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護衛任務、終了! さて、一休みです。

おまたせしました、半年以上ぶり!

忘れ去られてないか心配ですが、ようやくファンタジーを書く余裕が出てきました。

まだまだ本調子ではありませんが、ゆっくりゆっくり書いていきますね。


人族 ラスコーニコフ 2歳

異名:人の形をとりし死神

レベル138 修行僧 冒険者

体力   10987(10987)

魔力   12799(12798)

素早さ  2385

器用さ  1997

賢さ   3022

魔法・魔術:

適合率(高)

無属性(99%)、闇属性魔法(99%)

地属性(82%)、水属性(82%)、火属性(82%)、風属性(82%)

聖属性(76%)、光属性(76%)

適合率(中)

適合率(低)

武器・防具:

適合率(高)

鋼鉄のナイフ(特殊能力:なし)攻撃+2

妖刀 葛の葉 食わせる魔力により切れ味・攻撃力が増す 最大攻撃力+100

ヘルメスの皮鎧+ 装着者の素早さが20%増 装着者を選ぶ(最低でも素早さが3桁無いと装着不可) 防御+10

マジックバッグ 大きさが直径10kmまでのものなら何でも収納できる ラスコーニコフ専用アイテム(他者には使えない)

適合率(無)

なし

ギフト:

恐れを克服する、己を超える、仲間を呼ぶ


魔獣族(魔狼からの進化) ジャック 3歳

異名:人を超える存在のペット

レベル77

体力   486(486)

魔力   269(269)

素早さ  128

器用さ  98

賢さ   90

魔法・魔術:

適合率(高)

地属性(69%)、風属性(69%)

適合率(中)

適合率(低)

武器・防具:

適合率(高)

適合率(無)

なし

ギフト:電光石火


久しぶりに、鑑定魔法を使い、俺とジャックを鑑定。

いやー、護衛任務とは言え、猛獣、魔物、盗賊集団と、色々殲滅しまくったからね〜。

俺もジャックも、驚くほどのレベルアップしてました。


おや?何気に、ヘルメスの皮鎧が+(プラス)になってパワーアップしてるぞ?

装着者の魔力や素早さが一定限度を超すと、皮鎧そのものにも影響があるようだ。


それと、ようやく妖刀が真の姿を見せてくれた。

鑑定でも性能の最大までは見えなかったんだよな、今までは。

最大攻撃力が+100ですか、そうですか……

これで斬れないもの無いんじゃないか?


名前も「斬○剣」とかに変えたほうが良いような気もするんだが……

葛の葉ですか、それがお気に入りですか、妖刀さん。


マジックバッグも馬鹿げた性能。

何その○次元ポ○ット状態の性能は?


とまあ、こんな一人と一匹で商隊を護衛しながら、とうとうやってきました、目的地!

まだ半日以上の道のりなんだが、もう目的地の城壁が見えている。

でかい、高い、長い。


これ、首都だよね、絶対。

俺のいた街など、これに比べたら田舎も田舎。

はぁー、やっぱり旅はするもんだな〜。


まあ、草原に敷かれた石道だけど、馬車がゆうゆう三台通れるくらい広い道だ。

周辺も警備がしっかりされているようで、盗賊も猛獣も影も形も見えない。


「ラスさん、お疲れ様でした。あれに見えるのが、我が国の首都、ドブルニクです。もう、ここまできたら安全ですので、馬車に乗ってください」


カンダータさんが呼びかけてくる。

俺とジャックは、手近な馬車に乗せてもらう。


「ちょっと時間はかかりますが、休憩せずに、このまま今日中に城門の中に入りますね。そのほうが安全ですので」


うん、そうだな。少し無理しても、このまま進んだほうが良いだろう。


「分かりました。俺とジャックは大丈夫です。このまま進みましょう」


ってなわけで、昼の休憩も取らずに商隊は進んでいく。

夕方までかからずに、俺達は城門までたどり着くのだった。


城門を守る護衛兵に、俺は冒険者証を見せ、ジャックのテイマー証をもらう。

他の商人や護衛たちも、それぞれの証明バッジや証を見せて、あるいは入国証の無いものは銀貨1枚を支払い、入国していく。


「このまま、我々は商隊を解散して、それぞれの店や、他の商隊へ参加して旅を続けるものと分かれます。はい、護衛任務、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。ここまで何もない安全な旅は、初めてでしたよ。できれば、我が商隊の専属護衛として雇いたいくらいです」


手放しで喜んでくれるカンダータさん。

いいね、こういうのって。

殺伐とした生活が多かったから、素直に嬉しい。


「こちらこそ、初の長期間任務でしたので、無事に終わって一安心です。では、またお会いしましょう!ご無事と、ご商売の繁盛を祈っております!」


「あ、冒険者の方から、そこまでの言葉をいただくのが驚きで……本当に冒険者ですか?えらく商売に手慣れてません?」


「あはは、実は父親が大きな商会に勤めてます」


「そうですか……冒険者にして商売も上手いとなると、こりゃ無敵ですな。これからも、また一緒に仕事をしたいものです」


「はい、こちらこそ!では、これで!」


カンダータさん達と分かれて、俺は首都の冒険者ギルドへと向かう。

護衛任務の終了報告と、次の指名依頼を受けるためだ。


そこらへんにいた治安担当の兵士に冒険者ギルドの場所を聞き、さっそく、そちらへ向かう。


あった。

見間違うことなしの冒険者ギルドの看板が。


しかし……

でかいのだ、建物が。

4階建てで、石造り。

いわゆる「城塞」みたいな大きな建築物が、俺とジャックの目の前にある。


おいおい、大丈夫か?

あまりの人の多さに、今日中に受け付けできないとか……


考えてても仕方がない、俺は扉をあけてギルドの中へ入って行く。


一安心。

どんな混雑だよと思ったが、昼過ぎでは、そんなに人数はいない。

とは言え、俺の街のギルドの朝の冒険者ラッシュくらいの人はいる。

ギルドが大きいので、この人数だと閑散としてるように見えるだけだ。


俺は、受付に向かう。

あ、ジャックはギルドの外にあるテイマー柵にいる。

ギルド内に入ることは禁じられていると理解しているので、おとなしく待っているのだ。


「こんにちわ。護衛任務終了報告です、お願いします」


受付に、終了印の押された依頼書を出す。


「はいはーい、お疲れ様でした。え?あんな遠い街からの商隊護衛任務?それも、完全達成ですってぇ!?」


受付嬢が驚いてる。商隊護衛って、そんなに難しいの?


「はい、ラスコーニコフと申します。あ、これ冒険者証ね」


シルバーの冒険者証を受付へ提出。


「おお、久々のBクラス証!って、それにしても、こんな長期間の護衛、よくもまぁ、依頼主とモメなかったわね。冒険者と商売人って、水と油みたいな仲悪いのが普通なのに」


えー?!それはヒドイ誤解です。

冒険者にも礼儀正しい奴はいるし、商人にもエゴイストはいますよ。


「私の父親が商売人でして。依頼人やお客様は大切に、丁寧に接しろと教わりましたので」


「ふーん……あなた、よほど親の教育が良かったのね。冒険者って、力が全て!の脳筋が多い中で、貴重な人材です。ギルド職員になりたいなら、推薦状書きますよ?」


「うはは、お気持ちはありがたいですが、私は現場で身体動かすほうが性に合ってますので」


「ちょ。惜しいな〜、実力あって、揉め事もすんなり収められる職員は貴重なのよね。気が変わったら教えてね!ギルドは、貴方のような人材を常に求めてます!」


「ははは、そのうちに。今は冒険者稼業をやめる気にはならないです」


「では、はい、指名依頼の終了、確認しました。報酬は、明日、支払われますので」


明日には支払いか。じゃあ、数日は、ここにいることになるな。


「分かりました。ところで、首都は初めてですが、どこかお勧めの宿ってありますか?次の依頼の確認もしたいので、一週間ほど泊まりたいんですが」


「そうですね……ギルド直営の宿もありますが、Bクラス冒険者におすすめできるものじゃありませんし……あ、少しお高いですが、紅の薔薇亭はいかがでしょうか?朝食と夕食も付きますし、長期ですと割引もあるようです」


ふむ、おすすめに行ってみるか。


「はい、そこでいいですよ」


「では、地図を書きます……はい、距離は近いのですが、あっちこっちと曲がりくねった道ですので、お間違いにならないように」


「はい、ご丁寧に、どうも。では、明日」


「うーん……やっぱり冒険者よりギルド職員向きよね、あの人。どっちかというと、冒険者ギルドというよりも商工ギルドの職員みたいだけど」


という受付嬢のつぶやきは人外の性能を持つ俺の耳に入っていた。

まあね、本当なら官公庁に勤めたいとこだよ、俺も。

悪神や邪神に狙われる運命じゃなければね……


ジャックを呼んで一緒にギルドお勧めの宿へ行くことにする。

とりあえず、ゆっくり寝たいのだ、俺もジャックも。


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