第八話 あの時の記憶
どうも、昨日、一昨日とクリスマスだったのにクラブ活動が忙しくてそんな気がしなかった黒死鳥です。予想されている方もいるかと思いますが、今回は回想です。
それでは、どうぞ。
「ここは・・・」
気が付けば、俺は広大なにはの中にたっていた。庭の先には赤い洋館が見える。すると後ろから声が聞こえてきた。
「みーつけた!」
「見つかっちまったかー、それじゃあ今度は俺が鬼だな!いーち、にーい、さーん・・・」
「あれは・・・俺?」
その方向からは、黒髪で少し中性的な顔立ちをした男の子と、仲良く遊ぶメイド服姿の銀髪の女の子がいた。あの女の子は、確か人里にも似たような人がいたような・・・それとあの男の子は俺なのだろうか?なんだか似たような感じがする。となると、これは俺の・・・過去?
「さて、何処だー?」
そう言った男の子の後ろには女の子がいた。隠れているつもりなのだろうか?そして男の子が歩くと同時に、女の子は後ろからバレないようについて行った。だが直ぐに、
「・・・えい!」
「きゃ!」
男の子は後ろにいることが分かったのか、後ろに手を回し、女の子を掴み、驚かせた。
「ずるいぞ、後ろに隠れるなんて」
「えへへ、ごめんなさい」
後ろにいることがばれて、いたずらな笑顔を浮かべる女の子。俺も昔、こんなふうに遊んでいたのだろうか。よく見渡すと、少し洋館の周りが違う。洋館の正面を見ると、湖の畔に立っていた筈なのに、森があって真ん中に道がある。他にも、高い木は無かったはずなのに周りに幾つも生えている。そんな事を考えていると、
「あれ?」
周りの景色が変わった。周りが全て赤色で染まっている。さっきの洋館の中だろうか?外は暗くなっている。恐らく夜だろう。そういえば、紅魔館って言ったっけ?この館。今更だけど。気づけば前にさっきの男の子の後ろ姿があった。
「あれー?迷ったかな・・・?」
どうやら、迷っているらしい。ここからどうするのだろうか?動くことは出来るけど、話しかけることは出来ない。
「とりあえず、誰でもいいから聞いてみよ。すみませーん・・・起きてますかー・・・?」
「起きてるわよ」
ちゃんとノックをして、返事が返ってきたのを確認すると部屋に入る。それに俺はついていく。
「どうしたのかしら?もう子供は寝る時間の筈よ?」
「ちょっと迷っちゃって・・・」
部屋の中まで赤い。目に悪いな・・・この館。そういえば、これは俺の記憶となるとこれから出てくる人は全員会っていることになるのかな?
「ふーん・・・貴方、名は?」
「えっと、照。如月 照っていいます」
「あぁ貴方ね、この長期休みに泊まりに来てるっていう人間は。私はレミリア・スカーレット。いつも咲夜が世話になってるわね」
「ううん、楽しいからいいよ!」
「そう、さ、案内するからついてらっしゃい」
どうやら、目の前のカリスマ溢れるこの女の子はレミリアというらしい。それで、多分さっきの女の子が咲夜というのか。覚えておこう。そして、俺はそれについく。ストーカーとか言っちゃいけない。
「そういえば、照だったかしら?どう?この紅魔館は?」
「うーん、赤が多くて目が痛くなったりするけど、みんな優しくて良いところだと思う。」
「そう、ありがとう」
その後、レミリアが部屋に送り終わると同時に、また景色が変わった。
「ここは・・・大広間かな?」
今度は、玄関前の大広間らしい。前には男の子と女の子とは違う、メイド服を着た女性がいた。
「それじゃあ、咲夜を呼んでくるから、ここで待っててくださいね?」
「はーい」
どうやら、咲夜に遊びに来たらしい。階段のそばで待たされていた。
「あれ?こんな所に階段あったっけ?」
その男の子の見る方向には地下へと続く階段があった。好奇心に負けたのか、階段を降りていく。それについていく俺。
「あっ、道が・・・」
しばらく降りていくと、赤い廊下に着いた。その先には、廊下の壁の両側にドアがあり、片方は両開きのドアだが、もう片方は石で出来ている両開きのドアで、明らかに他のドアとは違い、異様な雰囲気を醸し出していた。なんとなく、入ったらまずい事を感じたのか、普通の両開きのドアに入っていく。
「わぁ・・・」
そこには、大量の本棚と、大量の本があった。部屋はかなり広く、二階建てとなっていて、奥の方に螺旋階段があり、そこから二階の方へと上れる。一体どうやってこの広さの図書館を作ったんだろう。本の数は何千、いや何万にも上るだろう。それほどに広く、目の前の光景が圧巻だった。
「咲夜・・・ではないわね、誰?」
「・・・?誰?」
広い部屋の真ん中には、長いテーブルがあり、男の子を背に、紫を基調としたドレスを着た小柄な女の子が座っていて、前に向き直った。
「私はパチュリー・ノーレッジ。貴方は、この間泊まりに来てたっていう子かしら?」
「えっと、うん。そうだけど・・・あっ、俺は照。よろしく!」
「ええ、よろしく。貴方なのね、咲夜がこの前話してたのは」
と、話しているとそこに、
「あれ?パチュリー様、その方は?」
俺がさっき湖で助けたこあさんが上の方から本を抱えて飛んできた。
「こあは覚えてる?この前咲夜が幼馴染みのこと話してたの」
「へ?あぁはい。あっ、もしかしてこの子ですか?」
「えぇ、そういう事よ。」
「なるほど、私は小悪魔。こあでいいですよ。よろしくね」
「俺は照。よろしく、こあ姉ちゃん」
「ふふ、よろしく。」
・・・まさか、この時会ってたから、湖で会ったとき、驚いてたのか?可能性がない訳では無いが、ここが現代だとすれば俺がだいぶ大きくなるまでこっちにいた事になる。そして気づいたが、パチュリーという女の子が言っていた、幼馴染みの事、というのは、俺とあの女の子、咲夜は幼馴染みということか。覚えているのだろうか?ここで、また景色が変わった。これ、もしかして紅魔館にいる住人と初めて会った時の記憶が見えてるのかな?あの女の子は違うと思うけど。
「あれ?お姉さん誰?」
今度は紅魔館の門の前にいた。門には、さっき門の前で居眠りしていた人がいた。
「君、ここは貴方のような人が来るべき所では無いですよ。」
「ねぇ、咲夜に遊びに来たんだけど・・・」
「貴方、何者です?」
「いや、だから咲夜に・・・」
「照!」
「咲夜さん、どうしたんです?」
「どうしたもなにも、その人今日遊びに来る予定の人だよ」
「えっ、あっ、す、すみません!」
「咲夜、この人は?」
「この人はね、今日から門番として働く事になった美鈴さんだよ。」
「紅 美鈴です。よろしくね、照くん」
「よろしくね、美鈴姉ちゃん」
「ふふ、よろしくね」
そして、また景色が変わった。今度は図書館に行く途中の廊下だった。どうやら男の子1人らしい。
「・・・」
暫く進むと、あの石で出来た両開きのドアがあった。まさか入るつもりなのだろうか。
「よいしょ・・・」
「・・・だぁれ?」
男の子は戸惑いながらも、石で出来きたドアを開く。そこにはベットに机、椅子などがある、他の部屋となんら変わらない場所に、ただひとりベットに座り込む、変わった翼を生やしている女の子がいた。
どうでしたでしょうか?もしおかしなところがあれば教えて下さい。すぐに直します。
今回、美鈴とこあがお姉ちゃんと呼ばれてたのは照が見た目で判断したからです。つまりレミリアは幼jy(ピチューン
それでは次回まで、ゆっくりしていってね!