決断 晴れの子の苦悩
「え、貴方が、、、?」
驚いた表情をしていた。戸惑いや、不安もあるだろう。でも俺は優しく、そしてはっきりと伝えた。
「そうだ。でも、今は違う。君を、シオンを守るためにここに来た。俺と一緒に行かないか?」
俺の口から出たとは思えないほどしっかりした言葉が出た。シオンはどう思うだろうか。
「、、、嬉しいです。でも私といたら貴方にまで迷惑をかけてしまうのではないでしょうか。」
俺はシオンの目を見て伝えた。目を瞑っているが、目が合った気がした。
「迷惑だなんて思ってない。むしろ君を守る方が楽しいよ。」
「ありがとうございます。ですが、しばらくはここに居ませんか?もう数ヶ月で人が来ます。仲間になれるような。」
俺にはわからなかったが多分そうなのだろう。しばらくはここに居座るか。
「って感じでここに居たわけ。で君達が来たの。良い話だったろ?運命的な俺とシオンの出会い、、、」
テオが言うとすかさずシオンが
「運命なんかじゃないです。私の方がずっと前に貴方が来るのをわかってました。」
と言い返す。いや、コイツら仲良いな。過去ってか馴れ初めだろ。この話。そんなふうに思ってるとミナが口を開いた。
「次はアタシで良いかな?過去を話すんでしょ?」
そう言ったので僕は
「あぁ。ミナの話、気になるよ。」
と返事をした。ミナは仕方がないと言う表情で話し始めた。
「アタシ、実は前まで別世界の人間だったのよ。だから、こっちに来てからと前の世界の話をするわ。」
僕が彼女の過去を知ることが出来るほどの身の上じゃないことがわかった。シオンやテオもそうだが、皆想像できないような辛い目に遭っていた。そんな過去を語るミナを僕は黙って見ているしか無かった。
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「ねぇ聞いた?あのミナって子。」
「あぁ、あの子?金髪に青い目って外人かよ笑。」
「ハーフじゃないんだって。学校来てるって自覚あんのかな。」
周りの人間は私のことを嘲笑うような目で見た。理由は他の人と「違う」から。目の色が違う。髪の色が違う。服装、見た目が違う。そんなことで人間は他の人間を軽蔑する。私もそのうちの1人だった。




