表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Slime! スライム! Slime!  作者: 笹餅よもぎ
第二章
129/219

狂炎の狭間 ーアトラス視点

 遊ぶ時も剣の稽古の時も、いつも一緒だった幼馴染が、他国で行方不明になったかと思えば、神隠しの皇女の家族を帝国へ連れ帰ってきた。


 あいつの行動は昔から本当に予測が難しい。


 で、連れ帰ってきた家族というのは女の子で、髪は太陽の光のように光り、目は黄金の中に赤が混じってた。

 それは子供の頃から周囲から聞いてきた“神隠しの皇女”そのままの姿で、生きている間にその姿を目にすることが出来るとは思わなかった。

 それもこんな間近で。

 子供心に、初代皇帝似(アフトクラート)はクセの強い昔話が神格化した話なんだろうと思っていた。

 だから、それが本当に存在するのだと知った時の高揚した気持ちは、何とも言い表せないものだった。


 帝国に姿を現したアフトクラートは、幼馴染の連れ帰った女の子と、偶然にもダウタ砦に保護された男の子の双子。初代皇帝の特徴をそのまま写したかのような二人で、女の子の方は何度か絵で見たことのある神隠しの皇女そのままの姿だった。


 彼らが特別だったのは姿だけではなかった。

 あれはダウタ城での出来事だった。

 黒公爵………クシフォス宰相補佐の魔法を双子の妹は何事もなく消し去ったのだ。


 吸魔能力。


 初代皇帝プロトスが持っていた能力の一つだとされ、プロトス以降は消えていくようにその力を持った人間はいなくなったと、騎士学校の座学でそんな授業をしたのを覚えている。

 それにしても、そんな神話のような能力を生まれ持ってくるなんて、先祖返りと言っても返りすぎなんじゃないか?


 現実離れしていた彼らに、俺はいつの間にか引き込まれていたのだろうか。

 皇位継承権変更後に通達された担当を知った時には、天にも登る気持ちだった。

 絶対に傷一つ負わせない。

 そう意気込んでいた。

 でも、神話から飛び出て来たような彼らだ。目の前に起こった現実は、そう簡単じゃなかったよ。







「なんか様子がおかしかったな、アトラス」

「そうですね、ロモさん」


 部屋からすっと動き出したヒカリ殿下に付いて、キツキ殿下の執務室の扉を背にした俺と先輩のロモさんは、チラリとお互いに目だけを見合わせる。


 ロモさんは年上で近衛騎士としても先輩だけど、近衛はお互いに名前で呼び合うのが慣例となっている。

 家族名で呼ばないのは、お互いの家格や爵位などで上下関係をつけて、仕事に支障をきたさないためだ。そんなところで遠慮なんかして仕事がやりづらいだなんて、近衛の本分からみても本末転倒だろう。

 だから昔から近衛同士は名前で呼び合うことになっている。


 だけど入り立ての新人は、しばらく家族名を呼んでしまうのも確かで、でも一年もすれば時々会う人でも覚えてもらえると先輩達は言っていた。

 近衛は貴族出身がほとんどだ。だから親の後ろについて、お互いにどこかの夜会などで顔を合わせたりしていることもあって、相手の家族名だけはわかるっていうのはよくあるパターンだ。

 隊以外の先輩にはまだ「ルーギリア」と家族名で呼ばれる時がある。要は俺もまだ新顔の部類ということだな。



 執務室の閉まった扉をチラッと見る。

 ヒカリ殿下は、無言でノックもせずにキツキ殿下の執務室へ入られていった。

 様子がおかしかったのは確かだが、それでも部屋の中で何も話さず動かず俯いていたよりかは格段に安堵する。死人のように顔に血の気が無くて心配だったが、かと言って警護以外のことでそう簡単に話しかけられないのも近衛だ。無理に聞き出して、不調の原因が女性の日だった場合には目も当てられない。女性だから尚更(なおさら)そこは難しい。

 だけど、ヒカリ殿下が部屋に入られてから城の中の様子は一変する。



「なんだ! 何が起こっている!!」



 廊下の遠方から、キツキ殿下専属のアデル隊長が数人を引き連れて血相を変えて走ってくる。

 それと同時にキツキ殿下側近のエルディ・ダウタ殿と護衛のフィオン・サラウェスが、部屋から大量の書類や丸められた地図を持って飛び出して来た。

 俺とロモさんが(いぶか)し気にその様子を見てたんだが、それと同時に執務室内から漏れた真っ赤な光が廊下の壁を照らした。


 なんだ?


 そう思うのと同時にアデル隊長とキツキ殿下専属の近衛数人は、ノックもせずに彼らと入れ替わるように執務室へと入り込んだ。



「来るな!! 敵ではない、ヒカリだ! 城内に防御壁を張れ!」



 キツキ殿下の張り上げるような声に驚いて、我々も執務室の中を覗き見る。

 先程の近衛達が一斉に、執務室の壁一面に魔法壁を張り出していた。

 窓ガラスの向こうには先が見えない程の炎が上がる。


 一体どこからこんな炎が上がっているのだ?


「隣から確認します!」


 そう言ってロモさんと一緒に隣の部屋に駆け込むと、バルコニーから覗き見る。

 炎の切れ間からは、隣のバルコニーの上に立つキツキ殿下とヒカリ殿下の二人の姿が見えた。

 二人を囲む見たことの無い巨大な炎の柱に、これまでに感じたことのない寒気を感じた。


「何だよ、これ……」


 担当になった時に、本部から護衛対象の情報が書かれた書類を渡される。

 ヒカリ殿下の欄には“魔力”とは違い、“魔素”という力を持ち合わせていると書かれていた。主には火だと。

 その時の俺は、火使いと似たようなものだろうかと安易に考えていたが、目の前に広がる光景はそんな安易な考えなんか吹っ飛ぶほどの、今にも城を呑み込もうとしている巨大な炎だった。


 こんなものは見たことがない。帝国最高位の火使いの炎だって、ここまでは強くないだろう。

 それなのに、こんな状態でも殿下達の周囲には“魔法円”や“魔法陣”は見えない。目の前の魔法のように見える燃え盛る炎こそが、『魔素』と呼ばれるものなんだろう。

 あのクシフォス宰相補佐でさえ、ここまでの巨大な炎は出せないのではないだろうか。それも切れることなく延々と。

 呆気に取られている俺達のいるバルコニーにまで、その炎の熱と風圧は漂ってくる。あの炎の中を二人がどうやって立っていられるのか、俺には考えが及ばない。


「一度戻るぞ、アトラス」


 俺と同じものを見たロモさんが、青い顔をさせて翻る。

 執務室ではまだ三人の近衛が魔法壁で防衛をしていた。廊下に出てきていたアデル隊長と合流すると、先に見た外の様子を説明する。


 アデル隊長の顔は青い。

 これは不味いなと呟くと、ヒカリ殿下専属分隊のハムイ隊長と目を合わせて頷き、廊下にいた近衛達を見据えて声を張り上げる。


「これより非常時対応に切り替える! 指揮官は私だ。執務室にはこのまま三人を残す。ハムイは数人を連れて外の状況を確認し、お二人を補助しろ。バードはここにいない近衛にこれを伝えろ。残りは城の警護だ。城内の人達を出来るだけ窓から遠ざけ、安全な場所に移動させろ。緊急状況下の判断は個々に任せる。怪我人を出すな」


 非常時対応……緊急事態に指示系統を一つにする対応方法だ。複数の隊が持ち合わせている情報が一人の指揮官に流れ込む。師団のような目的を一緒にした隊ではなく、その場に居合わせた横並びの近衛や騎士などの隊が、複雑に入り込む情報の錯綜(さくそう)をきたさない為の一時的な措置だ。


 アデル隊長の指示により、それぞれが動き出す。

 ハムイ隊長は近くにいた俺とロモさんに視線を向ける。


「ロモとアトラスは俺について来い。お二人の様子を確認しにいくぞ」

「はい!」


 三人で隣の部屋のバルコニーに出るが、隣のバルコニーを囲う炎の壁はさっきよりも厚く、全く二人の様子が伺い知れない。さらに。

 壁のように立ち登る炎の上には、炎を纏った魔法陣が空高く何個も走り回っているのだ。


「なんだ、あれは?」


 見たことの無い光景にハムイ隊長は呆気に取られる。その後ろにいる俺とロモさんもだ。

 魔法陣は出すだけでも大きな魔力を消費する。それが数個も同時に発生して自由に動き回っているのだから、操っている人間の魔力が並はずれているという事がそれを見ただけわかる。

 唖然とする俺たちの目の前で、バルコニーの手すりが壊されるほどの爆音が走ったかと思えば、炎の壁からキツキ殿下が後退するように飛び出てきた。空中に魔法陣を張っては足場にされている。


「ロモ! キツキ殿下の補助を」

「はい!」


 キツキ殿下自身も足元に魔法陣を敷いていくものの、ロモさんもキツキ殿下の動く場所に合わせて足元に魔法陣を敷いていく。


「ヒカリ殿下の姿が見えないな。炎を消せるか? アトラス」

「やってみます」


 炎の壁の下に水魔法陣を敷いてみるが一向に炎は消せない。それどころか、炎に押されて魔法陣自体を壊されそうだ。


「……無理そうだな」

「…………勢いを削げません」


 そんなこんなしている最中の事だった。

 炎の壁に何らかの衝撃によって突き破られたかのような丸い穴が開く。


「アトラス!」


 ハムイ隊長が叫ぶ。

 ヒカリ殿下の足元に魔法陣を敷いていた俺は、()()をすぐに理解出来ずに、「何だ?」と顔を(しか)める間も無く、目の前にあったバルコニーの手摺りはは砕け散り、体に強い衝撃がかかった。

 パリンッと魔法陣が割れる音が聞こえた。

 誰かが俺の前に魔法壁を張ってくれたようだけれど、それでも強い衝撃が体にかかり、三階のバルコニーから体ごと吹っ飛ばされたのだ。


 ドスンッ!


 強い衝撃が体を襲う。

 でも、三階から落ちた割にはそう強い衝撃ではなかった。

 目を開けると、自分の体の下には魔法陣が敷かれていた。上に見えるバルコニーから、ハムイ隊長が俺に向かって手を伸ばしているのが見える。

 すぐにこれが隊長の魔法陣だと気がつくと同時に、俺は自分で魔法陣を足元に敷いた。それを確認したハムイ隊長はほっとした顔をして、またヒカリ殿下のいらっしゃるバルコニーへと視線を移した。


 ……足手まといだな、俺。


 近衛になってから半年。それなのにすぐにアフトクラートであるヒカリ殿下の専属となった俺は少し浮かれていたのかもしれない。

 フォローを受けるこの状況を恥ずかしく思い、すぐに状況を確認しようと頭をぐっと上に持ち上げる。

 炎は弱まらない。

 それどころか、上へ伸びていた炎の壁は右にも左にも広がり出す。

 走り回る炎を(まと)った魔法陣……炎陣があちこちの窓ガラスを割っていき、その隙間から飛んできた炎が入り始める。


「まずい」


 慌てて手を向けたけれど、中からも他の近衛達が防火しているのが見えた。


「……大丈夫そうだな」


 顔を上げて二人の様子をもう一度見るが、いつの間にかハムイ隊長達が立っていたバルコニーの足場は猫の額も無くなっていた。

 隊長達も魔法陣の足場に切り替えて宙に浮いている。

 そんな状況になっても、キツキ殿下を目掛けて猛回転しながら飛んでいく炎陣が、予測のできない動きでこちらにも飛び込んでくる。新たな足場となる魔法陣を作り出して魔法壁も張るけれど、その度に魔法壁は炎陣に壊されるから、こちらも危険な状況だ。


「なんて力だよ」


 魔法壁を壊されて、ビリビリッとしている手をチラッと見る。



 ー ヒカリには護衛ではなく、ヒカリを抑え込める人間以外いらないです。



 最初の顔合わせで放たれたキツキ殿下の言葉を甘く聞いていた。

 あの時は何を言っているんだと思ったけれど、その意味を今この場にいる近衛全員が肌で感じているだろう。

 近衛が束になっても、ヒカリ殿下を抑えられそうにない。


 目でキツキ殿下を追う。

 キツキ殿下の視線の先を見ると、壁になっていた炎は数段弱まっている。バルコニーの先端に立つヒカリ殿下の姿がようやく見えたのだけれど、安堵することが出来なかった。

 キツキ殿下も呆けていたかと思えば、慌ててヒカリ殿下に向かって叫ぶ。

 そりゃそうだ。

 腕を上げる彼女の手には巨大な炎の玉が掲げられていた。

 大人一人が入れそうな大きさの炎の玉だ。


「まさかだよな?!」


 そのまさかだった。

 ヒカリ殿下は無表情のまま、兄であるキツキ殿下へと玉を投げつけたのだ。

 キツキ殿下に向かって魔法壁を張ろうと手を伸ばすがその瞬間、自分に向かって炎陣が走り込んでくるのが見えた。思わず魔法を止め、後退して回避する。

 バッと上を見えると、キツキ殿下は無事だ。

 ほっとしたのも束の間、キツキ殿下の斜め後ろに現れた人物に目が釘付けになった。


「クシフォス宰相補佐………」


 彼が出したと思われる魔法壁がキツキ殿下を護っていた。

 それを脱力した体で見上げる。

 近衛の仕事も出来ずにそれを「よかった」なんて安易には言えないけれど、今回だけは心の中でそう思っていた。

 気を緩めていたそんな時、自分の真横に急接近する炎陣が目の端に映る。

 間に合わないと見開いた目でそれを見るけれど、体が動かない。


 バリンッ!


 痛みはない。

 細めた目を開ける。

 俺の体の横にはキツキ殿下の周りを囲っている防御魔法円と同じものが壁のようになって現れていた。炎陣とぶつかって砕けた魔法円は、少しずつ薄らと再び現れる。

 それが誰の仕業かすぐにわかった。

 クシフォス宰相補佐を見上げると、彼と目が一瞬だけ合う。


 キツキ殿下を守りながら、俺の身も守ったんだ。


「………なんて人だ」


 彼が“黒公爵”と呼ばれるのは、普通の人間では出来ないことをいとも簡単にやってのけるからだ。その名前は彼の容姿と相まって皮肉にも聞こえるが、彼の力への称賛にも近い意味も込められている。

 本当に彼は別格だ。

 この国では白が一番、黒が二番目に高貴な色だと言われている。

 力にしても地位にしても、彼ほど「黒公爵」なんてあだ名が似合う人間なんていないだろう。

 近衛になった俺でも、ため息が出るほどの人だ。


「アトラス! 無事か?」

「あ、はい! ハムイ隊長、ロモさん」


 俺を心配そうに見ていた二人は、その返事を聞いてほっとした顔をしていた。







 翌日、ヒカリ殿下は黒公爵が連れ帰ったと聞いた。それもキツキ殿下の許可を得て。

 彼以外に彼女を止められる人間があの場にはいなかったのは確かだ。


「それにしても、凄かったですね」


 俺達は傷の回復を終わらせると、朝から帝城へと向かっていた。

 ハムイ隊長を先頭に二列に並び、昨夜見たものが本当かどうか確かめ合うようにお互いの出来事を口々にしていた。


「お前達、帝城に戻ったらその話はダメだぞ」

「わかってますよ」


 ハムイ隊長は後ろであーだこーだと話をしている俺達に釘を刺してくる。

 護衛対象の情報は外には漏らせない。


初代皇帝似(アフトクラート)って神話だと思っていましたけど、その力は本物でしたね」

「ああ、そうだな。ライラ殿下は水使いだったんだが、大魔法陣を発動させて陣内にいる複数人の怪我人を一度に治したって話が残っているからな」

「へえ」

「それでも、お二人の力は御祖母であるライラ殿下よりも遥かに上になるだろうな。キツキ殿下はともかく、ヒカリ殿下の能力は審問以外は口外するなよ。彼女が色々な場所から目を向けることになると、それだけで危険になるからな」

「はい」


 みんな口々にハムイ隊長に返答する。


 ハムイ隊長の言う「キツキ殿下はともかく」とは、どうでも良いという意味ではない。突如として帝国に姿を現し、今までの序列をひっくり返して継承順位一位になった彼の能力は“高い”と知れ渡った方が、優位に働くから噂になっても問題はないという意味だ。


 でも妹であるヒカリ殿下の場合は事情が違ってくる。

 キツキ殿下と同等、もしくはそれ以上の能力があると知られると、良からぬことを考えて彼女を担ぎ出す奴らが出てくるってことだ。

 自分の子供や息のかかった人間と結婚をさせて、彼女を『皇位』につけるとか、な。

 特に女帝となった場合は妊娠出産など、男性と違って体調面の理由から表に立てなくなることが多いが、その場合は皇配である夫が皇帝の代理として国の全てを取り仕切れる権限を持つことになる。そうなれば、婿の家が国の実権を握ると言っても過言ではない。

 それは皇帝の妃になるよりも、女帝の皇配となった方が権力は計り知れないほどに強くなる。


 だから女性皇帝の場合は、男性の皇帝よりも結婚相手を慎重に選ばなければならない。

 ライラ殿下の時も大変だったと聞いたことがある。

 とは言っても、候補の筆頭はいつものあの家門なんだけどな。


 周囲の様子を見ながら、自分だけがヒカリ殿下の能力に気後れしていた訳ではなかったことに少しほっとした。

 本当にラシェキスの奴はとんでもない御仁を連れ帰って来たな。


 普段の姿は可愛らしいけれど、その中にある秘めたる力たるや。


 神と言っても違わないほどの人離れした昨夜の姿を思い浮かべる。

 自分が護衛する貴人がここまで尊いなんて思いもしていなかった。

 力が第一のこの国で、彼らがいればプロトス帝国は安泰だろう。

 心の片隅にある畏怖を感じながらも、俺の頬は緩む。


 絶対に彼女を守るんだ。

 傷一つ付けさせない。

 相手が誰でもだ。


 体に熱を帯びるのを感じながら、帝都へとつながる砂漠の中に伸びる道の先を見つめた。


<用語メモ>

皇配・・・または「皇婿(こうせい)」とも。女性皇帝の夫のこと。



<人物メモ>

※キツキ、ヒカリ、カロスは省略


【アトラス(アトラス・ルーギリア)】

 シキとは家がお隣の幼馴染。リシェルとも顔見知り。

 22歳で近衛試験に合格した。忠誠心の高い人間で時々融通が効かない。

 ロット伯爵家の三男で23歳。

 火と水使い。

 バシリッサ公爵専属となる。


【アデル(アデル・ポートラー)】

 キツキ専属近衛小隊の隊長。昔からリーダー気質。土・雷使い。


【ハムイ(ハムイ・ロンバース)】

 ヒカリ専属近衛小隊の隊長。落ち着いた性格。水・風使い。


【バート・ルアーブル】

 リトス侯爵付きへ変更になった近衛。25歳。火・風使い。


【ロモ・ベレンゼ】

 ヒカリ付きの近衛騎士25歳。アトラスの先輩。風・雷使い。


※添え名は省略



<更新メモ>

2022/05/21 加筆(主に修正)、連絡メモの削除、用語メモ修正

2021/12/04 加筆、用語メモの追加


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ