平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第24回「PV、欲しいです」
「ここでご報告があります」
<はいはい。何でしょう?>
「この間、7000PV突破感謝短編出したじゃん」
<出したね>
「あれ以降、時間戦士本編のPVが上昇しておりまして」
<え?! 嘘! 宣伝になったの?>
「う~ん。偶然そう見えるだけかも知れないけど」
<でも、増えはしたわけね>
「はい。10日で+50PVほどなので」
<ああ、前言ってたペースの倍くらいね>
「そうなんです。あと、番外編へのアクセスも増えてまして」
<凄いじゃん!>
「番外編全部で、10日で+150PVほどです」
<ん? ペースは以前と変わらなくない?>
「まあそうなんですが、偏りがありまして」
<偏り?>
「はい。私が主人公の番外編群に、アクセスが集中しております」
<え?! 私の番外編は?!>
「……まあ、全部で+10PVくらい?……」
<ちょっと! あの時、『ミカの話は、あんまりPVが付かない』とか言うから!>
「やっぱり泣き過ぎじゃない? 話、暗いし」
<待って! 暗いのはアミカナも一緒でしょ! どれを読んでも、大なり小なり切なくなるでしょ!>
「まあ……じゃあ、恋愛系じゃないから?」
<うっ……それはまあ、そうなんだけど……。でも入れ込めないし!>
「技官とはどう?」
<えっ……う~ん……>
「あれっ?! 即座に否定しないの?」
<無理だよ! 無理だけど!……部長よりはいいかな、と思って……>
「まあね……。やっぱ脱ぐしかないか……」
<それでもいいんだけど……>
「や、いいんかい?!」
<脈絡がないのよ! 脱ぐ脈絡が!>
「ラキシス機関内に設置された職員用温泉で寛ぐんでしょ?」
<だからどんな脈絡で?!>
「わかった! 温泉で寛いでたら、技官も入ってきちゃって……」
<ちょっと待って! なんで混浴?! それとも技官が変態なの?>
「とにかく! それで恋の炎が……」
<ただのエロじゃん……。時間戦士関係ないし……>
「さあ、そこでですね!」
<何、急に?>
「この番組では、『ミカ応援キャンペーン』を実施したいと思います!」
<えっ?! 何、何?>
「今から一週間の間に、ミカ主役の番外編『あれは私?』『私と私』『私にできること』『どうか』『ミカの悪夢』の累計PV増分がある値を超えたら、ミカから皆様にプレゼントを差し上げます!」
<えっ?! マジで言ってんの?>
「マジ、マジ! で、目標はいくらにする?」
<35で!>
「即答?! しかも弱気!」
<だって、5編でしょう? 各話平均、2日に1回のアクセスだから、倍のアクセスで35!>
「……冒険心ないのね……」
<うるさい! そもそも、何万PVも付くような作者じゃないのよ!>
「はいはい。じゃあ、プレゼントは何にする? 袋とじ写真?」
<……結局エロじゃん……>
「ほかに何かあるとでも?」
<……直筆メッセージ、とか……>
「冷静に考えてね。何が、一番、リスナーを、本気にさせるのか?」
<……R18は勘弁して……>
「そこまでは言ってない! AI生成もできないから!」
<じゃあ、何?>
「そうね……『ミカの直筆サイン入り写真』でどう?」
<え~、それだと35にならないと思う>
「じゃあ脱ぐ?」
<……物語的に、脱ぐ必然性があれば……>
「うん! 欠片もないね!」
<じゃあ、どうすんのよ~>
「ご安心下さい。番組の方で、サインを入れるべき写真は既に用意してあります」
<えっ?! 私が選ぶんじゃないの?>
「違います。番組企画なので。これです」
<えっ?! ちょっと待って! これ、番組用のスチル写真撮った時のじゃない? しかも、脈絡ないのに脱いでるじゃん!>
「脱いではない。覗かせてるだけ」
<え、どっちなの? 目標達成させたいの? させたくないの?>
「させたいに決まってるじゃない! そのためにこうしてエロい写真を……」
<完全に写真で釣ってるよね!>
「PV、欲しいんじゃないの?」
<……でも……>
「欲しくないの?」
<……欲しいです……>
「はい! ということで、今から一週間の間に、ミカ主役の番外編『あれは私?』『私と私』『私にできること』『どうか』『ミカの悪夢』の累計PV増分が35に達したら、先ほどの写真から『Sample』表示を削除し、代わりにミカのサインを入れて、皆様にプレゼントします!」
<……一ついい?……>
「はい、何でしょう?」
<これ……もう小説じゃないよね……>
「始めからラジオですので……」
<……そう来るんだ……。いつも集計してるPV数、おかしなことにならない?>
「まあ、そもそも、じっくり読んで涙しても、開いた途端閉じても、1PVは1PVですから……。ラジオとして面白い方に賭けます」
<いや、だから、ラジオではないからね……>
「以上!」
<……『AMラジオ>
「アミカナ・アンド」
<ミカ』でした!>
<「バイバ~イ!」>
<ああ、いいのかな? こんなことして……>




