超合法ロリ、大地に立つ
日常的にトラブルっている
ロリな姉キと俺
とある平日の昼中に、俺はミニシアターが集まる複合施設に来ていた。
場内は、人も疎らで閑散とした雰囲気だ。
「大人2枚お願いします!!」
「キャッ!!カ、カワイイー!!、お嬢ちゃんは子供のチケットでいいんですよ〜」
俺の隣りの、可愛い小学生の女の子がカウンター越しに、チケット売り場のお姉さんに抗議の声を上げる。
「違うのです!私は子供なのではないのですゥ〜!!」
胸元に左右の小さな手を握り込み、ピョンピョンと両足で跳ねている。
真っ赤にさせた顔は、目が大きくクリクリしてよく動き、鼻もピクピク、小さな口を精一杯大きく開け、こちらを見上げる。
「弟くん、弟くん!!お姉ちゃんを助けて下さい!!」
可愛らしい声で小さく叫ぶと、俺の手を小さな手で握ってくる。
背が小さので、空いてる手をカウンターに乗せて、またピョン、ピョン。
その、仕草があまりに可愛らしかったのか、チケット売りをしてるお姉さん3人が笑い出したり、微笑んだり。
「あの〜、すみません。見たなりは、こんなんですけど 23才のババァですので」
俺がそう言うと、姉キが小さな脚を使ってキックしてくる。
「女の子の年齢は、言っちゃダメです〜、プンプンですよ!」
キックしてくる足を軽く躱し、頭を撫でてやる。
「ワリィ〜な、でも仕方ないじゃん」
そう、この顔を真っ赤にさせ、潤んだ瞳で見上げてくる、姉キは普通の合法ロリとは違うのだ。
証明しよう。身長が低いだけの合法ロリは小学生の集団登校に、ランドセルでも背負わせて混ぜてやると異様に浮くだろう。
だが、俺の姉キは、混ざると何処に行ったか解らなくなる。
そのまま、小学校に登校し授業を受けても、先生は気付かないだろう。
「可愛いネ、お姉さんが、お菓子あげる!」
「あっ!!私も、私も!!!」
姉キが、チケット売りのお姉さん達から、お菓子を貰ってる。
…………………………いや、多分 チケット売りのお姉さんの方が、姉キより年下です………………。
この、チケット売りの年下のお姉さんからお菓子を貰い、喜んでいる姉キが原因でトラブルになっているのだが、日常よくある事なので、俺は気にしてない。
「姉キ、マイカードは?」
「そうでした!!まって下さいよ〜!!」
この、口一杯にお菓子をホウ張り、モグモグさせてるリスは身長が低くて、アクセルまで足が届かない。よって免許は取得が無理。
ピンク色の肩がけカバンを開け、ゴソゴソ。
その可愛いらしさに、売り場のお姉さんも、ホッコリ。
つづく
前編、後編です。
感想貰えると嬉しさの余り、五体投地します。