砂漠に咲く道1
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自宅の執務室で帝国の地図を広げる。
最近、エルディに帝国内の各地の情報を教えてもらっていた。
一番の興味はこの国の砂漠化の地域だ。
「うちのダウタ領の南側は壊滅状態です。帝都から見ると西側です。この辺りはこぞって領主達が領地を帝国に返上したと聞きました」
エルディが指で囲むその範囲は大きく、年々全体的に広がりつつあるようだ。特に目を引くのは帝国中央西側がほとんどがそれに当てはまっているようで、砂漠化の酷さに人々が逃げ出した土地が少なくは無いと言う。それは国としてはだいぶ由々しき事態なのではないのかと思うけれど、砂漠化の原因も改善する手段も今の帝国には無いのだと言う。
ただ、俺が帰還の途中で魔素で作り出した土や木は砂に埋もれずそのままだったと、後ろからやってきたエルディが言っていたので、どうやら魔素は改善する有効な手段の一つなのだと判った。
「では、このあたりには人が住んでいないし、お前の言う統治権は帝国が持っているのか?」
「人の動向までは把握していませんが、おそらく。返上された場合は帝国が統治権を持っています」
「その場合は誰か領地を管理しているのか?」
「帝国から任命された管理官が行くはずです。主には領主と同じような仕事をされます。ただ、先程のところは足掛かりになる町も村もありませんから、放置されている状態かと」
「そうか」
しばらく地図を眺めながら考える。
ダウタ砦の位置。あの時見たセウスさんの魔素の方角、それと……。
手の平からもう一度セウスさんの魔素を取り出して流れる様を見る。
方角は“西”。
それを確認すると地図に線を引く。
交わった場所には何も描かれていない。どうやら海のようだ。
「エルディ、帝国が持っていない土地を自分の領地にする事はできるのか?」
「となると“侵略”という事でしょうか?」
侵略……他の国の領地を奪う事だ。
「どこの国も持っていない場合は?」
「“発見”または“開拓”、でしょうか」
「その場合、所有は出来るのか?」
「侵略なら統治する全ての権限が一度帝国に帰属します。発見の場合も一度は帝国に権利が帰属されますが、発見者が統治権を唱えることができます。そうすれば優先的に領地を任されるかと思います」
「そうか。どちらにせよやるしかないな」
俺は地図を丸めた。
「そういえばエルディ。なんでこんなものが俺に届くんだ?」
机の隅にある手紙と呼ばれる四角い封筒がいくつも積み上がり、未開封だ。三通ほど開いて、知らない人からの手紙の内容は大体どれもこれも同じだと推測ができた。
「ヒカリ様への結婚の申し込みのお手紙ですか?」
エルディは書類や地図を片付けながら話を続ける。
「帝国では十六歳から結婚はできますが、十八歳までは法で家長の許しが必要なんですよ。貴族の場合は年齢に関係なく先ずは家長の許しを得ますがね。ヒカリ様は今はリトス家の庇護下ですので、家長のキツキ様宛てに来ているのではないでしょうか」
なるほど。
「知らない相手からこんなに来るんだな」
「こう言っては何ですが、ヒカリ様は公爵位を継承されたのです。二十歳もしくは結婚をした場合から独立をされる事が決まり、右も左もわからないヒカリ様を取りこんで公爵という地位に収まろうとする輩が多いのは当然でしょう」
エルディは今度は机に重ねられていた分厚い本を持ち上げると本棚に片付け始めるが、彼の手も口も止まらない。ナナクサ村でこんな感じの働き者を見た事があるのだがなと、細目でエルディをじっと見つめる。
エルディはそんな俺に気がつかないのか話を続けた。
「それでなくてもまだ予定ではありますが次期皇帝の妹君です。貴族の子息なら狙ってくるのは当然といえば当然かもしれません。ですが、ヒカリ様のあのお姿を一目見てしまうと、そうではない方もいらっしゃるとは思いますが」
「爵位や地位のために結婚の申し込みをしているのが多いと?」
「はい。そしてヒカリ様に一目惚れされた方も少なからずいらっしゃると思います」
「ふーん」
一目惚れはともかく、ここでは結婚とはそんなものなのだろうか。
カロスが懸念している事が少しわかった気がする。
ヒカリと結婚するだけで国内でも最上の爵位が手に入り、子供にも引き継げる。その上身内が皇帝になんてことになれば、貴族の中でも最高位に近いようなものなのだろう。
ヒカリの気持ちなんて無いに等しいような扱いだ。
それが国中からこんなにくるのか。
崩れかかっている淡い色の手紙群の中から、一通だけ模様のついた黒い封筒に深紅の縁のついた質の良い封筒が目につく。
引っ張り出して裏を見ると、紋章と家名付きの刻印が入った赤い蝋封が目に入った。
「……まあ、わかっていたことだな」
俺は黒い封筒の対角を指で支えると、強く息を吹きかける。
黒い封筒は指先でクルクルと回った。
「はっ! スライムですって? そんなもので皇女を誘拐できるとでも? ご冗談を!」
立ち上がったラポス侯爵は、証人として呼ばれたシキさんの話を信用しようとはしない。
今、大貴族院でノイス国への対応を審議している。
回顧派と呼ばれる人たちはノイス国を悪人のように言う。この様子では確かに一発触発まで来そうだ。将軍もシキさんもなんとか戦争や制裁だけは起こさないように誘導をしているが、先ほどから中々埒が明かない。
一番の原因は、『ノイス国の関与なしに祖父母やシキさん達を違う場所に移動できたのか』ということだ。要は未だノイス国が関与した誘拐だと考えられている。
確かに帝国に来てからスライムを見ていない。昔は少しはいたらしいのだが、それでも小さいスライムだったそうだ。ここではスライムは異次元に近い存在なのだろう。仕方のない反応だ。
だが、このままシキさんの話を作り話のように思われて終わるのは俺の癪に障る。
俺は手を挙げ、ゆっくり立ち上がる。すると先程まで声を荒げていたラポス侯爵は、俺の顔を見るなり胸に手を当てて俺に礼をし、大人しく座った。その行動から彼は回顧派なのだとすぐにわかった。
俺はゆっくりと席にいる顔ぶれを眺める。
ここには回顧派だけではなく、現皇帝の一家を支持する皇帝派や少数の貴族派もいる。皆それぞれに上質な衣装を身に纏い、いかにも貴人の中の貴人といった威厳のある顔立ちが並ぶ。
色々な思惑の視線が突き刺さる中、俺は全員の顔を見ると軽く息を吸う。
「半年、いえ三ヶ月の時間を俺にください。へーリオス侯爵公子の言い分の証明を俺がします。その間、ノイス国への制裁の件は俺に預からせてください。一切の手出しは無いようにお願いしたい。異議がございましたらこの場でお聞きします」
そう言うと先ほどまでの熱気とは違い、その場は静寂に包まれた。それは敵も味方もだ。気持ち悪いほどの静寂だった。
「エルディ!」
会議室から出ると廊下で待機していたエルディを速攻捕まえる。
「はい」
「皇帝陛下への謁見を申し出ろ」
「え、謁見ですか?」
「早くしろ。謁見が出来るまでここで待つ」
エルディはそんな無茶なと言いながら慌てて廊下の奥へ消えていった。
それから半刻も待たずにエルディが戻ってきた。謁見の許可がすぐに降りたそうだ。
「助かる」
謁見室まで早足で移動する。帝城の中も使う場所ならだいぶ覚えてきた。
エルディは横で当日に許可が降りるのは珍しいのですよと、自分の功績を称えているのか歩きながらくどくどと説明をする。
あまりにも早い戻りだったのでどうしてかと問うと、途中でクシフォス宰相補佐に出くわして何をしているのかと聞かれたので事情を話したら直ぐに準備しますと戻って行ったのだと言う。
それは実力ではなく運だ、エルディ。
「いってらっしゃいませ」
エルデイは謁見室の前まで来ると俺に向かい礼をして見送る。
謁見室の扉が開き中に通される。
目の前には皇帝陛下が、その横にはカロスがいた。
膝をつき、頭を下げる。
「表をあげよ、キツキ。どうした謁見とは。何か私にお願い事か?」
俺は顔をあげる。
陛下は肘をつきながら、何やら楽しそうな顔で俺を見ていた。
「はい、陛下。お願いに参りました」
俺は顔を上げ皇帝を見据えた。
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ー 謁見室 カロス ー
キツキからの要望を皇帝陛下が全て了承すると、キツキは不敵な笑みを見せ謁見室から下がっていった。
皇帝陛下に頼み事を言うだけ言って帰って行ったのだ。
それを無礼だの生意気だのと咎める気は陛下にはさらさらない。それどころか普通の貴族ならば陛下に頼まれたとしてもやりたがらない事を自らお願いしてきたのだから、陛下の興味を大いに引いた。こんな話が他所に漏れたのなら、リトス侯爵は領地の運営能力や才能が無いと疑われるならまだしも、馬鹿にされかねないような話だ。ただし、それはキツキの能力を知らない者に限る。
「なあ、カロスよ。キツキは今度は何を始めると思う?」
「楽しそうですね、陛下」
「はは。今度は何をしでかすか今から楽しみで仕方がない。常識の通じない双子だ。カロスよ、キツキが必要とするものを融通してやれ」
「はっ。仰せのままに」
皇帝はそう言うと実に愉快そうな顔で謁見室を出て行った。
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「で、どう言うこと?」
目の前には腕を組んだ仁王立ちのヒカリが。
もちろん激怒しているから仁王立ちなのだ。
俺は帰って早々、ヒカリの目の前の椅子に座らせられている。
エルディは扉の前を守ったまま、俺達の近くに寄ってこない。扉ではなく、俺を守れ。
帝城から家に戻るなりヒカリの居場所をポールに聞くと、急ぎのあまり勢いよく居間の扉を開けたのは良いが、ヒカリと一緒にお茶をされていた大叔父様が大きな音に驚いてお茶をこぼされてしまったのだ。幸い火傷はされなかったのだが、大叔父様と二人でのんびり幸せにお茶の時間を満喫していたヒカリからしてみれば幸せな時間を壊されたも当然で、振り向いて俺に向けた顔は珍しく鬼の形相だった。そのまま立ち上がって大叔父様とメイドのドーラがあわあわしている間に俺の耳を引っ張りながら隣の部屋へと連行したのだ。
きっと大叔父様に自分の鬼の所業を見せたくはなかったのだろう。
大叔父様の前では甘えん坊の優等生を演じているが、ヒカリの中身がそんなわけがない。
「ちょっと、今頭の中で私の悪口言っているでしょ?」
ヒカリはこめかみを浮き立たせて俺の顔を覗き込む。
相変わらず、自分への文句については勘がいい。
俺はヒカリに引っ張られてまだヒリヒリしている耳をさすりながら、今日の帝城での経緯を説明したけれど、ヒカリの顔は何故か苦虫をすり潰したかのような顔になる。
「なんだ、その顔は」
「それって要はシキが信用されずに腹が立ったってことじゃない」
「……違う。おばあさまが誘拐されたのではない証拠を叩きつけて戦争を止めるためだ。だからお前も手伝え」
本当かしらとヒカリは腕を組んで俺を怪しむ。
「で、手伝えってどうするのよ?」
「皇帝から西側の土地の開発許可と、誰のものでもない砂漠の統治権、それに開拓と侵攻の許可も貰ってきた。成功した暁にはリトス侯爵家かヒカリのバシリッサ公爵の領地にしても良いとの約束も取り付けてきた。誰にも手出しをさせるつもりはない」
「開拓? 侵攻? なんでそんな話になるのよ?」
ヒカリは不審顔で俺を見る。
「侵攻の許可は万が一のためだ。俺の予想ではそうはならないはずだ」
「だからどういう事?」
「今は細かく説明している暇はない。ついてくればわかるし、必要があればそのうち教える。先ずは帝国西側の砂漠地帯をうちの領地にするぞ、ヒカリ」
自信満々にそう言うと、ヒカリは俺がくだらない事でも始めると思っているのか、呆れた顔でハイハイと返事をしていた。わかってないな、こいつ。
三ヶ月という短い期間でノイス国の無罪を証明させなければならない。
時間に余裕は一切無い。
俺はだいぶ無理を言って、将軍から軍の在庫である魔石を小さいもので良いと言う条件で大量に分けてもらえる約束を取り付けた。
今回の件ではヒカリを連れていくことにした。一人では手が回らないからだ。
だから下手に手を出される前に、あいつにも一度話を通しておいた方が良いだろうと、俺はエルディを伴って再び帝城の上階にやって来ていた。
「おや、珍しい。あなたから来るなんて」
「先日も会いましたけどね」
黒公爵カロスの執務室横の応接間に案内され、上質な長椅子の上で待つ事30分。多忙なカロスは応接間にやってきた。
これもエルディに当日に急遽約束を取らせてきた。
何をやらせても優秀だな、エルディの奴。
「彼は優秀でしょう? リトス侯爵」
俺が何を考えてるのかもお見通しのようだ。
「ああ、大変助かっている」
カロスは満足そうな顔をすると、向かいの長椅子に座る。
「で、話とは?」
「先日、謁見室で皇帝陛下に申し上げた事だ。しばらくヒカリを連れていく。手厚く保護を頂いているので、連絡だけしておこうと思って来た」
カロスの顔つきが変わる。
「連れていくとは何処へ? まさか西の砂漠へですか?」
「そうだ。ヒカリには手伝ってもらうつもりだ。一応、役に立つんだ。あれでも」
カロスは眉間にシワを寄せる。
「何処を拠点にするのですか?」
「それを教えてほしい。何処なら満足だ?」
俺の返事にカロスは少し驚いた顔をする。
カロスの手によって安全になったはずのリトス邸からヒカリを連れ出すのだ。それに荒廃している帝国の西側には安全な宿など無いだろうし、俺にもツテはない。ここは大人しくカロスに従おうと思ってやってきた。
ただ、ヒカリを置いていく事は出来ない。
俺一人では手が回らないという話は本当なのだ。
だからカロスが安全だと思う場所にヒカリを寝泊まりさせたい。でなければ、カロスが俺の計画を頓挫させることだってあり得るだろうと思っている。カロスのいるこの国で、ヒカリの扱い方を間違えると致命的な状況に陥るということは、先日の侵入の件で学んだ。
俺がこれから何をするかは謁見室にいたカロスは大方知っている。
俺の計画している砂漠の開発は、今現在人の住んでいる最西端の土地から開始する事、作業が終わり次第拠点を移り変わりながら順次西へ進むとカロスに説明をした。
カロスはそれを聞くと秘書官に帝国西側の地図を持って来させ、指差ししながら説明を始める。
帝城外壁にある西の関所の横隣にある西第二砦を休憩場所として自由に使えるようにしておく事。それと現在の人が住んでいる西端はここから200km先の“パナギオティス城”という所らしいが、話を通しておくのでここを最初の拠点に使えという事だった。
西第二砦とパナギオティス城の間の道のりは、領主達に宿泊の協力をさせると言う。
依頼ではなく、命令形のようだ。
関所を通る時や宿泊を依頼する場合は必ず、祖母の印である芙蓉花の三つ巴か、祖父のリトス家の家紋を見せる様に指導され、それは荷物を運ばせる馬車や雇い人にも同じことが言えると言われた。
「それより西の宿泊場所はこちらから送る管理人の指示に従ってください。伝令や管理人には我がクシフォス家の紋章を持たせますので、必ずクシフォス家の騎士達を護衛を同行し、確認をさせてください。間者が紛れ込まないという保証はありません」
そう言ってカロスは腰にあった短剣を鞘ごと取り外し、俺にクシフォス家の紋章を確認させる。
先日、執務室で見た黒い封筒の封蝋と同じ紋章だった。
左右にある翼が剣を包むように守っている紋章だ。
「インクなどではなく、必ず金か銀で作られた紋を使いに持たせます。それ以外は疑ってうちの騎士に判断を委ねてください。私の周囲の人間の顔なら全て知っているはずです」
「作業員はどうする」
管理人以外にも作業に携わる人員も必要だ。数人ではなくもっと大きい単位になるはずだ。彼らは流石にカロス直下の人間ではないだろう。
カロスは少し悩むと口を開いた。
「作業員に関しては最初は帝城で準備します。人員不足になれば近くの街か現地調達になってくるかもしれません。特に今回は急な話で期間も短い。職を希望する人間も少ないでしょうから余り贅沢は言えないかもしれませんね。作業員に関しては管理者次第になるでしょう。流石にそこまでは身元の調査は管理できませんので、宿泊地ではうちの者ではない人間とは寝る棟を分けるか離れて寝てください」
「わかった」
「ヒカリに何かありましたら、兄とはいえタダではおかないですからね」
そう言ってカロスは立ち上がる。
「何でそんなにヒカリにこだわる?」
人の色恋事には関わりたくはないが、ヒカリに対して余りにも短時間で好意を抱いたカロスに懐疑があった。ダウタ城で見たカロスの態度は余りにも極端で、俺の中ではどちらなのか考えあぐねいていた。
ヒカリに向けている心が“心酔”なのか、それとも山のような手紙同様、ただの“野心”なのか。
立ち上がったカロスは少し間を空けると俺に向く。
「彼女は唯一、私の“救い”だからですよ」
硬かった黒公爵の顔は答えるのと同時に、眉も目尻も落とし柔らかくも綻んだ顔になる。
その瞬間、俺はその顔に少し絆されてしまったのだと思う。
「……わかった。ヒカリの周囲には気をつける」
「そうしてください。私はこれで。あなたと違ってこうやって休んでいる間にも仕事が積まれていきますので」
先程まで柔らかかったカロスの顔は直ぐに黒公爵へと戻り、嫌味だけはしっかり残して執務室へと戻って行った。
<独り言メモ>
10月まで時間を空けたのですが、二章が真面目に終わらない。
<人物メモ>
【キツキ】
男主人公。ナナクサ村出身。ヒカリの双子の兄。太陽の光のような髪に暁色の瞳を持つ。祖父の実家を継いでリトス侯爵となる。
【ヒカリ】
女主人公。ナナクサ村出身。キツキの双子の妹。恋愛に対しての謎防御力の強い女の子。祖母の爵位を継いでバシリッサ公爵となる。
【カロス/黒公爵(カロス・クシフォス)】
宰相補佐。黒く長い髪に黒い衣装を纏った二十歳ぐらいの男性。魔力が異次元すぎて一部から敬遠される。
ヒカリに好意を寄せる。将軍の愚息。
【シキ(ラシェキス・へーリオス)】
へーリオス侯爵の次男。帝国騎士。
双子の再従兄弟でもある。
【エルディ(エルディ・ダウタ)】
カロスに引き抜かれてキツキの側近となる。辺境伯であるダウタ伯爵の次男。何事も器用にこなす働き者。キツキの一つ年上。
【大叔父様(ヨシュア・リトス)】
双子のおじいちゃんの弟。今までリトス家を守ってきた。
【将軍(ユヴィル・クシフォス)】
帝国の将軍職。金色の髪に白髪の混じった初老の男性。
双子の少し遠い血縁で現皇帝の実弟。クシフォス公爵でもある。
【レクスタ皇帝】
現帝国の皇帝。真面目そうに見えるが性格は至って逆らしい。
<更新メモ>
2021/12/16 画像差し換え
2021/11/29 画像差し替え、連絡メモの削除