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Slime! スライム! Slime!  作者: 笹餅よもぎ
第二章
133/219

漆黒と白銀4

 ****





 ー 北城 カロス ー


 目の前の父はその手紙を信じられないような顔で凝視している。


「これは誠か?」

「父上が寝ぼけていらっしゃらないのでしたら」


 顔を顰めたものの、どうやら私の声は届いていないようだ。

 真偽を確かめるかのようにじっと手紙を睨みつけている。


「そろそろお返しください。大事な証文です」

「これ。そのような言い方はやめなさい」


 父はまだ手紙の内容を疑っているのかこちらを一切見ない。

 テーブルの上に置かれた封筒の封蝋にはリトス家の紋が入っている。


「そこに書かれていますでしょう? 『ヒカリ・リトスの身の周りに関する全てのことをカロス・クシフォスに委任する』と」

「だが、この内容はあくまで彼女の後見としてだ。結婚の許しではない」

「………見ればわかりますよ」


 父は息を吐くと手紙をそっとお茶受けのテーブルに置いた。


「これで私が勝手な事をしている訳では無いのはお分かりになられたでしょう?」

「わかったが、この手紙は結婚の許可ではない。だから寝室での見張りは今まで通りだ」

「堅いですね」

「やかましい。ヒカリ殿の名誉のためだ」


 父は腕を組んでふんっと仰け反って私を威嚇すると、テーブルの上にあったお茶に手を伸ばした。


「それにしてもこのような手紙が送られてくるとは………。戻ってきた近衛達から報告は受けたが、何故こんな大事になっているのだ?」


 今朝方、手紙が届くのと同時にヒカリ付きの近衛達が帝城に戻って来た。

 ハメルーンでの出来事が既に将軍である父の耳には入ったようだ。


「父上に話したら、大事の上に更に面倒事に発展してしまいますので話せませんよ」

「なぬ?」


 父は睨んでくるが、どう考えたって陛下に申し上げたことを父に教えれば、親族一同を巻き込んだ大騒動にしかならないのは目に見えている。


「とにかく、キツキは私に任せると言っているのです。ですから、父上は必要以上の事はなさらなくて結構です。邪魔をしないでください」

「何にせよ、ヒカリ殿との結婚の許しが出るまでは絶対に手出しは禁物だぞ、カロス?」

「よく言いますねぇ。ご自分だって母上の親に許しをいただいたわけではないのでしょう?」

「出来ぬものは出来ぬのだ。そんなところを私達と比べなくても良い」


 親とはなんとも都合の良い話をする生き物なのだろうかと呆れるが、まあ良いかと立ち上がる。


「数日後、ヒカリを連れて視察へ行きますので、城からヒカリ付きのメイドと従者(じゅうしゃ)を数人連れて行きます」

「何? 何日間だ?」

「さあ、あちら次第です」

「どこへ行くのだ?」

「公務上の秘密です」

「わしに秘密にする必要でもあるのか?」


 視線を上にして溜息をつく。

 陛下と敵対していたり内密にしなくてはいけない事柄ならともかく、仲の良い兄弟だ。今言わなくても陛下の口から聞いてくるぐらいなら、ここで教えてしまった方が陛下の手を煩わせなくて良いかと諦めた気持ちで父へ視線を戻すと、もう一度椅子に座り直した。


「オンドラーグ地方で例の砂が発生したようです。その視察と調査ですよ」

「とうとう北へも飛び火したのか?」

「どうでしょう。そのための視察ですので」

「そうか。だが、オンドラーグ侯爵が出てくるかもしれんぞ?」

「あの方はそう軽率ではありませんよ。領地で深刻な問題が発生しつつあるとなれば、進んで協力してくださるでしょう」

「調査よりもヒカリ殿が一緒だという事に突っかかってくるのではないのか?」


 父の言葉に一呼吸置く。

 確かにあの一族なのだからその可能性はなきにしもあらず、だろうな。


「いえ、むしろ父であるクラーディ公爵が帝都にいる間に調査を済ませて来たいのですよ。彼がいたら視察どころではなくなるのは目に見えていますから」

「そうか。ならば止めはしないが、ヒカリ殿を連れて行くのならせめて近衛をつけて行ったほうが良いのではないか? お前だって仕事をしながらヒカリ殿ばかりに気を向けられないだろう」


 こういう事には細かいところに気がつく。身軽に行きたかったけれど父の言うことはもっともだ。

 このぐらい人の裏の思念にも敏感になって欲しいものだがな。


「でしたら三人だけ。それ以上はこちらも大変です」

「どうせ有り余っている魔力だろう? 分隊全員を連れて行けば良かろう」

「他人事だと思って適当なことを言わないでください。疲れるのは私なんですからね?」


 大した事ではなかろうと尚も父は疑った視線を私に送る。


「それに規定の人数より遥かに下回る」

「私が責任を持ちますよ」


 父は手を顎に当てて渋い顔をする。


「なら六人でどうだ? これなら休憩で抜けても二人から四人体制になるだろう。それ以下はいくらお前がいても心配だし、私も了承出来ない」

「……では六人。それ以上は連れて行きませんので、出発までには誰を連れて行くのか決めておいてくださいね」

「希望はあるか?」

「水使いは必ず入れてください」

「わかった。残りの近衛は城から向かわせる」

「今は雪が積もっていますから、帝城から彼らがあちらに着く前にこちらは視察が終わっていますよ。無駄な体力を使わせるぐらいなら休ませてやってください」

「おや、優しい事を言うな」


 驚いた父の顔を、チラッと上目遣いで確認する。


「専属の近衛の休みなんて護衛対象の都合で消えるなんてザラですので、休める時に休ませなくては」

「だから高給で補償しているのだがな」

「いくらお金を貰っても体を壊されたら元も子もないでしょう。それでなくても彼らは貴族の子弟なのですから、家の仕事や事情だってあります。いざという時に動けないのが一番厄介ですよ」

「ふむ、そう言われると確かにな。わかった。では、そうさせよう」

「連れて行く近衛は、視察から帰って来てから休みをやってください。しばらくはヒカリは北城ですから上級騎士の護衛でも大丈夫でしょう」

「アレスにもそのぐらい気を使ってくれれば良いんだがな」

「やかましいですね」


 ムッとした顔を父に向けて立ち上がると、今度こそ部屋を後にした。






 短くて一週間、長くて二週間は帰らないと秘書官に伝える。

 視察に行く間の仕事を秘書官達に配分し、その間の会議や会合の日程を確認するために一覧に目を通す。

 他の補佐官が代理で出席出来るようなら依頼をかけて、私が必要な会議なら日程を纏めるようにと秘書に指示をし、その間はヒカリを近衛に任せて数時間だけ帝城に戻ることにした。

 前準備を終わらせると帝城の執務室を出た。


「荷物を運ぶ従者は一人では足りないか」


 日程が伸びることを考えて、もう少し荷物と人員を増やすかと考えながら帝城の廊下を歩く。

 北城の執事にはヒカリ用の暖かいドレスやコートの手配をした。それも滞りなく準備が出来ていると、今朝報告を受けていた。雪の降り積もる地方への視察は面倒事が多いけれども、ヒカリとなら寒い地域はどちらかと言えば願ってもいない環境だ。雪で足を滑らせないように手ではなく、彼女の体を支える言い分が出来るわけで。

 先程から人影の少ない高階なのに、誰かとすれ違う度にもれなく振り向かれるところを見ると、どうやら少し浮かれた顔をして歩いていたようだとコホンと咳払いをして緩めた顔を整える。


「クシフォス宰相補佐官」


 後ろから官名を呼ばれてチラッと肩越しに覗く。

 高階には珍しい人間の姿に目を細めた。


「何か御用ですかな、ラシェキス卿」


 騎士の制服を着たラシェキスが数枚の封筒を持ってそこに立っていた。

 最近ラシェキスは、各方面から行方不明の間の報告を求められているという話は聞いていた。

 そのため今は外回りや護衛の仕事ではなく、軍務省の部屋に(こも)って机に向かい報告書を作っていると父から聞いていたので、出来る限り軍務省に彼女を近付けたくはなかったが、高階まで歩き回っているのならしばらくヒカリは帝城に連れてこないほうが良さそうだ。


「あ、いえ………仕事の用件ではないのですが、その。ヒカリが北城にいると話を聞いたので本当なのかと」

「親しいとはいえ、バシリッサ公爵から何も聞いていらっしゃらないのでしたら、私が彼女の居場所をあなたに伝える必要はありません」


 私の物言いで気がついたのだろう。ぐっと口を閉じてしまった。

 ラシェキスは兄のリシェルと同じで公私をきっちり分けようとする。

 私を官名で呼んだのだからそのように応対したけれど、仕事中である彼の聞きたかったことは珍しくもどうやら“私事”のようだった。


「……仕事中にすまない、カロス。その、ヒカリの妙な噂を聞いたので確認をしたかったんだ」

「妙?」

「ああ。カロスがヒカリと同棲をしていると……」


 ラシェキスに体を向ける。

 騎士達の間ではそういう話になっているのか。

 私達を間近で見ている騎士ならともかく、北城の警備に来て遠くから見ている騎士からならそう見えてもおかしくは無い事にはなっているのは確かだ。

 それよりも父は箝口令(かんこうれい)を敷いてはいなかったのだろうか。父め。


 ラシェキスは視線を流して私を真っ直ぐに見ようとはしない。

 自分はヒカリの噂話が気になって真偽を私に確かめに来たのだろうが、それが少し(しゃく)に触る。

 彼女はお前に知らされていなかった噂の女性との現場を見せつけられても、声を押し殺すことしか出来なかったのにな。

 それがラシェキスだけの問題ではないのはわかってはいるが。


「なぜ妙なのだ? 先日の夜会で彼女の紹介をしただろう?」

「あ、いや。先日の夜会でただの手伝いで深い意味はないと彼女本人から聞いた。それに今はキツキ達のいるハメルーン城にいるのだろ? だからそんな話が流れて来る事自体がおかしいと思って」


 どうやらヒカリは一番知られたくない相手に種明かしをしてしまったようだ。

 だけどこの様子ではハメルーン城での出来事は父の耳には入っていたが、ラシェキスの耳に入っていないようだ。おそらく軍務省の中でハメルーン城半壊の件は機密扱いになったのだろう。


 だから彼女が北城に居る事も知らないのだ。


「確かに先日は手伝いに来て貰っていたよ。だけどそれと噂は別の話だ」

「別の話?」

「私はキツキから許可をもらってね。彼女のことを任されて今一緒に住んでいるよ。それに彼女が18歳になる年には婚約をする約束もしている」

「………婚約?」


 ラシェキスは顔を顰める。


「ああ。まだ一年半もあるがキツキの立太子の儀式が終わって、彼女もこの国に落ち着く頃だ。丁度良い時期だろう」


 息が止まったかのようなラシェキスの顔を、目を細めたまま見据える。


「婚約から半年後の春には結婚の予定だ。今後のことを考えて、今からでも帝都のクシフォスの屋敷もテコ入れしないといけないな。あそこは父上の趣味で少し地味だ。女性を迎え入れるには少し華やかさが足りない。彼女の好きそうな壁紙に替えて、それに調度品も入れ替えなくては。さて、やる事は多いな。それと庭にも少し花を植えようかと思う。彼女はどんな花が好きだろうな。ラシェキス、知っているか?」


 違う意図で話し始めたのだが、口に出すと(おの)ずと顔が緩んでいく。

 おかしなものだ。

 急に彼女の喜ぶ顔が見たくなった。

 彼女はどんな花を喜ぶのだろうかと考えるだけで体が暖かくなっていく。


「おや? どうしたラシェキス。具合でも悪いのか?」

「あ、いや。そんなことはない」


 目を逸らせたラシェキスに私は近寄る。


「そうだろうか? 顔も青い。働きすぎて最近疲れているんじゃないか? 体調管理はしっかりしなくては。試験も近いのだろ?」


 ラシェキスの綺麗な顔を覗き込むが、ラシェキスは私から視線を逸らしたままだ。

 私を睨みつけるぐらいの事はして欲しかった。

 こんな中途半端な奴に彼女は振り回されて体を壊そうとしたのだ。


「それが終われば私達よりも一足早く婚約か。おめでとう、ラシェキス」


 舐めるようにラシェキスの顔を見る。

 私の言葉に反応したラシェキスが珍しく冷ややかな視線を私に投げつけてきた。

 暗に近衛試験には落ちると言ったのだから、これで反応がなければコイツを見限っていた。

 今まで見せたことが無いラシェキスの鋭い目付きと険しい表情を見ると、心の奥から温度のない冷ややかな笑いが込み上げてくる。 


「おや、違ったかい?」

「まだ決定ではない事を当然のように言われるのは気分が悪い」

「それは悪かった。……ああ、そうだ。ヒカリのことを聞かれたからついでにな」


 ラシェキスはヒカリの名に反応したのか、表情が変わる。


「明日からオンドラーグ地方へ行くのだ。私は仕事だが、彼女も一緒にな」

「……そんな必要があるのか?」

「キツキに彼女のことを頼まれているから当然だ。領地邸に宿泊するからあまり危険はないだろうが、それでも寝室は一緒だ」

「寝……室?」

「今も一緒だよ」

「っ!」


 ラシェキスの大驚失色(たいきょうしっしょく)した顔に満足した私は(ひるが)ると歩みを進める。

 数歩歩くと、血の気のない顔のまま制止を促す感情的なラシェキスの声で振り返った。



「ラシェキス。それがお前が彼女に与えた苦しみだよ」



 その言葉に固まったラシェキスを尻目に、私はそのままヒカリの待つ北城へと戻った。





「ねえ、カロス。明日は何を持って行けばいいの?」

「衣類はこちらで全て準備したから悩まなくていいよ」

「え、全部?」

「そう、全部」

「し、下着も?」

「そう、下着も」

「えぇっ、嘘?!」

「メイド達が準備してくれているはずだよ。流石に私はノータッチだよ。」


 そう言うと、メイドに髪を()いてもらっているヒカリは安堵したように息を吐いた。

 流石にそんなことまでは私がいちいち指示はしない。

 日課になりつつある私と二人での食後のお茶の後、部屋に戻ってお風呂から出てきたばかりのヒカリは淡いピンク色の肌の上に、柔らかい色の寝巻きとガウンを羽織っている。

 ベッドに座って足を伸ばしながら書類に目を向けつつも、鏡台の前に座るヒカリの姿をチラッと目で追ってしまう。

 目の前の可愛い頬にも首筋にも噛み付けないのが、進展も確約もない男の悲しいところだ。


「明日は朝から忙しいだろうから、そろそろ寝ようか」


 その言葉にメイド達は礼をするとそそくさと部屋を退出し、部屋の中には私達と見張りの騎士だけになる。

 ヒカリはさも当然のように私がいるベッドによいしょと上がり込む。数日同じことを繰り返したためか警戒心は既にないようだ。

 それを少し心配するも、自分に対しても警戒もなく慣れてきてくれたと思えば喜ばしいのかもしれない。

 横で布団を持ち上げていそいそとベッドに潜り込もうとするヒカリの髪の束をそっと手に取って願う。


 君の中からラシェキスの影が薄くなるように。

 これ以上、ラシェキスに心を乱されないように。


 願掛けだったけれど、思っていたよりも柔らかい髪が心を捕らえて離さなくなる。


「カロス、何してるの?」


 持ち上げた布団に片足を突っ込んだヒカリは不思議そうな顔で聞いてくる。


「………願い事だ」

「願い事?  ふふ、またお母さんから教わった変なおまじない? 叶うといいね」


 “また”とは以前の指切りのことを言っているのだろうか。

 隣でほんわかと笑うヒカリは人を疑うことを知らない。


「ああ、叶うといいな」


 布団の中へと完全に潜ったヒカリは左手を私に差し出してくる。自分を信用しきっているヒカリの柔らかい瞳に自分が安心してしまう。

 私はヒカリの手に微量な魔力を流し込む。

 それを見たヒカリは安心したかのようにゆっくりと目を閉じ、ポツリポツリと今日の出来事を話していたが、いつの間にか優しい寝息が彼女から聞こえ始める。

 布団に少し隠れたあどけない寝顔に、思わず頬を緩めて眺めてしまう。


 ……このまま。


 このまま私からの気持ちがわからないように、ラシェキスへの気持ちもわからなければ良い。

 そうすれば私はこのままずっと君の傍にいられる。 

 先日の帝城での彼女の様子を考えればそれは儚い願いになりそうだが、それでも今しばらくだとしてもいい。

 ヒカリの隣を歩くのは自分でありたい。


 残りふた月。

 その時に結果がわかる。


 どっちに転ぶだろうか。



 繋いだ手を額にコツンと当てて目を瞑る。

 ひんやりとし始めた部屋の中で、ヒカリの手は暖かい。

 もう少しそうしていたいが、部屋の中にいる見張りの騎士の視線が痛い。

 父も(かたく)ななとこの状況に諦めると、騎士に睨まれつつも再び書類に目を向けた。


<独り言メモ>

 ある日とあるフラグをノリで立てて投稿してしまったため、そのフラグ回収のために新規話追加や今まで準備していた話を加筆するはめに(投稿が遅い理由)。しかも数個のフラグ。自業自得ですが12月中には二章終了は出来そうにありません(´-`) あと20話ぐらいあるので……。


<人物メモ>

【キツキ】

 ヒカリの双子の兄。リトス侯爵。


【ヒカリ】

 キツキの双子の妹。バシリッサ公爵。恋愛に対しての謎防御力の強い女の子。キツキと大喧嘩してカロスに北城へ連れてこられた。


【シキ(ラシェキス・へーリオス)】

 へーリオス侯爵家の次男。銀髪の帝国騎士。キツキとヒカリの兄妹喧嘩の原因でもある。


【カロス/黒公爵(カロス・クシフォス)】

 帝国の宰相補佐官。黒く長い髪に黒い衣装を纏う男性。魔力が異次元すぎて一部から敬遠される。ヒカリに好意を寄せる将軍の愚息。

 とある理由でエレーミア侯爵家とへロイス伯爵家を危険視している。


【ユヴィルおじ様/将軍(ユヴィル・クシフォス)】

 現皇帝の弟でカロスの父。将軍職。お節介の専門家と息子に揶揄される。親戚の子供達に甘い。

 クシフォス公爵でもある。


【アレス(アレス・エレーミア)】

 金の髪と瞳を持つエレーミア侯爵家の次男。こちらも双子の再従兄弟(はとこ)にあたる。

 将軍のすすめで騎士団に入る。


※添え名は省略

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