所詮は、
私は隠し部屋の扉を一応ノックしてから開けた。その中には案の定、、、(想像にお任せする)なテオとセツの姿があった。レイが怒る。どうしよう。
私の後ろにいたレイが叫んだ。
「さぁ!帰りますわよセツ!」
これが私とレイが考えた作戦だ。レイがセツを連れ帰ると「レイが助けてくれた」とプラスの感情がテオに芽生えるし、何しろセツが帰ってくれて一石二鳥だ。
上手くいくといいが、、、
「えー?どーせレイが俺に嫉妬して言ってるんでしょー?行かなーい。」
第二の作戦だ。
「あら、、、ゼロ(ボス)が言ってるのに、、、?セツ、、、いいのですね?私はどうなっても知りませんわよ?」
ゼロの存在を利用する。ゼロ、申し訳ない。敵だけど謝る。
「え?ほんとにゼロが言ってたの?」
よし、同様して来た。とにかく連れて行けレイ!
「ええ、『お前らはいつもくだらんことにうつつを抜かしている』って。」
その時にテオが大声で言った。
「なぁシオン!紐ほどいてくれねぇか?」
馬鹿者、、、空気読んでよ、、、 そう思った後、2人が鬼の形相でこちらを睨んできた。あぁ、所詮は敵か。
「テオ。2対2です。行きましょう。」
私は言った。だが相手は
「テオ様に名前を呼ばれるなんて、、、許せないわ!」
とか
「俺のテオなのに、、、」
とか意味のわからないことを言っていた。そしてその後に2人で声を揃えて言った。
「シオンを倒す!絶対に!」
あぁ、これ、2対1じゃん。めんどくさいな。
「いいですよ。やれるもんならやってみてください。」
所詮は敵。ずっと前から一緒にいたテオを取ろうとする泥棒猫。自分では分からないが、多分今過去1ヤバい顔してる気がする。恥かも。でも倒せば良いだけだから。私1人で。私は愛用の傘を開いた。




