スライムの住処3
痛い。
目の前の景色が変わった瞬間に体が落ちるのを感じたから、すぐに風の魔素を体に巻きつけた迄は良かったけれど、その後に強い衝撃を受けた。風魔素の出力が遅かったのか、弱かったのかもしれない。
顔と全身を打ったようだが、動けそうだ。
鼻が潰れていないか心配になって、ムクッと顔を上げて鼻をさする。良かった、潰れていない。
私を照らす光以外は真っ暗な闇だ。いや、仄かに先が見える程度か。
体を起こして地面に座り込む。見上げると両手を広げた大きさ程の円の中に、生い茂る樹木の葉っぱが揺れているのが見えた。その隙間から日の光がチラチラと差し込む。
「はぁ。あそこに穴が空いていたのか」
風の魔素を使っていなければ、痛いだけでは済まなかったかもしれない。茂みと雑草に覆われていたあの穴が、不意に足を踏み入れた私に見えるはずもなかった。
落ちてきた穴の入口は遠い。軽く見積もって三階建ての建物程の距離がある。さらには空間は球状に刳り抜かれているから、壁を伝って登ったとしても出入口までの穴は遠すぎて手をかけることは出来ない。反り返って落ちてしまう。
この辺りにも似た穴があるのだろうか。
おじいちゃん達が口を酸っぱくして北は危険だと言っていた理由が少しだけ分かった。この高さで良かったけれど、もっと深い穴だったら死んでしまっていたかもしれない。
そんな事を考えていると「いたたた」と後ろから声がする。その声に驚いてばっと振り返ると、地面に投げ出された格好のセウスが、半身を起こそうとしていた。
「な、何でいるの?! もしかして一緒に落ちたの?」
驚いた私はセウスを助けるどころか悲鳴に似たような大声をあげる。
「え? ああ………いたた。ヒカリの手を引っ張ろうとして、一緒に落ちちゃったんだよ。一瞬だったから間に合わなかったうえに、僕も体勢を崩してしまって。まずいと思って魔素を出したんだけど、ヒカリほどは風の魔素とは縁がなくてね。見事に着地に失敗したよ」
セウスは恥ずかしそうに目を背ける。落ちるほど頑張らなくても。
「この辺りの地面に空洞が出来ているって話は聞いていたんだけどね。まさかだよ」
困ったような顔で見上げたセウスは、頭上の穴を見上げると眉を顰めた。
「ねえ怪我は?」
「あー、………大丈夫そう。体は一応動くかな?」
セウスはスッと立ち上がって腕を回して見せる。
「うん、大丈夫だ」
満足気に言うと、セウスは屈んで私に手を伸ばす。悪戯なのかと少し怯んだが、いつもの悪さをする顔とは違う。セウスの手に自分の手をゆっくりと乗せると、セウスは座っていた私を引っ張り上げた。
二人で立ち上がって周囲を確認していると、洞窟の奥から掠れたような変な音が聞こえてくる。風……なのだろうか。
「こりゃ、魔物に注意だな。剣を落とさなくて何より」
セウスは腰に吊る下げていた剣の鞘を、確認するように撫でる。
魔物という言葉に反応した私は、指先からこぶし大の火の玉を続々と作り出すと、指を軽く振って自分達の周囲に等間隔に纏わせる。火の玉はユラユラと揺れながら私達の周辺を照らしだした。火魔素による広範囲照明の出来上がりである。
「良いよね。こういう時は火の魔素が沢山使えると、松明要らずだ」
「セウスもノクロスおじさんから受け継いだ雷魔力があるなら使えば?」
「うーん、小さく出すと明るくならないし、大きく出すと被害が出そうでね。明かりとしては安定しないかな。このままヒカリの火魔素のお世話になるよ。で、これは僕が離れるとどうなるの?」
「火の玉は私にくっ付いてくるから、セウスの周りは真っ暗になるだけだよ」
「了解。ヒカリから離れないよ」
セウスはいつもの飄々とした笑顔になる。その顔を見ると、やれやれと思いつつ、もう一度頭上を見上げた。
落ちてきた穴は遠い。
風の魔素で体を持ち上げることは出来るには出来るけれど、空を飛ぶように体を浮かすのなら、人間の体は板材などと違って力を受ける平面が少ないから風がすり抜けてしまう。大量の風魔素を消費しながら更に二人分の体を持ち上げるとなると……。
私は腕を組みながら、あれこれと考えだす。
体内にある特定の魔素や魔力を極端に使いすぎると、貧血のような眩暈を起こしてしまう。だから下手に使い過ぎないように、普段から極力道具を使いなさいとおじいちゃんには言われている。体調を崩している最中に、魔物や獣に襲われる危険もあるからだ。
それにここは魔物が多い北の森。
それも考慮しつつ、どうしたものかとうーんと唸る。出来ない訳ではないけど、危険になる手段は選びたくはない。
悩む私は足元をじーと見ると、地面に向けて指を振る。土からにょきっと芽が出てくると、それは茎を太くしながらするすると成長していくが、私の膝まで伸びると今度は成長の速度を弱めていく。
「………」
満足のいかない私はもう一度指を振る。ゆっさゆっさと小さな葉を揺らしながら茎は成長していくけれど、ゆっくり過ぎてこれでは明日になっても十分な大きさにはなりそうにない。ロープのように地上から蔓を伸ばそうとしたけれど、これでは駄目だ。小さな蔓を見ながら私はため息をついた。
「やっぱり私に土魔素は無理ね………」
特に植物を生み出す魔素はキツキとは違って絶望的に少ない。
これは戻ってきたキツキに蔓を魔素で作ってもらって、上から垂れ下げてもらうのが最良の方法だろうな。
となると、北の水源地に行ってしまったキツキが帰って来るまで、少なくても小半刻はかかるだろうし、昼食の場所から私達も動いてしまったから、キツキがこの場所を発見するのにも時間はかかるはず。
それでも夕刻前までには地上には出られるかなと私は安直に考える。
「ジタバタしないで、キツキが気が付くのを待ったほうが良さそうだね」
「そのようだね」
一緒に上を見上げていたセウスも、諦めた顔をしながら同調した。
珍しく素直なセウスに気を良くした私は、とある提案を持ちかけるためにセウスの正面に回り込む。
「ねえねえ。しばらくの間暇だからさ、この中を探検してみない?」
その提案にセウスは驚いた顔を見せる。
「この中って、この洞窟?」
セウスの問いに私は元気に首肯する。その返しが意外だったのか、セウスは半ば嫌そうな顔になる。何よ。
「……危険過ぎやしないか?」
「だって何か珍しい鉱石が見つかるかもしれないじゃない。それに他にも地面に穴が空いているかもしれないから、日が出ている時間に下から探せば見つけやすいでしょ? 危険な場所を確認して、村に帰ったらみんなと共有すれば良いと思うんだけど」
せっかく昨日の失敗を挽回するために朝早くから出てきたのに、ここで何もせずにキツキを待つだなんて嫌だ。それにどうせ落ちちゃったんだったら、落ちたなりに出来ることをしたい。危険だからと村人が容易に探しに行けないこんな地下だってハンターの私なら問題はないし、倉庫番のセウスなら村に必要なアイテムだって熟知しているだろう。それに知識も多そうだ。悪魔のセウスと手を組むだなんて気は進まないが、ただただ転がって助けを待っているぐらいなら、タダでは転ばない精神を発揮したい。
セウスは腕を組んで顔を顰めたが、しばらくの間黙考する。
この先がどのくらい危険か分からないから、駄目だと言われそうだなと思っていると、セウスの口から出てきた答えは以外なものだった。
「わかった。でも条件として、出歩いている間でもキツキに僕達が落ちた場所がここだとわかるように、目立つ目印を立てておくこと。それと歩く道にも適度に目印を残すこと。最後に、魔物が出てきたら有無を言わずに撤退すること」
セウスは指を一本ずつ立てながら、私に条件を提示する。
どうやら村の利益になるという話に釣られたのか、あっさりとセウスは承諾した。やはり若くても村長候補といったところか。
頷いた私は早速最初の条件を満たすために、日の光が差し込んでいる地面の真ん中に身長程の火柱を立てた。上まで伸ばすと森を燃やしかねないので、見えづらいかもしれないけどその高さで止めた。それでもここは暗いから、穴から下を覗けば目立つでしょうと火柱の大きさに満足した私はくるっと翻る。
さて、どっちへ行こう。
私達が落ちた場所は、球体のように刳り抜かれた穴だから、足元も円状に広がる。そして円状の広場から前方と後方に人が通れそうな程の空洞が続き、どちらもその先は暗い。どこかのお宝にでも繋がっていれば良いが。
地面の端に、ちょろちょろと少量の水が壁を這うようにして流れているのが見えた。
「水が流れてるね」
「北の湖から流れて来てるのかもね」
「そっか」
近くには北の湖があるしね。
「となると、水が流れて来る背中側は北の湖側か」
「湖側はすぐに行き止まりになりそうだね」
二人で顔を見合わせる。
「それなら、行くのはこっちね!」
私は確信して前方を指さす。
「僕はどっちでも良いよ。ヒカリの好きな方へどうぞ」
こだわりが無いのかセウスは人任せだ。そんなセウスを一瞥すると、私は目の前の空洞に向かって歩き出した。その横をセウスは何も言わずについてくる。
少し進んだだけで地上からの日の光の加護が消えて暗闇になるが、自作の広範囲松明の明かりが二人の姿と進む先を浮かび上がらせていた。洞窟にしては地面が滑らかで歩きやすくて、頭にぶつかりそうなものも無い。
「ボコボコしていないね」
「水が流れていたから、削られてできた空洞かな?」
歩き出すと次第に横幅は狭まっていくけれど、頭上の高さは普通に立って歩くことが出来るほどの空間はある。時々横に伸びる道もあったけど、迷わないためにも先ずは真っ直ぐ進むことにした。それでも洞窟の中は直線よりも湾曲していている道が多くて方向感覚がおかしくならないか心配になってくる。印を落として行かなければ確かに戻れる気がしない。マーキング用の火魔素は地面に少しずつ落としてはいるけど、不安になって来たのでこっそり振り返って指をクイっと動かしてみる。来た道を点々と火魔素が仄かに照らすのを見て安堵すると、また前を向いた。
奥へと進むに連れて、さっきまでは道端だけに流れていた水が地面全体を湿らせていた。そしていつの間にか空気もひんやりしている。
「なんか冷えるね」
「ゆっくりとだけど、下っているからね。意外と深くまで来たと思うよ」
「え、そうなの?」
「そう。だから、さっきから穴の空いた天井なんて見えないでしょ?」
「そういえば」
上を見たけれど、穴どころか僅かな光さえ見えない。火を止めたらここは本当に真っ暗だ。それに、段々と足元の水溜りも増えていく。パシャパシャと足音を立てながらも進むと、目の前に伸びていた道は無くなっていた。行き止まりかと思って足を進めると、火の玉が照らしたのは壁ではなくて先の見えない大きな空間だった。道は消えたのではなくて、どうやら下へと続いているようだ。だけど今ある火の玉だけではその先を確認出来ない。
指をくいくいっと小さく動かして周囲を囲っていた火の玉を一つだけ輪から外すと、下へと移動させて真っ暗な足元を照らした。
「足場はあるようだね」
「うん」
覗き込む私達の目には階段のような段丘状の岩場が照らされる。ただ、階段とは違って一段の高さはそれぞれに高く、膝ぐらいの高さの段々が歪に続いていく。
動かしていた火の玉を今度は前方へと動かしてみるけれど、足元に広がる空洞は静かで魔物の姿は見えない。遠くから静かな水滴の落ちる音が聞こえるぐらいだ。
セウスとそれを確認すると顔を見合わせる。
「進む?」
「そうだね。今のところ魔物も出てこないしね。もう少し進んでみようか」
そう言ってセウスは先に下りていく。歪な岩の段差を難なく下りたセウスは振り返って私に手を貸そうと差し伸べて来たが、私はその手を無視する。このぐらい自分で下りられる。
「素直じゃ無いな」
セウスのその言葉に、無事に着地をした私はフンッとそっぽを向く。このぐらい出来るんだから子供扱いしないで欲しい。
私の子供のような態度に、セウスは私に向けて上げていた手を腰に手を当ててやれやれと呟く。
「結構下がったね」
セウスはギザギザな崖の上を見上げる。それに釣られるように私も振り返って見上げると、さっきまで居た場所は頭よりもずっと上に見えた。
それを確認すると、私は気を取り直してさてとと前を向くが、空洞が広すぎて全体が見えない。
思っていたよりも広いな。
今の火の玉だけでは空洞を把握できないと悟ると、指から火の玉を更に作り出して照らす範囲を広くすることにした。その内の一つは火の輪よりも更に前に置き、もう一つは頭上に配置する。
前方は先まで見えずに薄暗い空間がぼわっと浮かび上がる程度だったけれど、天井はかろうじて岩の素地が見えた。
「やっぱり天井が高いな」
セウスも天井を見上げる。
「あそこに穴が空いてなくて良かったね」
「ああ。落ちたらヒカリでも無事じゃなかったね」
むっとするけれど、確かにさっきの高さでも鼻を守り切れなかったのだから、不意にあの高さから落ちたら鼻どころじゃなかっただろう。
「さ、さっさと行くわよ?」
「あれ? 怒るかと思ったけど」
どうして怒ることを言おうとするのか。私はそんな意地の悪いセウスを放っておこうと暗い前方に目を向ける。
それにしても本当にここはひんやりとしているな。陽が当たらないのだから、仕方ないけれど。
キョロキョロと周囲を見まわした時に、ふと気になるものが目についた。私はそれに向かって駆け寄る。
「ヒカリ! 走ると危ないよ!」
セウスの注意なんて知ったこっちゃない。私は目的の場所まで辿り着くと、しゃがんで火の玉を動かしながらまじまじと見る。途中で見たような土や石ではなくて、赤みがかった波模様の壁があった。
「ねぇ! これって鉱石かな?」
私を追いかけて来たセウスはしゃがみ込んだ私の上から顔を覗かせると、視線を左右に動かす。
「あれ、鉄鉱石かなこれ。もしそうなら助かるな。丁度不足していたんだ。量としても申し分なさそうだ」
セウスが嬉しそうに壁を触る。これはお手柄だなと気分が高揚した私は、もっと探してみようと勢いよく立ち上がった拍子に、私の頭はセウスの顎と衝突する。
「いっっったー」
「あたたた」
二人で患部を触る。
「わざと?!」
セウスがキッと睨んでくる。
「そこにいたセウスが悪いんでしょ??」
いや、急に立ち上がった私が悪い。
セウスに責任を丸投げした私は逃げるように這ってセウスから離れると、立ち上がって赤い壁に手を添えながら歩き出す。どうせならこの鉄鉱層がどこまで続いているか調べてみようと思った。
「ヒカリ! 危険だから勝手に行かないで!」
「大丈夫だよ」
このぐらい私一人で調査できる。
歩けども歩けども鉄鉱層の縞模様は続く。私も嬉しくなって早足になる。
だけど、やっぱり終わりってあるもんだ。
振れていた壁は途中から途切れてしまい、私の足元の道は消えていた。というよりも足の指先の下が崖になっていたと言った方が正しいだろうか。もう少し早く走っていたら落ちていたかもしれない。
さっきと違って下は深そうだ。ここからでは何も見えない。
再び現れた真っ暗な空間を確認するために前を向く。
遠くにうっすらと明るい一筋の光が見えた。
「あんなところに光が………」
つまりはあの場所の地面に穴が開いている。ここはどの辺りなのだろうか。
村と情報共有のために場所をチェックしたいけど、北の湖の南西側にある穴から落ちてかなり奥まで来たし、太陽も見えない。さらには湾曲した道を下がってきたから自分の方向感覚は怪しい。
遠くにあるその光を見つめていた私の目に、奇異なものが映った。
………なんだあれ。
訝しむ私は火の玉を数個前方に移動させる。その光で奇異なものの一部が淡く照らされた。
そこにあったのは、艶やかな曲線の……スライム?
待って待って!
この先は崖で、私が立っているここよりも地面は低い。それなのにスライムの体は私の目線よりも上まである。
ということは……。
とても巨大なスライムだ。
絶句する。
今まで見たことも聞いたこともない巨大なスライムが、水が滴り落ちる大きな空洞にこれ以上は入らないという大きさで鎮座していた。
大きさとしては2階建て、いや3階建の建物が一軒丸々入りそうだ。
獲物としては大当たりも大当たり。でも捕獲なんて出来ないだろうし、そのうえ村になんて運べない。村が潰れてしまう。
ここまで大きいと、どっちが獲物かわからなくなる。
スライムを“狩る”どころか、こちらが狩られそうだ。もはや“討伐”という言葉の方が正しい気さえする。
急に立ち止まった私の後ろから、セウスが追いかけてきた。私の横に並ぶと、身動きしなくなった私を不思議そうに見ながら、私の視線の先をセウスは探す。
「なんだこれ……」
私と同じものを見たセウスも絶句し、しばらく二人で立ち尽くす。だけど何かに気付いたのか、セウスの視線は動いた。
「……ヒカリ。スライムの足元のところ」
「足元?」
セウスは声を小さくして私に話しかける。
スライムに足なんて無いでしょと、セウスの言葉を冷やかしながら視線を下げたが、ふざけている場合ではなかった。
目に入った光景は現実とは思えないものだった。
スライムの周囲には魔物が二十体程見える。いや、こちらから見える範囲だけなので、先が見えない程の空洞の大きさを考えれば、さらに魔物が居てもおかしくはなかった。
種類や形はバラバラで、何より今まで出会ってきた魔物よりも体が大きい。
もし私とセウスの二人だけでこの数の魔物を相手をしたら絶命する。いや、村の人と一丸となって戦っても勝てないかもしれない。
珍しく弱気になり、顔から血の気が引く。
しばらく固まって崖下の様子を見ていると、私達はそれ以上に衝撃的な光景を目撃する。
スライムから魔物が一体、また一体と少しずつ出てきていた。
闇を帯びた体、生命とは思えないほど虚ろな赤い目。
魔物を見るのはまだ十本の指に入るぐらいだった私の体はただただ硬直するばかりだった。
どういうこと?
スライムが魔物を『産んでいる』?
私は冷静を保っていたつもりだったが、震えた足が勝手に足元の小石を蹴り落としてしまった。
カツン…カツン…コツン………。
私の願いとは裏腹に、空洞内に小石の軽やかな音がとてもよく響いた。
息を飲む。
だけど、ダメなものはダメだ。
魔物たちの虚ろで赤い目が、一斉にこちらを向いた。
それは“危機的状況”の、出来上がりであった。
<用語メモ>
・小半時 -- 三十分
<更新メモ>
2023/02/01 加筆、人物メモ削除(既存人物の省略)
2021/06/11 修正