」
白界「……冗談」
大和「なんだよ〜。よかった、マジでビビった」
終作「白界クンと大和の子供ができたらどんなになるかな〜っと」
大和「やめろよ!? 何してるんだよ!?」
終作「いやぁ。ただもしもの世界線から2人が結婚する世界を探してるだけだよ」
大和「もしもの世界で結婚するのか俺たち!?」
終作「まあ、2人の内の片方が女だったらって場合の世界もあるしね。あ、男同士でくっつく世界もあるよ?」
大和「やめろ!!」
磔「そういや、黒と嗣はあの後どこ行ったんだ? ふら〜っと来たと思ったらふら〜っと居なくなりやがって」
嗣「色々、準備をな。一応あの4人が混沌の元へ行った後にこっちはこっちで色々準備してたんだぜ。全部パーになったけどな」
磔「ああ、そりゃご愁傷様だ。アーサー達も、呼ばれるだけ呼ばれて出番がないのはちょっと可哀想だよな」
大和「そんなことよりテメェ来てたのかよ」
磔「大和、お前親の仇みたいな顔しなくても」
嗣「庇ってくれてるところ悪いが、似たようなもんだ」
磔「え、マジか。てことはお前ら、本当に悪い奴なのか?」
白界「嗣と黒……悪性の、塊……」
黒「まあ、そうね。否定はできないわ。今だって本当は次元の狭間に幽閉されてるしね」
磔「そりゃまた凄いな。何をやらかしたんだよ?」
嗣「色々な。まぁ改心しもしてねぇし、そもそも存在から悪そのもの、善なるものとは相容れないんなんだよ」
優一「どうでもいい! 飲もうぜ〜」
零「少年、やめてやれ。あいつ(大和)が凄い顔してこっちを睨んでる」
嗣「そうだな。俺らは帰らせてもら……」
黒「優一と言ったかしら。このお酒、相当な上物じゃない。あ゛〜幸せ」
嗣「呑まれてんじゃねェ!」
優一「おう、分かるか。こいつはこの家にあった最上級の酒だ」
大和「おい……優一、その酒今すぐ隠せ」
霊歌「わーたーしーのーおーさーけー!!」
アルマ「おい……霊歌ってこんなに酒癖悪かったか?」
パルスィ「そんなことないと思うけど……別の世界だからってのもあるんじゃない?」
霊歌「あんた! それわらしのおしゃけ! かえひなひゃい!」
優一「落ち着け……お、おいやめろ、揺さぶるな! ……うっぷ、やべ……」
大和「吐くな!」
海斗「お前らうるせー!!! 今良いところなんだから邪魔すんな!!」
白界「海斗……うるさい……」
終作「そーだそーだ! 今、有金全部掛けた花札対決中なんだから!」
桜「お雑煮とおせちが準備できたわよ〜」
一同『わ〜い!!』
吸「……あの」
神姫「ええ。言いたいことは分かります」
神姫&吸「「……カオスです……」」
優一「あ! 神姫さん! お酌してください!」
零「テメェ優一ぶっ殺されてぇかオラァ!!」
優一「望むところだこのチート野郎が!!」
終作「黙ってろチート兄弟!! 来い来い来い来い来い来い……きたっ!」
観客&終作『いのしかちょうー!!!』
長命「マジかよ!? なーんてな……残念こっちは……五光じゃァ!!」
観客&終作『な、なんだってーー!!??』
長命「おっしゃぁぁぁぁぁあ!!!」
終作「こいつ……ただもんじゃねぇ! 普通このタイミングで五光引くかよ!?」
長命「求めるものが何もないやつにゃあ花札は勝てねーよーだ!!」
終作「こんのクソガキィ……!! テメェにゃお年玉やらん!!」
長命「お年玉って俺、子供かよ!?」
桜「はぁ……色々凄いわね。吸、神姫、パルスィ、白刃。お風呂でも入りましょうか」
長命「俺も入るー!!」
長命以外「お前馬鹿だろ!?」
桜「……白刃?」
白刃「殿ぉ……むにゃむにゃ……」
桜「寝てるわね」
長命「ヤベェめっっっっちゃ可愛い!」
白刃「不届きものめ! 某が成敗してやる!」
長命「うぉっ!? 何この子寝たまま刀抜いて襲ってきたんだけど!? ごめ、ごめんって!」
白刃「うーん……ん? おはようございます。どうしたんですか、皆さん」
桜「お風呂に入ろうって話をしてたのよ。どうせこの世界も大浴場あるんでしょうし」
黒「あら、よく分かったわね」
桜「これでも霊斗とはちょっとした仲なのよ」
大和「霊斗と!?」
零「お。少年は霊斗のこと知ってんのか」
大和「ああ、まあな。俺の大恩人であり……いや、今はやめよう」
黒「私も入ろうかしら」
大和「お前その翼で入れんのかよ……」
黒「この程度、しまうのも造作もないわよ」
大和「"しまう"なのか」
黒「ふふ……それじゃ、お嬢さん達。とびっきりの湯浴みにしてあげるわ」
桜「(悪い予感しかしない……)」
桜「ふぅん。今まで以上に広いわね」
黒「風呂だけは最高のものにするって意気込んでたわね」
桜「霊斗って風呂好きだったのね」
黒「いや、霊夢と色んな"やり方"をするためって言ってたわ」
桜「あの霊夢バカは……」
吸「お風呂が凄く……おっきいです……!」
桜「あら、流水だけど大丈夫なの?」
吸「あ……勢いで来ちゃったけど……」
神姫「それは私がカバーしますよ」
吸「本当ですか!? やったー!!」
神姫&桜&白刃&黒『(可愛い……)』
桜「あ……凄い……」
神姫「ん……」
白刃「気持ち……いぃ……」
黒「ふふっ、お気に召したみたいね」
吸「これは……」
桜「体が……芯からあったまるような……」
白刃「温かいを通り越して、むしろ体が火照ってしまいますな。冬の朝には良さそうでござるな」
神姫「黒さん……まさかとは思いますけど」
黒「何かしら。媚薬なんて入れてないわよ? 残念ながらこの風呂の効能よ。良くないものが住み着いてるっていう噂もあるけど」
黒以外『絶対それだー!!』
桜「何かしら……意識し始めた途端に……」
白刃「ん……あぁ……! 殿……!」
長命「おい……見えたか……?」
海斗「おう……なんか……色々、凄いな……」
零「お前ら……誰の許可を得て姫ちゃんのあのパーフェクトボディを覗いているんだ?」
長命「やべっ……!」
海斗「逃げろ!」
零「テメェらぁ! もう許さねェ! 軌跡『流星の尾』」
長命「ちょまっ……!」
桜「何よこれ!? 壁が壊れて……!」
吸「見ないでください〜〜!!」
終作「シャッターチャンス!!」
大和「黒、お前少しは隠せ! 長命も見ようとするな!」
黒「別にいいじゃない、減るもんじゃないし」
吸「見てるこっちが恥ずかしいです……」
神姫「何やってるんですか兄さん!」
零「うおっ。姫ちゃん、ごめん!」
神姫&零「護国『合わせ鏡』」
桜「壁が……これで隠れるわね」
吸「ありがとうございます……」
白刃「かたじけない……」
黒「元凶もあの夫婦だけどね」
大和「とりあえず直すか」
終作「さすが地球を司るものだな。壁を作り出すとは」
大和「褒めてもなんもでねぇぞ。……そういや、アルマは? 零もいつのまにかいねぇ。気づいたら何人か居ないぞ!?」