表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

人類と地球の滅亡

 これは、私個人の偏った独善的思考によって綴られたものです。ご気分を害する可能性がありますので、閲覧の際は自己責任でお願いします。



 最近ニュースを賑わせている、エボラ出血熱。死者は千人を超え、アフリカ以外でも犠牲者がでたと報じられている。唾液などの体液で感染する上、致死率は五十~九十%と極めて高く、まさに死のウイルスといえるだろう。今までも、このウイルスが流行った事があったが、これほどの被害は出ておらず、さして報道もされなかった。今回は被害が比較的都市部でも広がっており、その影響で感染者も多くなっていると言うのが専門家の見解のようだ。グローバル化に伴い世界は狭くなったが、その分リスクは増えた。

 日本でも数年前に西ナイルウイルス患者が出たと報じられ、自分は背筋を凍らせたものだ。このようなウイルスの一部は地球の温暖化に伴い太古の氷河から甦ったものだとの見解もあり、人間は自ら招いた地球温暖化により、死のウイルスを撒き散らしているとも言えなくはない。

 致死率九十%のウイルスが蔓延すれば、人類は間違いなく滅ぶだろう。ワクチンなどが開発されるより早く、ウイルスは進化(突然変異)をとげ、より人間に感染しやすい形に変化する。ウイルスの最終目標はいかに人間に感染するかであると言う言葉を書物で読んだ事がある。確かに地球上あらゆる所に棲息し六十億以上の個体を持つ人間に感染すれば、ウイルスも生物としての本懐を果たせる訳だ。


 他にも人類滅亡の危険性は数多く提唱されている。直近では、二千五十年前後に地球上の人類の総数が九十億を超えることだ。日本はこれから減少の一途をたどるが、世界の人口は増え続ける。九十億を超えた時点で、水などを含めた食料問題、居住区の問題、環境問題が、地球のキャパシティーを超えるのではないかと言われている。これらを巡って全面戦争が起こる可能性を示唆する記事を眼にしたことがあり、そう近くない未来に、人類は大きな転機を迎えるかもしれない。日本、中国、韓国は食料の廃棄率が異常に高く、今でも国際社会から白い眼で見られている。今後、他者の為に生活のレベルを落としたり、他者の為に我慢すると言う行為が期待できるか。答えはNO一択でしかない。特に世界で最も多く人口を抱えている隣国の方々は、アンケートによれば九十%以上の国民が、他人を出し抜いて(或いは騙して)でも、自分が利益を享受出来れば良いと考えており、利他的な思考を持っていないと考えられる。だから汚染物質を毎日垂れ流し続ける事ができるのだ。

 もし全面戦争が起これば、モラルの低い国によりABC兵器が使用される危険性は極めて高く、全滅戦争になる可能性はある。


 もし、人間が全滅戦争を免れても、次は地球自体が生物が住めなくなる環境がやって来る。五億年後の話なので、それまでに他の要因で人類が滅亡している可能性は極めて高いが、決定的な環境の変化が五億年後に起こると言われている。それは衛星の月が無くなってしまう事だ。

 元々物体と言うのは質量が大きくなればそれだけ重量を発生させる者で、我々人類が地球にへばりついていられるのも、この重量のお陰だ。月も地球の重量に引かれ、衛星軌道を巡回している。ただ、地球の外に太陽になりかけた惑星と呼ばれる星が存在する。木星だ。この巨大な惑星の重力によって、五億年後には月は木星に引き寄せられてしまうと言う研究結果が報告されている。月が無くなる事により、地球のバランスは崩れ、地軸が安定しなくなると言う状況が生まれる。現在では季節の順番や天気の予報などが、何の問題もなく可能であるが、回転軸の変動による昼と夜、降水量や気温の変化は予測できなくなると言う。今行われている天気予報も、コンピューターや気象予報士たちの予言や予知ではなく、統計学的に算出されているものであり、今後の地軸の変化が読み取れない状況では対処のしようが無いと言う。一年中雨が降らなかったり、一年中昼のままだったりと言う事態が起こりえると研究者は伝えていた。定住が基本の人間にはこの環境の変化には耐えられない筈である。


 もし、人類の叡智を結集し、それを乗り越えたとしても、それでも人類の終わりは来る。いや太陽系の終わりと言うべきだろうか。五十億年後に太陽は死ぬ。その超新星爆発により太陽系の惑星は跡形もなく消し飛ばされる事になるのだ。元々太陽はガスの塊であり、その身を燃やして輝いている。その燃料が無くなれば死に至るのも必定である。太陽系が形成されておよそ五十億年経ったと言われている。残りされた寿命は半分と言うことだ。宇宙物理学者によればこれから星はどんどん死に絶えると言う。我々が見上げる夜空に星々が散りばめられた光景と言うのはとても稀なそうだ。

 元々太陽系も、近くの恒星で起こった超新星爆発により形成されたものだ。太陽系がなくなることによって新たな星が出来る。そうして星の運命は巡っている。

 人類は宇宙に進出し、そこを新しい住処とする技術を獲得する可能性はある。ただ、個体の寿命を考えれば、太陽系を離れる技術を獲得する事は出来ないだろう。太陽の消失に伴い、間違いなく人類の繁栄も消失する事になる。

 

 太古の昔、体格と脳の大きさで勝るネアンデルタール人との生存競争に打ち勝ち、最小で一万人を切る所まで減少したと言われる、我々人類と呼ばれるものが地球に住むようになって、まだ三十万年も経っていない。歴史上、世界最大の翼竜であるキリン程の大きさのケツアルコアトルは、一億年以上空を支配したと言われている。まだまだ支配者としては幼い人類は今後どのような進化を遂げ、この地球で暮らしていくのか。

 最期まで見届けられないのはとても残念な事である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ