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異形幼女の追放  作者: テンユウ
6/6

周りとのズレ

「え!?」


少女は驚き声をあげる。


「どうしたのポーラちゃん。」


「いえ、私元々心臓が五個だったんですけど、いつの間にか一個になってました。」


「理解に苦しむ、何故五個もあったのかが疑問だね。」


「体重もどんどん軽くなってますし、普通の人間になってるんだと思います。」


「どのぐらいなの?」


「今は100キロはまだ超えていたと思います。」


「わーーお。」


「あ、体重って普通は聞かれても答えないんでしたっけ?」


「う~んポーラちゃんは、別の意味で答えない方が良いね。」


「重いとは思っていたけど100キロ越えか、ポーラちゃんが私のベットに潜り込んでくれるたびに、ベットが軋むわけです。良かったですね兄さん、子供が屋台で買って来たヒヨコと一緒に布団に入って、買って来たヒヨコが生きてる確率をつかみ取ったんですね。」


「あー、うん、分かりにくい例えありがとう。圧死した状態で朝を迎えなくて良かったよ。」


「軽くなってますから、軽くなってますから~。」












「あの二人に任せて正解だったな。」


何処かのビルの一室で、ぬらりひょんの青年が独り言ちる。


「フフフ、随分と酷い人選よ。」


霧の奥から、白沢が現れる。


「あの嬢ちゃんは、何処か物事を美化し、極端になるふしがある。どーでもいいぐらいの適当な感じがちょうど良い。」


「そう……なのかもしれないわね。」


角の生えた銀髪の女性は、ゆっくりとその言葉に同意した。

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