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狂い桜  作者: 秦歌
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はじまり

昔、日本は、平和主義をとなえていたが、裏では、軍事国家を目指していた。

軍事国家を目指すにあたって、強い軍事力が必要だった。

そこで、行ったのは、人体実験による人間の強化だった。

プロローグ

ポタッ

何かがしたたる音がする。

ぴちゃ

何かが顔にかかった。

驚いて目を開けると

そこにあったのは、

真っ赤に染まった部屋と子供の死体の山だった。

顔に手をやると、ぬるっとした、気持ち悪い感触。

見ると赤く生臭い匂いがした。

ガチャガチャ

ドアの開く音がする。

そっちの方を見ると、人がいた。

そして、その人にむかって私は、

「人は、何のために生きて、何のために死ぬんだろうね。」

と笑いながら、

そして、泣きながらつぶやいた。

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