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打ち解け 少年少女の出会い

僕たちが向かったのは学校の音楽室のような場所だった。テオの話によると、前まで学校だったが雨にやられたらしい。今は廃校になっていて、自由に出入り出来ると言う。塔型の学校なんて見たことないなどと考えていると、テオが言った。

「仲間になるならお互いのことを知ってなくちゃな!と言うことで自己紹介だ!」

そう言って話し始めた。

「まず俺からな。あれは10年くらい前のことだな、、、」

ー10年前ー

「テオ、お前は最強の兵器だ。敵を倒すんだ。輝かしい未来のために。」

トップで恩人のゼロは言った。俺は戦災孤児で、ゼロに拾ってもらえなければのたれ死んでいたと思う。でも、それは俺の弱みでもあった。少しでも反抗すると「お前を拾ってやったのは誰だ。恩人にその態度はあるのか。」と言われる。まぁしょうがないよな。それ以上に尽くしてもらったから。この漆黒のボロ傘もゼロに誕生日プレゼントでもらったものだ。そんなある日俺はまた戦争に連れて行かれた。俺だけでなく、俺と同じくらいの歳の少年少女が3人連れて来られていた。その中でも1番強いのが俺らしい。他の3人は嫌とも思わず人を、村を、街を殺し、壊していった。その中には子供もいたし、学校もあった。その光景を見た俺は、気づいたら逃げ出していた。意思は無い。足が勝手に動いていた。ゼロは何か言いたげだったが俺を止めなかった。何も見たくなくて、何も聞きたくなくて俺はひたすら走った。どこまで走ったのだろうか。足を止めて辺りを見回すと、灰色の塔型の学校があった。俺の村にもあったなと思いながら入ってみた。その中は静かで、何もいなかったし無かった。まるで俺の願った静けさだった。しばらくボーッとしていると、どこからか笛の音が聞こえた。音の主を探すと、銀髪で白いケープをした少女が縦笛を吹いていた。俺に気づいた少女は静かに微笑んだ。少女の近くに行くと、少女は笛を吹くのを止め、鈴のような声でこう言った。

「貴方が来るのを待っていましたよ。私は恵風シオン。よろしくお願いしますね。」

そう言った。俺も自己紹介をして、その後に聞いた。

「ここに何故1人でいるんだ?あと、その目は、、、」

そう言うとシオンは驚いたような悲しいような、そんな表情をした。

「それは、、、」

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