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とある1組の不倫のお話
-3月末-
私の住む街は、桜が満開に咲いている。
私とまーくんが付き合い始めたのは
去年の今頃だったと思う。
出会い
私とまーくんが出会ったのは12月
あと1ヶ月で年が変わるそんな頃だった。
私は、前の職場を親に黙って辞め
ひとり暮らしでお金もなかった為
次の正社員になれる職場を見つけるまでの
つなぎのつもりで入ったバイトの職場に
まーくんはいた。
お互いの第一印象は良くなかった。
まーくんは、私よりも20歳以上も上のおじさんだった
バイトが受かり、説明を受けた帰り
レジの前にまーくんはいて、私に
「明後日からよろしくお願いします」
と笑顔で言った。
なぜか、私はその一言と笑顔がものすごく怖かった
明後日からしばくからな。と言っているかのような
圧があった気がして。
まーくんは当時、化粧っ気もなくダサかった私を見て
田舎もんがきたなと思ったと後から聞いた。
そんな、年の差20以上の私たちの出会いから
全ては始まったのである。