表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/20

氷室家の恥

私は、この世界で三大お嬢様家系に選ばれているらしい氷室家の次女として生まれた。1番上に兄がいて、姉、私、妹がいる。4人兄妹だ。兄のライ、姉のアイ、私、妹のスイだ。兄はもう成人しており、大企業の最年少で社長になった。姉は社交場によく顔を出しており、人脈作りが上手い。妹は頭がよく、小学6年生にも関わらず、大学入試レベルの問題がスラスラと解ける。そんな環境に生まれた私は、物心ついた時から虐げられていた。1番の理由はお嬢様言葉が得意でなかったことだ。普通、お嬢様家系に生まれた者は母国語のように話すことが出来る。でも、私は苦手だった。と言うか全てにおいて妹に優っている者が一つもなかった。だからだ。

「レイ。貴女はスイを見習いなさい。」

「お姉様。お嬢様言葉は使えるようになりましたか?」

「レイ。私に追いつけるようになりなさい。」

何回、何百回も聞いた。その度に劣等感が胸を埋め尽くした。ついに、その時が来てしまった。母にいつも通り妹を見習えと言われた時だ。

「またよ。レイ。スイやアイを見習いなさい。」

いつもなら反省して何も言えなかった。いや、言わなかった。でも、今日は違った。

「何回も何回も、、、私は頑張ってるのになんで認めてくれないの!?私だってお嬢様言葉使えるようになりたいわ!でもダメなのよ、、、お母様みたいになれないの!お願いだからこれ以上言わないでよ!」

そう言った直後に頬に熱い感覚が走った。母に打たれたのだ。

「そんなこと言うなんて、、、貴女はもうウチの子じゃないわ。出ていって。」

そう言って母は私を外に突き飛ばした。母の後ろには姉と兄が居た。惨めな姿を見に来たのだろうか。私はもう家族がいなくなった。じゃあ家系がどうの関係ないよね。私は自由に生きる。手始めに、、、ゼロの手先にでもなろっかな。一応お嬢様言葉もなんとなく使えるようになったし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ