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Slime! スライム! Slime!  作者: 笹餅よもぎ
第二章
145/219

帰郷4

 ****





 私の頭の上にはセウスの顔が乗っかっている。

 そこから気持ちよさそうな寝息が聞こえてくるのだ。


 時間は深夜を過ぎたのだろうか、ここから見えていた花月亭の灯りももう見えない。


 私はセウスの一糸も纏っていない胸板に手をついたまま、セウスに抱きしめられる形でベッドに横たわっていた。


 寝ているセウスは時々もぞもぞと動いたかと思えば、私がいることを確認するかのように、背中に回している腕の位置を探るように直す。

 それに満足すると、すー、すー、と再び気持ち良さそうな寝息をたてていた。


 そんなに気持ち良かったのだろうか。

 ある意味、冥利(みょうり)に尽きるのかもしれないけれど。


 もう、私もこのまま寝ちゃおうかな。

 だって、セウスは寝ちゃったし、離してくれないし、暖かいし。

 それに今日はとても疲れたから………寝ちゃお。



 ………。



 って、ちがーーう!

 さっさとしないと、本当に解放してもらえない。


 ちょっと!

 セウス起きてよ!!

 まだ終わってないのよ?!


 さっきから何度も頑張ってセウスの体をゆらしたり、声をかけているけれど、セウスはびくともしない。

 それどころか益々、眠りが深くなっているような気がする。


 なんで半裸のセウスに抱きつかれて、寝なきゃならないのよ?

 変態なの?

 ううん。すっかり忘れてたけど、セウスは悪魔だったわ。



 どうしよう。悪魔の居城を焼いちゃう? でも、ここって村長のお宅でもあるよね?

 混乱した私の脳内からは、定型的な答えしか出て来ない。


 どうして村に帰って来たばかりの私がこんな目に………。


 怒りに震える私の目蓋の裏には、摩訶不思議なこの状況を作りあげてくれた双子の兄の顔が浮かんだ。







「ヒカリ、お前はとにかく責任もってセウスさんの傷を治せ。全部消すまで家を出るな。セウスさんはヒカリに言いたい事があるんでしたら今のうちに言っておいてくださいね。以上!」


 バタンッ!


 文句を言う間も無く、キツキは扉を閉ざす。

 立て続けに何が起こったのかわからない状況で、私はセウスと一緒に家に閉じ込められてしまった。



「何だってのよ、一体」



 久しぶりに会ったのに、挨拶もなしにやってくれるわねとキツキが叩きつけた扉を睨みつけていると、玄関扉は凍っていく。

 どうやら本気で閉じ込める気だ。

 久しぶりにキツキと顔を合わせたのに、大層な扱い方をされてしまった。

 それにせっかく忙しいカロスがナナクサまで連れて来てくれたのに、私は会いたかった人達に「ただいま」も言えなかった。



 で、会えた人と言えば……。



 隣で無言のまま、立ち尽くしているセウスに視線を向ける。

 セウスはずっと(うつむ)いたまま、今までのような飄々と私を揶揄うような姿を見せなかった。

 それが気にはなるけれど、それよりもだ。



 何だ、この傷は?



 上半身裸のセウスの体は、どこもかしこも傷だらけ。

 自警団の仕事も手伝っていたセウスが怪我をするのは珍しいわけではない。でも、今までのようなどこかにぶつけたり、魔物にかすめられた程度の傷には見えない。

 この様子では、全身に傷がありそうだ。


 キツキが傷を治すまで出てくるなと言っていたけれど、これは治すまでには相当な時間がかかりそうだ。

 だけど、なぜこの傷に対して私が責任を持たないといけないのか、キツキに問いただしたいところではある。

 扉を閉ざされてしまった今、それは治しながらセウスに事情を聞いたほうが早そうだ。



「セウス。横になれる椅子かベッドへ行こう?」



 私は羽織っていたスライムの外套を外して、肌が見えるセウスの肩にかける。

 セウスのために部屋を暖めたいが、この家の居間は少し広い。長椅子があって条件としては良いのだけれど、暖めるのに時間がかかりそうだ。


 確か、セウスの個室にも暖炉があったなと、以前大騒動になった時の破壊された扉の隙間から見えたセウスの部屋の中を思い出す。近くにあった台所から桶を一つ拝借すると、セウスの腕を引っ張ってセウスの部屋へと向かった。

 記憶通り、セウスの部屋の中には少し小さめの暖炉があった。

 扉を開けた先の部屋を覗き見て、ここならすぐに温まりそうだし、ベッドもあるから治療に良さそうだと、セウスをぐいぐいと引っ張って部屋に入る。

 セウスはやられるがまま、無言で動く。


 魔素で暖炉に火をつけると、その前にセウスを立たせた。

 壁と机にあった燭台にも火をつけて部屋を明るくすると、セウスの肩から外套を取り外して、もう一度傷をまじまじと見る。

 体の至る所に大小の傷が付いている。



「ねえ、崖から足でも滑らせたの?」



 そう問いかけても返事はない。


 胸には少し大きな傷跡が見えるけれど、出血はしていないし、なんとなく皮膚が繋がっている。不自然な皮膚のくっつき方を見ると、これはきっと回復魔法で回復した跡なんだろうと思った。不思議なことに、しばらくするとこれが傷だったと解らなぐらいに綺麗に肉と皮膚が繋がるのだ。


 魔素で作り出したお湯をちょいちょいと指で動かしながら、セウスの体についた泥や砂を取り除き、さっき持って来た桶に汚れた湯を流していく。

 それにしても何でこんなにも傷があるのだろうかと、汚れを取りながら、セウスの背中へぐるりとまわる。



「やだ、なにこれ?」



 首の横から背中にかけて大きな傷が出来ていた。それは大きな鳥か獣の爪にでもひっかかれたかのような傷。もしかして飛翔系か獣系の大きな魔物に遭遇してしまったのだろうか。それでもセウスがこんな深手を負うなんて珍しい。


 じろじろと傷の状態を確認しながらセウスの体を一周見てまわってくると、無言だったセウスが前触れもなく私の髪をすくう。驚いてセウスの顔を見上げるが、セウスの目は虚ろだ。



「セウス?」

「……本当に、ヒカリ?」

「………は?」



 勝手に髪を触っておきながら、何を今更確認しているのかと睨むものの、心ここにあらずのセウスからは、それ以上の反応は返っては来なかった。

 なんだか扱いづらい。

 部屋が暖まってくると、私はセウスをベッドに座らせる。



「ねえ、セウス。聞こえてる?」



 話しかけるけれど、返事はない。だけど、目だけは私を追いかけていて、私からの視線に目を逸らす事はなかった。

 本当どうしたのだろうかと思っていると、セウスは私の頬を撫でる。それもまた無言で。



「何か言ってから触りなさいよ!」



 何か言ってから触ろうとしたとして、それを許すかは別の話だけど。

 さっきから一体なんだっていうのだろうか。

 無視をされているわけでもない。

 見えているのに、見えていないような反応をさっきからセウスは繰り返していた。


 私はしゃがみ込んでセウスのブーツを引っ張って脱がすと、スボンの裾を膝まで(まく)り上げる。やっぱり足も傷だらけだ。

 思っていた通り、全体的に大小の傷があるようだとセウスの体の状態を確認し終えると、ふーっと息を吐きながら始めますかと、魔法円を数個作り出す。相変わらずなかなか思い通りに動かないキラキラと光る魔法円でセウスの回復を始めた。



「痛いとろがあれば、先に治療するから言って」



 セウスにそう言うけれど、反応はない。


 特別痛いところがないのなら先に大きい傷から治そうかと、私はブーツを脱ぐ。

 セウスが腰をかけている幅の広いベッドに上ると、両膝と手をつきながらセウスの背中へと回った。


 本当に背中の半分ぐらいまでの大きな裂傷なのに、痛くなかったのかと思いながら、うろちょろと動いてしまう回復魔法円を操りながら傷を薄めていく。

 その傷がなかなか綺麗に治らない様子を見ながら、時間が経った傷はなかなかすぐには消えないなと考えていると、背中を向けていたセウスはゆっくりとこちらを向いたかと思えば、そのまま私と向き合うようにベッドに両膝をついた。



「あー! 動かないでよ!」



 治療中なのに動いたセウスを注意するけれど、私を死んだような目で見下ろしたまま、押し黙っている。

 治療について文句でもあるのかしらと、暗い表情のセウスをじとっと睨んでいると、セウスはおもむろに私の左手を掴んで自分の胸に当てる。布一枚も纏っていないセウスの胸にだ。



「乙女の手に何を触らせてるのよ!」



 セウスには聞こえないのか、更にもう片方の腕で思いっきり私を引き寄せると、私の頬はセウスの胸板に押しつけられる。

 私の耳からは、セウスの少し早い心臓の音がよく聞こえる。


 頬は暖かいし、体は身動きが取れない。

 頭の中はどうしてこんな状況に陥っているのかと疑問で一杯になる。



「ねえセウス、どうしたの?」



 聞いても返事はない。

 以前もセウスが急に態度が変わった時期があったけれど、あの時のように行動が予測出来ない。

 動揺はするものの、このまま治療が出来なければキツキには外に出してもらえないだろう。

 それならばと、横に見える腕から回復をしようかと自由がきく右手で魔法円をちょいちょいと動かし始める。

 めげませんよ、この程度の妨害ぐらいでは。


 押してダメなら横に引いてみちゃう。

 さっさと終わらせてここから脱出するのだ。



「胸が……」

「ん?」

「胸がずっと苦しいんだ……」



 そう言ったきり、セウスは沈黙してしまった。

 呼びかけたけれど反応はない。

 もしかしたらさっきの“痛いところがないか”の質問に答えたのだろうか。

 だいぶ時間差があったけど。

 やっぱりあの傷跡はまだ完治していなかったかと、視線は胸にあった傷跡に向けたのだけれども、何故だか私の体はゆっくりゆっくりと傾いてく。



 あら? あららららら?



 セウスに捕まったまま、ボスンッと二人でベッドに倒れ込む。私の頭はぶつかる事なく壁ギリギリの場所に落ちた。幅の広いベッドで良かったわ。

 それにしても何が起こったのか解らずに焦っていると、頭上から寝息が聞こえてきた。



「はぁ?」



 訝し気に見上げると、セウスはそのまま寝てしまっていた。

 本当に何なのよ?!



「ちょっと! 腕を解いてから寝なさいよ!」



 今更睨んだところで、時すでに遅しだ。セウスに反応はない。

 憎らしいほどに、セウスからは気持ちよさそうな寝息が聞こえるだけだった。


 私の左手を握るセウスの手の力は少しは緩んだものの、背中に回されている腕が重くて持ち上がらない。セウスは全体的には細いけど、意外と腕には筋肉がついていた。

 逃げようとしたけれど、腕が重くてびくともしない。

 これは寝返りを打つまではこのままかもしれない。



「………ま、そのうち動くでしょ」



 私は回復魔法円を飛ばしながら見える傷の治療を再開した。

 新しくて小さな傷はあっという間に治っていく。

 良し良しこれならすぐに解放されそうだと、私はしたり顔だ。


 だけど。



「寒いな………」



 暖炉に火はついていると言っても、ベッドからは少し離れている。

 それに目の前のセウスなんかは半裸だ。

 セウスはもっと寒いだろうに、彼は安眠している。器用だなとすやすやと眠るセウスの顔を覗き見る。


 ベッドの足元に掛け布団が畳まれているのが見えたけれど、手は届かない。

 仕方なしに苦手な蔓を魔素で作り出すと、四苦八苦しながら手の届く場所まで布団を移動させる。手だけではやっぱり布団を掛けられなかったから、そっから先も蔓を操りながらなんとか布団を二人の上に被せた。ちょっと曲がったけれど。

 斜めになってしまった布団からはセウスの足先がはみ出たけれど、無いよりはマシでしょう。



 さっきまでは早かったセウスの心音は、今は穏やかに脈打つ。

 ………まあ、寝るのも回復のうちだしね。


 そう思いながら音を立てずに魔法円だけを操っていたら、私の体も温まってきたのだろう、うとうととし始めてきた。人の寝息って聞いているだけで眠くなってくる。私も寝れない時でもキツキの寝息を聞いていると眠くなる事はよくあった。


 でも目の前のセウスの傷はまだ消えていないし、このままではキツキにここから出してもらえない。

 ふわふわと気持ち良くなってくる体に喝を入れるが、気持ちだけの気合いなんてそう長く効くはずもなく、次第次第に私の魔法円を操る手は落ちていったのだった。







 気がつくと、窓の外は真っ暗だ。

 隣にあるはずの花月亭の明かりすら見えない。

 いつの間に一緒に寝てしまっていたんだろう。


 何時だろうと動く限りに首を動かして部屋を見回すけれど、ナナクサ村に時計なんて物は無かった。帝国ではどの部屋にもついていて便利だったけど。


 暖炉の中の薪が燃え尽きたのか、もう火は消えていた。

 でも寒い空気とは違って布団の中は暖かい。

 それにセウスの落ち着いた寝息と鼓動が気持ちよくて、気を抜くと再び眠ってしまいそうだ。

 いかん、早く目的を達成しなければ。まだもう少し傷が残っている。


 私は力の限りセウスを揺らしたり、声をかけるけれど効果は見られない。気持ちよさそうに寝ている。

 痛いと言っていた傷はもう大丈夫になったのだろうか。



 執拗に揺らしたからだろうか、セウスがもぞもぞと動きだす。

 どうやら睡眠が浅くなっている。あと一歩だ。


 じーっとセウスの顔を見ていると僅かに眉が動く。

 これはもしや起きるかな?

 そう思ってから大した時間もかからずに、セウスの目は薄らと開いた。


 いかにも寝起きというぼーっとした顔で、目が少し動いたかと思うと、それはするすると下を向き、私と目が合う。

 お、やっと気がついたかな。早く腕を解いてくれないかと期待した眼差しで見上げていると、セウスはまだぼーっとした顔で、私の顔と自分の今の状態を見るとふぅっと息をつく。



「なんだ、まだ夢か」



 そう呟くと、セウスは見上げている私の額に軽くキスをして、おやすみと言うと、眠いのかもう一度目を瞑る。



「は? ちょっと、腕を解いてよ」



 そう話しかけるとセウスはもう一度ゆっくりと目を開き、少し頭を浮かせると再び私を寝ぼけた眼差しで見る。



「やけに現実味のある夢だな」



 そう言って欠伸(あくび)をすると、そのまま頭をボスンッとベッドに打ちつけまた寝ようとする。セウスもキツキなみに寝起きが悪いのだろうか。



「夢でも寝ぼけててもいいから、とにかく腕を離してよ。重いのよ。」



 そう言うと今度は目をパチッと開き、腕を離して上半身を起こす。目は驚いたといわんばかりに見開いている。



「えっ………本物っ??」

「偽物に見える?」

「なんでヒカリが僕のベッドにいるの?!」

「ちょっと!」



 二人して驚き合う。私の場合は呆れ半分だ。

 セウスに至っては、上半身裸になっている経緯さえ覚えていないのか、自分の裸と私の顔を交互に見ると狼狽していた。



「ねえ、ここまでの経緯覚えてる?」

「……あまり」

「………あまりじゃなくて全然なんじゃないの?」

「うっすらとは覚えているけど、夢だと思っていたんだ。体もふわふわしていたし。……僕、ヒカリに手を出してないよね?」

「いや、わかんない」

「冗談はやめてくれ」



 冗談もなにも“手を出す”がどこからの範囲を想定して言っているのかわからないから、私もはっきりとした答えは出せない。



「おでこにキスはしてたよ、さっき」

「……それは覚えてる。夢だと思っていたから」



 恥ずかしそうに顔を手で隠す。

 それ以上は無かったよと伝えると少し安心したような顔で私をチラッと見た。



「ねえ、目が冷めたなら回復の続きをさせてくれない? セウスの傷が消えるまで出てくるなってキツキに玄関を凍らされたのよ」

「傷?」



 セウスは自分の腕をまじまじと見ると、ため息をつく。



「いいよ、こんな傷。大した事ないよ」

「いいかどうかの判断はセウスでも私でもなく、キツキがするのよ」



 セウスは苦笑する。

 私はベッドから立ち上がると、暖炉に火をくべて部屋を温め直すついでに蝋燭を取り替える。ベッドから立ち上がったセウスは私に背中を向けた。セウスの背中をまじまじと見るも、さっきの大きな傷はまだ治りきっていない。やっぱり時間がかかりそうだ。



「何したの、これ?」

「ちょっと魔物の巣に行って来たんだ」



 私は指から回復魔法円を数個作り出す。



「魔物の巣?」

「以前村を襲った魔物の集団いただろ? あれの元。結構奥が深いんだ」

「へえ、大変な事になっているのね」



 それでも村は平和のようできっと魔物の巣の討伐がきっと成功しているのだろう。私の魔法円はやっぱり落ち着きのない動きをしながらセウスの背中の傷跡を薄めていく。



「そっちは?」

「そっちはって?」

「理由があって村を出て行ったんじゃないの?」



 出て行った理由。

 その質問に手が止まってしまう。

 キツキの事もあったけれど、村が嫌になったからおじいちゃんたちの国に行きたかったなんて、セウスには言えなかった。



「……あ、その」

「言えないような理由だった?」



 振り向いたセウスと目を合わせられなくて、目を伏せた。



「じゃあ、帰ってきた理由は?」



 帰ってきた理由……。


 その理由も口をつぐんでしまう。

 帝国で見聞きしたものが何度も頭の中で繰り返されてしまう。


 シキとロレッタ嬢の二人の並んだ姿が目を閉じても何度も何度も私に襲いかかってくる。

 目は固く瞑ったのに、涙はどこで隙間を見つけてきたのか、頬に流れ落ちてしまう。

 それに気づいたのだろうか、セウスはまた私をぎゅっと抱きしめる。



「……僕も君がいなくなって死ぬほど辛かった」



 二人でしばらくの間、動けずにいた。

<人物メモ>

【キツキ】

 ヒカリの双子の兄。リトス侯爵。生まれた地であるナナクサ村に戻って来た。久しぶりに会った妹と傷だらけのセウスを村長宅に閉じ込めた張本人。


【ヒカリ】

 キツキの双子の妹。バシリッサ公爵。

 ナナクサ村に姿を現したけれど、あっという間にキツキに閉じ込められた。


【セウス】

 ナナクサ村村長の息子。魔物の巣穴にて満身創痍の状態でキツキに発見された。

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