筋肉痛と戦ってます。なんとかかんとか、慣れてきました。
主人公の鍛錬(か?1人SMみたいって言われたよ)
は続きます。
あ、説明忘れてた。
主人公、今の段階では、まだ自分の成長度と体力、魔力などの数値は自分で確認できません。成長して、魔法や魔術が使えるようになれば、自分に鑑定の魔法をかけて確認出来るようになりますが、まだまだ赤ん坊ですから。
本文で書いてる体力とか魔力は、主人公には認識できませんので、あしからずご了承下さい。
これで何度目の気絶だろうか。
もう、数えるのも面倒なくらい、痛みに泣き喚き、気絶し、回復したらまたギフトを発動して強制的に筋肉を過負荷状態にし痛みに泣き喚き、気絶し。
俺、本当に鍛えられてるんだろうか?
こういう時に鑑定の力があると便利なんだがなあ。
まあ、持ってないものは仕方がない。
今日は久々に、ギフト発動を中止して穏やかな日々を過ごすとしよう。
あまりに鍛え続けると、筋肉が断裂してダメになるとも言うからな。
鍛えるのと休む日を設定するか。
鍛えはじめてから、もう3ヶ月過ぎ。
俺は0歳7ヶ月になろうとしていた。
ギフトの発動は現在の肉体の限界から少し上に設定されるらしく発動した途端にものすごい痛みが来るのは変わらなかった。
しかし、負荷の状態が、明らかに初期にギフトを発動した時よりも上がっていることは確かだ。
そして、俺の肉体と筋肉、神経組織も含めて明らかに発達している。
普通ではありえない、ムキムキ赤ちゃんではないが格闘家として理想的な全身に筋肉の鎧をまとう形で筋肉が発達しているのが分かる。
一度、医師や両親が、あまりの俺の状態に、ただ見つめているしか無い状況になった時、無意識に俺がベッドの枠木を掴んだことがあった。
大人の重量にも平気で耐えうる頑丈なベビーベッドの枠木だが鍛えに鍛えまくった俺の力には耐え切れず、バキッ!
という破壊音と共に砕け散った。
その、信じがたい光景に、やった本人の俺すら呆然となってしまい、しばらく室内にいる4人が全て無言になってしまった。
多分俺、父さんより力はあると思います、今の時点で。
でも、自重しません。
早死したくありませんし2回めの転生も嫌ですから。
今は体力と筋力をつけるだけ。
歩けるようになったら、素早さや器用さも訓練しなきゃ。
後は、これがなきゃ始まらない魔法・魔術修行!
ようやくカタコトの単語は喋れるようになったが、まだまだ魔法や魔術のスペルを自由自在に高速詠唱なんぞ夢のまた夢。
俺の修行と鍛錬、訓練に、終わりはない。
中途半端にやって人生終わるより、修行に明け暮れる人生のほうが、まだましだ。
寝返りがうてるようになったので、様々な寝相で寝ながら、ストレッチやヨガの真似事をしてみる。
さすがに赤ん坊の関節は柔らかい。
前世では不可能だったポーズも、いとも簡単に行える。
対人格闘では、スピードや筋力も必要だが、最も必要なのは身体の柔らかさだ。
今の俺の関節や筋肉の柔らかさなら、どんな格闘技もこなせるだろう。
これを、大人になるまで維持しなきゃ、な。
参考資料:今現在の主人公の体力、魔力
レベル 1
体力 50(大人でも35から45程度)
魔力 99(魂の強さ。ちなみに宮廷魔術師でも50が限度)
器用さ 10(柔軟な身体は器用さを含む)
素早さ 4
賢さ 78(前世の知識を持つ為、異様に頭が良い。というか知識が豊富)
順調に人外目指して駆け上っております。
魔力と賢さは今現在でも人外レベル