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書く意欲が失せる最大の危機。……いや、書くけどね。

作者: ヤスゾー

 困った事が起こりました。

 書く意欲が出てきません。




 先月、「活動報告」に、私はある事を書きました。

「プライベートがかなり忙しくなり、書く時間が無くなる」と。

 でもね。

 やっぱり「時間がない」は言い訳なんですよ。

 時間があろうとなかろうと、書きたければ書きます。

 そう思い直して。

「少しでも書こう!」と決意した矢先。

 とんでもない事が起きてしまいました。

 娘が進路について、こんな事を言ったのです。


「高校受験はしない。専門学校(高卒扱いにはなる)に行って、専門の勉強をし、卒業後は仕事する」


 ……。

 …………。

 は!????

 高校には行くだろう、と思っていた私は頭が真っ白。

 保護者の私が言うのもなんですが。

 娘、成績がいいのです。

 通知表は常にオール5。

 それなのに専門学校!?

 つい思ってしまう。


「もったいない」


 でも、私以上に旦那がショックを受けていました。

 なにせ夫は公務員一家の生まれ。親戚もほぼ公務員、本人も公務員。

 高校に行かない人生なんて、とても考えられない。

 今までにかつてない、シリアスな家族会議が始まりました。


「その年で人生を決めていいのか?」

「仕事に繋がるのか?」

「専門学校の学費が高いので、途中で進路変更しても、大学には行けない。後悔しないのか?」


 どれだけ説得しても、娘の決意は変わらない。

 私も旦那も諦めたように、承諾するしかありませんでした。


 私は、かなりメンタルがまいってしまいました。

 二日くらい、まともに娘の顔が見られない。

 会話だって出来ない。

 今でも、おかしいです。

 心のどこかにモヤモヤがあります。

 娘の将来が心配すぎて、押しつぶされそうです。


 これは執筆活動に大きな影響を受けました。

 せっかく時間を作っても、書けない。

 他人様の作品も読めない。

 そもそも、パソコンを開こうとしない。

 こんな事は初めてで、自分で自分に驚いてしまいました。

 今まであんなに楽しかったのに、物語の構想を考える事自体出来なくなってしまったのです。


■◇◇


 時間が経ち、何とか構想を考えられるようにはなりました。

 でも、まだ物語を書こうとは思えません。

 今回の件で、本当に思い知りました。


「書けるって、当たり前じゃない。幸せな事なんだ」


 評価が高いとか低いとか、ポイントが付かないとか。

 それも重要かもしれないけど。

 書く事が出来る。

 この時点でいろんな事に恵まれているのだ、と。

 こんなにありがたい事だなんて、思わなかったです。


 時間が私のメンタルを徐々に癒してくれると信じています。

 少し時間はかかるかもしれませんが、元々、立ち直りは早い方なので。

 今回の事が、いつか笑い話になってくれればいいなと、願うばかりです。



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― 新着の感想 ―
ひえ~私に返信2回もありがとうございます! メンタルが少し落ち着いたらしい?ので正直思ったことを言ってしまいます。 娘さんが明らかにぐうの音も出ない悪事犯罪行為でもしたのなら、阿鼻叫喚でパニくる…
2025/04/17 18:03 退会済み
管理
お父さんやお母さんが嫌いというわけでなく、町や同級生ならまだいいではないかと、私は正直思ってしまった。 いや適当なことをほざくなとか言われたらごめんなさいだけど。
2025/04/08 23:35 退会済み
管理
なるほど。 街から出たいというので、ようやく理解(本当か?)。 どうしようもなく合わない同級生やその周辺がいて、地元の高校に進学してしまうと何かしらでそいつらと関わる。 間接的にでも自分のことを知られ…
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