器用と不器用と ―リシェル視点
昨夜まで降っていた雨はあがり、嘘のように空は晴れていた。
視線を下げれば、内城城壁近くのとある建物の出入り口に、数珠繋ぎに並ぶ荷馬車や幌馬車が付けるように並んでいるのが目に入る。
準備は万全な様だ。
「二十はあるかな?」
額に手を当てながら、延々と続く列の先まで馬車を数える。
今回は荷物も人も一度に運ばねばならないから、馬車にそれらを押し込めることとなった。
「へーリオス宰相補佐官、面白がっていないでください。そろそろ出て来ますよ」
私の心情を読みとった部下は、呆れ顔で持っていた書類に目を通している。
そんな部下の元には担当者がパラパラと報告にやってくる。部下はテキパキと各担当者へ指示を出し、私が口を出す必要など微塵も感じさせない。
この部下を仮に“レイ”と呼ぼう。
「出発の準備は?」
「随行者と荷物は全て整ったようです」
「そうか、ご苦労だったな」
急遽この準備を一週間前に始めさせていた。荷物ならまだ良いが、随行者も一週間前から募ったものだから、こちらがとにかく尾を引いたようだ。
「一週間で見つけさせてくるとか、非常識が輪をかけて酷くなりましたね。睡眠不足で、とうとうボケましたか?」
上司になんとも遠慮のない言葉。
それでも無茶難題を通してもらったのは確かだから、諌めることすら出来やしない。
どっちが上役か分かったもんじゃないな。
「持つべきものは優秀な部下だね。こんなにすんなりと進むなんて想定していなかったよ」
「今度から想定出来る範囲で指示を出してくださいね」
「……ああ、そうするよ」
書類から目を離さない能面の部下に負けると、素直に従った。
「……出て来たようですね」
レイの言葉に視線を向けると、重厚な扉から介添えを伴って数人の男女が姿を現した。外の様子に少々驚いた顔をしながら、周辺の様子を伺っている。自分達の身に起こったことがまだ理解出来ていない様子だ。
レイを連れ立ってその集団に近付くと、彼らもこちらに気づいた。
「あああっ! てめぇは俺を騙したお役人じゃねぇか!!」
「おや、覚えていてくれて嬉しいね。久しぶり、元気だったかい?」
「なぁにが元気だったか、だよ! 何でお前がここにいるんだっ!!」
地下牢を襲った賊の親玉は、私を見ると元気に大声を上げる。体調に問題はなさそうだ。
「君達の刑が確定したからさ」
レイから書類を受け取ると、それをひらひらとさせる。
「刑?」
「そう、決まったよ」
私の満足そうな顔とは対照的に、親玉とその仲間達の表情は重くなる。
「……どうなったんだよ?」
「流刑だ」
「流刑?」
「そう、流刑」
「どこに流されることになったんだよ?」
「属国であるフロイス王国だ」
「フロイス?」
「陸と船で五日ってところだな」
「……なんだ、その程度か」
賊達はあからさまにホッとした顔をしたが。
「君達にはまだ条件があってね」
「条件?」
「そう、条件。本来なら、極刑になってもおかしくはない事をしでかしたんだ。流刑なのに文明のあるフロイス王国に送られるだなんて、軽すぎると思わないかい?」
「………知るかよ」
親玉はギロッとこちらを睨みつける。
「どうしてそんな好立地に流刑になったかと言うとね、刑に服す間、君達にはフロイス王国で奉仕活動をしてもらうことになったからさ」
「奉仕活動?」
「フロイス王国にある孤児院の管理と運営だ」
「なっ……」
「さっきも言った通り、刑に服す間だ。君達の刑は無期となったから………死ぬまでだね」
「孤児院………」
「そう、孤児院」
「………」
さっきまで威勢のよかった親玉は黙り込む。彼の仲間達も、どこか不安そうな顔だ。
「ああ、忘れる前にもう一つ伝えなければいけない事がある」
「………何だ?」
「預かっていた金貨だが、君達が牢に入っている間、身元引受人に渡しておいたよ」
親玉は証言で得た金貨の事を思い出したのか、顔を赤くして激昂する。鎖付きの手枷がついたままの両手を大きく振るった。
「何だと?! 身元引受人だなんてそんな人間、俺達にいるわけねえだろ。あの金は俺達のもんだ! 役人が詐欺られてんじゃねえ!」
取り返してやると親玉は息巻く。
「ははは、やはり元気だね。それなら期待通り、元気に働けるだろう」
「笑ってねえで、金を横取りした奴の特徴を教えろ! この間抜け役人が!!」
「おやおや。教えたところで、今から取り返しになんて行けないだろ?」
「うるさい!!」
親玉の怒声は一帯に響き渡る。
「おかしいなぁ。相手を間違えていないと思っているんだが、私の勘が外れたのかな?」
「はあ? 役人のくせに、勘で仕事をしてんな!」
「渡した先は、ティネル孤児院のジリアナ院長だが」
「ティネル…………?」
「そうだ。報告書からそう判断した。貴殿らの持ち物を管理してもらって、問題ない引受人のはずだろ?」
「………」
「間違えていたか?」
「………」
そう聞くと、親玉は体を震わす。
「どうなんだ?」
「………ああ、大丈夫だ。………その人で、大丈夫だ」
体を丸めた親玉がそう小さく言葉を漏らすと、今度は体を小刻みに揺らし、動かなくなってしまう。
「さて、私の仕事はここまでだ。ここから先は貴殿らの監視と介添えの為に、後ろに控えている者達が現地までついて行き、貴殿らが働く孤児院の運営にも手を貸す。彼らは強いから、逃げようとしても無駄だ。君達の活躍の報告が届くのを、楽しみにしているよ」
笑顔で説明を終えると、数人の監視官がうずくまってしまった親玉に近付き、彼の両脇を支える。そのまま私の背後にある馬車まで歩ませようと、近くに来た時だった。
「……世話になった」
顔は上げなかったが、親玉はそう一言だけ呟くと、足を止める事をせずにそのまま馬車に乗り込む。その後ろから続いた彼の仲間達も馬車に乗り込んだ。
それを少し寂しく見つめている私の横から、レイがひょこっと顔を出す。
「終わりましたね」
「……いや、これからだろ?」
「私の仕事は、まずは一段落しました」
「ご苦労だったね」
彼らの同行者達が、カタンカタンと馬車に乗り込む様子を眺める。
「本当、苦労しましたよ。極刑や牢屋行きなら、私もここまで体を酷使しなかったのに」
「お? 私の判断に間違えでも??」
そう聞くと、レイは重たい表情でため息をつく。
「彼らが子供時代に過ごした財政難の孤児院を守ろうと、違法な仕事を引き受けていたからと言って、今回の処分はだいぶ軽いのでは?」
「………帝国が見過ごしてきた砂漠化で、家族がバラバラになってしまった子達だ。当時何もせずに彼らを放置したのは帝国の落ち度だ。だからと言って、彼らの犯した罪を無くすなんて事も出来ないだろ?」
「むう」
「孤児院の仕事は楽ではない。彼らもそれを知る良い機会だろう」
「それでへーリオス補佐官の私財を投じて新しくフロイス王国に孤児院を作られるとか、頭沸いてます?」
「その条件でフロイス王国側も犯罪者である彼らを引き受けてくれるんだ。安いだろ?」
馬車の一部には、フロイス王室への貢物も載せている。それでこちらの面倒な事情にも、口出ししないと約束させた。
そう聞けばレイはどこか納得できないのかムスッとするものの、反抗はしてこない。
「ええ、ええ。本当にあなたは最高の上司ですよ」
「ははっ。お前も最高の部下だよ」
レイはさらにムスッとする。
「さてさて、彼らについて行ってくれるんだろ? 準備しなくて良いのかい?」
「えー、えー。私の荷物は既に馬車に積み込んでありますからご心配なく」
「よろしくな、“レイ”?」
「貴方がその名で呼ぶ時は、大抵面倒な仕事を私にさせる時ですよね」
レイは膨れながらぶつくさ呟く。
「ロッシェルドの使用人に、賭けの噂を流してくれてありがとうな?」
「………ロッシェルド様に見つかったら、私もただでは済まされなかったのですよ?」
「“影”も真っ青な働きだね」
「ったく、もう」
そんなレイの後ろから、毛並みの良い馬が文官によって引かれてくる。
「あちらの状況はこまめに報告を」
「……ええ。その為に行かされるのですから」
「大事なことは、伝書鳥で」
「もちろんです」
レイは軽やかに馬に跨る。
「御一家が見つかれば、すぐにでもご連絡いたします」
「周囲にも気をつけてな」
レイはコクリと頷く。
フロイス王国へは、帝国の東側の海から船でおよそ五日。
身分証か旅券があれば、帝国の誰でもが入れる帝国の属国だ。
孤児院の補佐という名目の職員五十名が馬車に乗り込む。だが、そのうちの半分は別の任務のため。
それはレオス皇子の捜索。
アリアンナ妃の逃亡に、妹達の港街での失踪。
確たる証拠もなく、今は状況証拠だけだ。
「ま、祈るしかないな」
先頭に着いたレイが手を挙げてこちらに合図する。
頷くと、馬車は先頭から順に動き出す。
遠ざかっていく彼らの後ろ姿を、見えなくなるまで見送った。
見送りが終わった後、北城へと足を向けていた。
馬車や馬で移動するほどの距離ではあるが、今日は自分の足で歩きたかった。
守りたかった孤児院が安泰だと知れば、彼らも落ち着いて仕事が出来るだろうか。
そう考えると、頬が緩む。
感傷的になるだなんて、らしくない。
苦笑しながら内城の景色を眺めながら歩いていると、自分の前を歩く近衛騎士の姿を見つけた。
久しぶりだなとその背中を視線で追う。
最近は家にも帰らずに、騎士舎か北城で寝泊まりしているらしく、どうやら楽しく仕事をやっているようだ。
彼が活躍していると思えば、寂しいなんて言えないよな。
だけど逃したくもなくて、彼に向かって歩みを早める。
「ラシェキス、今から仕事か?」
その声に、前を歩いていた騎士は振り返る。
銀色の髪に金色の瞳。我が弟ながら、その精悍な姿にため息が出そうだ。
「これは。……お久しぶりです、兄上」
「ああ、久しぶり。元気でやっているか?」
「はい」
「先日はご苦労だった。騒動の計画は聞きつけてはいたんだが、予告は出来なくてな。バシリッサ公爵がご無事で何よりだ」
「はい………」
ラシェキスは私を前にして自信なさげに視線を下げる。その態度にいささか同情してしまう。
「話は聞いている。今後、皇后陛下からの依頼だとしてもアフトクラートお二人の護衛に専念しなさい。……まさかお前が、バシリッサ公爵から離れるとは思わなかった。公爵の身の重要性はわかっているだろう?」
「……申し訳ございません」
「皇后陛下の件はカロスが対応をした。今後はお前の足を止める事はないだろう」
「ありがとうございます」
そう言って弟は低頭する。
護衛対象の緊急事態に、皇后陛下に足を止められるとは思いもしなかっただろう。私もカロスもそんな事は想定していなかった。
その件についてはカロスから皇后陛下へ注意を申し上げたようだが、納得はされつつも姪可愛さに返答は濁されてしまったと言っていた。
ロレッタ嬢にも困ったものだ。
大人しそうに見えたが、意外と悪足掻きをなさる。
頭が痛いなと息を漏らした私を、ラシェキスは不思議そうな顔で見る。
「兄上はどちらへ?」
「ん? お前と同じ、バシリッサ公爵のところへだ。しばらく代理を送っていたが、たまには秘書らしくまともに仕事をしないとな」
「……そうでしたか」
「私がバシリッサ公爵の秘書になったことを忘れていただろう?」
「そんなことは……」
「隠さなくてもいい。騒動の後からは忙しくて代理の者に行かせていたからな。そもそも秘書なんて無茶振りしたのはカロスだ。だが、もう少しすれば他の人間を秘書に据え直すようだ」
「誰か目星でも?」
「皇務省から出したいところだが、軍務省の人間をと、将軍がおっしゃっているようでな」
「軍務省から?」
「ああ。陛下も承諾されているから、断ることも難しい。一時的に皇務省へ出向させてという形式にするらしいが、聞いていないか?」
「いえ、全く」
「はは、そうか」
カロスが拒否に拒否を重ねているから、実現には時間はかかるだろうけれど、いつまで将軍相手に戦えるかだよな。
将軍も悪気があるのか、ないのか。
「親子喧嘩なら、他所でやってほしいよな」
「はい?」
「いや、何でもない。そうだ、ラシェキス。お前に聞きたいことがあったんだ。北城まで距離があるから、丁度良いだろう」
「それは、質問が多いということですね?」
「ははは。そんな嫌そうな顔をするな。聞いた事は関係ないところには伝えないから大丈夫だ」
「……どのような事でしょうか?」
「ラシェキスが孤島からバシリッサ公爵を連れ帰ってきた時の報告書についてだ」
「何か不備でも?」
「何点か確認したくてな」
「確認?」
「サウンドリア王国に入ってからすぐの宿についてだ。スーラ教の施設とあったが、その名前に間違えはないか?」
「はい、先方もその様に名乗っていました」
「………そうか」
「何か?」
「いや……」
こんなところで繋がるとはな。
「何かおかしな真似はされたか?」
「特には。ですが……」
「ですが?」
「初対面にしては親切過ぎたかなと思ったのですが、なにぶん宗教関係者でしたので」
「進んで善行を行う宗教は多いな」
「はい。そう思ったので特筆はしなかったのですが、それでも一つだけ過剰と思ったことがありまして」
「何だ?」
「馬です」
「馬?」
報告書にも記載はあったが。
「譲ってもらったとあったが」
「はい、手の行き届いている馬をタダで譲ってくれたのです」
「………それで?」
「こちらはサウンドリア王国の貨幣を持ち合わせておりませんでしたので、宝石で買わせていただきたいと申し出ましたが、宝石を見せてもらうだけで十分だと」
「………見せる?」
種類にもよるが、馬は貴族でも費用がかかる資産だ。
その譲ってもらった馬で、ラシェキス達はアレクサンドリア王国を横断して帝国の近辺まで走ってきたのだから、駄馬ではないのは明らかだ。
それを宝石を見せただけで譲るとは。
「宝石を見せただけ?」
「はい」
「何の宝石に興味を示した?」
「竜血石の指輪です」
「竜血石……?」
「オズワード殿から資金としてお預かりしてきた宝石の中でも、馬との交換に相応しいかと」
「確かにそうだが………」
「オズワード殿に真っ先に処分して良いと言われまして」
「真っ先………、ははは」
思わず失笑してしまう。
ご夫君であれば気持ちはわからない訳ではないが、どうやらお二人の御祖父は大した肝をお持ちの人物だったようだ。
「ラシェキス、その指輪の元の持ち主が誰か知っているか?」
「ライラ殿下では?」
この答えようでは、その指輪をライラ殿下とオズワード殿の物だとでも思っていそうだ。
「元々は、ノイス王家のものだ」
「ノイス王家?! どうしてナナクサ村に?」
「ライラ殿下が、その竜血石の指輪を当時の第一王子から贈られ、その帰りに行方不明になったからさ」
「まさか……」
「表立っていない情報だから、知らなくても仕方ない。だが、竜血石が何なのかぐらいは知っているだろう?」
「……はい」
「指輪と馬が交換されなくてよかったよ」
「申し訳ありません」
「交換されてたら、返して貰いに行くまでだがな」
「そんな……」
「サウンドリアと仲が悪くとも、国に入れてもらうぐらいは出来るだろ。ましてや皇女由来のものだ。あちらが拒否すれば一悶着だ。それにノイス王家に言い掛かりをつけられた時に手元になければ困るしな」
「……あの、その竜血石の指輪は今は?」
「カロスから、お孫であるリトス侯爵にお返ししたそうだ」
「そうですか」
ラシェキスは安堵の息をつく。
だけど、安心するのはまだまだ早い。
「さて、ラシェキス。もう一つ質問だ」
「何でしょうか?」
「報告書では部屋は一部屋だったとあったが、まさか同じベッドでは寝ていないよな?」
「勿論です。その様な無礼などいたしません」
ラシェキスは清廉な顔で答える。
「………ラシェキス」
「はい」
「カロスの前では、もっと上手く嘘をつけよ?」
そう言うと、ラシェキスは急に顔を赤らめる。顔を手で隠し、滅多に見られない初心な仕草を見せた。
「どうしてバレたのかな……?」
「まだまだだと言う事だ。私にバレるぐらいなら、カロスにはすぐにバレるぞ?」
「……精進します」
「ま、手は出していないだろうがな」
「勿論です!」
「はは。当然だ。ムキになるな」
「からかわないでください、兄上」
「ぷっ……」
ラシェキスが久しぶりに口を尖らすものだから、思わず笑いが漏れてしまう。
「だがな、ラシェキス。本当に、公爵には懸想するなよ?」
「はい?」
「……いや、失言した」
訝しげに私を見るラシェキスの視線から逃げるように、顔を前へと向ける。なんだか喉が渇いた気がして唾を飲み込む。
……困るんだ。万が一にもカロスと彼女を取り合ってもらうと。
お前なら、十分カロスに匹敵するだろ?
二人が争っても、私はお前の味方は出来ない。
「ロレッタ嬢から逃げ切るのなら、そろそろ本格的にお相手を探さないといけないと言いたかったんだ」
「………わかっています」
「誰か気になる令嬢はいるか? お前の祝賀パーティに呼ぼう」
「いえ………」
「……リトス侯爵がご快癒されたら、準備を始めるからな」
「はい」
近衛騎士合格と就任の祝賀パーティの話をしているのに、ラシェキスの顔は浮かばない。
自分の希望を着実に叶えていっているはずなのに、それを喜ばないラシェキスなんて初めてだ。
だけど、その理由を知りたくはない。
知ってしまえば、それを考慮しないなんて事はきっと出来なくなるから。
………自分はなんて不器用なのだろうか。
嫌な予感が当たらなければいいなとため息をつく。
どこか憂鬱そうなラシェキスの顔から視線を逸らし、二人でバシリッサ公爵のおわす北城へと向かった。
<独り言メモ>
次から新しいセクションです。
長かったです、不本意な密偵シリーズ。
まさかスピンオフ以外でセウス視点の物語を書くことになるとは、1章の頃には思いもよりませんでした。
さてさて、次話の視点は誰かしら(´・ω・)
<人物メモ>
【リシェル・ヘーリオス・ワールジャスティ】
シキの兄。カロスと同じ宰相補佐官。
真面目なのか不真面目なのかよくわからないところがある。
【ラシェキス・ヘーリオス・ワールジャスティ】
ナナクサ村の人達からはシキと呼ばれている。
近衛騎士の試験に受かって、今はヒカリの専属護衛をしている。
【レイ】
リシェルに顎で使われている部下。本名ではなくあだ名。
裏方の仕事を請け負う事が多い様子。
<更新メモ>
2023/09/28 修正(誤字や一人称の修正、独り言の修正 等)