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傘を忘れた通り雨の日(1分で読めるショートショート)

【傘を忘れた通り雨の日】


雨にぬれると体温が下がる。

私が風邪をひいて学校休んじゃう。

君は一緒にいる時間が減って寂しくなっちゃう。

寂しくなってついつい他の人に気が向いてしまいそこから不仲に。

ああ、なんて悲しいのだろう。

こんなにも愛し合っている二人がたった一度の雨で引き裂かれるなんて。

「気持ち悪いくらいしゃべってるけど、めんどいから10文字にまとめなさい」

「傘忘れたから入れて」

「……嫌よ、濡れて帰りなさい。冗談でも私が浮気するなんて言った罰よ」

「そこを何とか!」

「それにね」

傘を差した少女が雨の中に降りて振り返った。

「さっきのは11文字だったわ」

意地悪そうに笑うと踵を返し、なぜかご機嫌な足取りで消えていった。



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