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Dance with The Weapon  作者: まっしー
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第3章 第9話

「はーっ、すっきり!」

あっという間に俺のHPを消し飛ばしてSeregranceが歓声を上げる。

『…とりあえず理解してもらえたかな?』

「えっ、あっ、うん。だ、大丈夫!…だよ?」

『話の続きはログアウトできるようになってからにしよう。』


初心者エリアであれば、ダンジョンがプレイヤー毎に生成されていたので、

ダンジョンに入ってしまえば誰にも聞かれず安心して会話ができたのだが。

ここから先のエリアは、全てダンジョンは誰でも同時に入れるものになっている。

非公開の模擬戦闘も5分までなので、長くじっくり話すには向かない。

この先、ログイン中に色々相談できないのは非常にめんどくさいので、

何かしら良い方法を考えないとな。


「じゃぁ、あと2時間くらいどうする?

 サクッとこのエリアクリアしちゃう?」

『それでも良いんだけど…』

メニューを操作してフレンドリストを見ると、1行と2行目は黒く、3行目と4行目は半透明に表示されている。

『いいタイミングだから、

 先に済ませておきたいことがあるんだ。』



『やぁ、リッピーさん。お久しぶり。』

「スピさんからメッセくれるなんてめっずらしー!どーしたの?

 …あっれぇぇぇ!?勝ちが増えてる!!どーしたのっ!?」

『お、おう。ついに先に進む気になった…ってとこかな?』

「ついにかっ!なんで今頃か分かんないけど、

 ついにやる気になったんだねっ!」

『本当は初心者エリア卒業したら、

 すぐに連絡しようとも思ってたんだけど

 いきなり2人組のスキル狩りに絡まれちゃったおかげで、

 すでに対人戦も経験済みだよ。』


「あぁ、スキル狩りねー…第1エリアだと特に多いんだよね。

 昔からあったPK活動の1つではあるんだけどさ。

 …スピさんにこれ言っちゃうと悪いんだけど、

 ほら、例のボランティアのお陰で

 初心者エリアでガチ対人経験しないまま

 卒業しちゃう人が多かったでしょ。

 だから、対人戦に慣れたプレイヤーが初心者相手に、

 執拗にPKを仕掛けるっていうのが、

 ここ1年くらい続いてるんだよ。」

うっ…俺が原因の一端でもあるのか。


「まっ、それはともかくとして!

 進める気になったのは嬉しいな。

 僕が作り直してから何度もアップデートもあってて、

 最新エリアはまだまだ未開拓エリアも残ってるし面白いよ!」

『相変わらずErsterSpielerさんはランキング1位なの?』

「うん。相変わらずランキング1位を独走中だよ。

 よく公開闘技を観戦するけど、反応が物凄く良いのと、

 異常なくらいに硬い。

 あれはきっととんでもない防具装備してるね。」


『そうなんだ。実際に会って話したりしてるの?』

「無理無理ー。ギルドのメンバーも強い人たちばっかりだし、

 他にもファンが勝手に親衛隊作ったりしてるもんで

 とてもじゃないけど気軽に近づける空気じゃないよ。」

『あぁ、やっぱりそういう感じなんだ。』


「でもなんで?やっぱり名前が似てるから気になるの?」

『そんなところかな。会って話をしたいんだ。

 そっちのエリアまで行かなくても、

 簡単に話しができる手段が無いかな?』

「うーん…フレンド登録が無いと難しいなぁ…

 有名人じゃなければ伝言板とか使って

 人づてに伝えてもらうってこともできなくないだろうけど…」


『やっぱりそうだよね。

 という事で、これから最新エリアを目指すことにするよ。』

「なんだよー、僕と遊ぶことが目的じゃないのかーっ!」

『うっ…

 で、でも真っ先にリッピーさんにエリアを進める事を伝えたよ!』

「…僕の他に伝える友達いるの?」

『…いません』

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