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世直し旅は続く。 しかし、悪の根源は、未だに天の雷が自分たちの上に降ろうとは思っていなかったりする。

旅は、もう少しだけ続きます。


うーん……

これで、矯正した街は、いくつになったやら……

5つ目からは面倒くさくて数えるのもやめた。

一応、手順は最初の街と同じ。

関係者の記憶は全て消しているので、手口が知られることはない。

一つの街に数日間、多くも一週間。

それくらいで、神聖教会の上層部、街の支配層、あるいは両方共、矯正にかかる。

街を出るときには、そこには勤勉な教会関係者と、これまた親切な為政者たちの集団が出来上がっている……この繰り返しが続いた。

でもって、今の俺のレベルと数値は、


人族ダークエルフのクォーター ラスコーニコフ 1歳

異名:人の形をとりし死神

レベル66 修行僧 なし

体力   2985(2985)

魔力   6599(6599)

素早さ  987

器用さ  857

賢さ   1149

魔法・魔術:

適合率(高)

無属性(99%)、闇属性魔法(99%)

適合率(中)

地属性(50%)、水属性(50%)、火属性(50%)、風属性(50%)

適合率(低)

聖属性(30%)、光属性(30%)

武器・防具:

適合率(高)

なし

適合率(無)

なし

ギフト:

恐れを克服する、己を超える、仲間を呼ぶ


はっはっは。

自分でも笑ってしまうくらい、もう人外レベルだよ。

でもって、この前、神様に聞いてみたわけよ、こんなにレベルや数値が上がっちゃうのは何故?

ってね。

そしたら、返ってきた答えが、


「そうでもしなきゃ、お主の最終的な相手は悪神や邪神そのものじゃぞ?魔人や下位神くらいのレベルじゃ捻り潰されるのが落ちじゃろうが。あ、それから数値が異常なのは、お主の努力じゃよ」


「はい?俺の努力?」


「あの激痛に耐えて、ギフト発動しとるじゃろうが。体力というのは各数値の大元となるものじゃよ。だからして、そいつを上げ続けとるお主は各数値にも余裕が出る。じゃから、すぐに数値が上がっていくということじゃな」


だってさ。

まあ、俺も、その時になって簡単に捻り潰されるつもりもないんで、今の状況は歓迎すべきことなんだけどね。

とりあえず、どこまで行くか分からないが上げられるだけ上げちゃってボスたる悪神・邪神との戦いに備えるとするかね。


ーーーーーここから、枢機卿会議の様子ですーーーーーー

「これから、ちょっとしたトラブルの対策会議を始める。トラブルとは、先に決議した一地方神殿に生まれた神の子の件である。では、詳細を」


「まかされた。例の神の子の一件じゃが送り出した審査官も審問官も、あれから何も連絡を寄こさんのじゃ。とは言うて我らが出向くほどの件ではないと思うのじゃが、いかがいたそうか?」


「審査官は、あまりレベルが高くなかっただろうが審問官はさすがにレベルが高い者を選別したのだろうが?審問官が連絡よこさぬのは異常ではないか?」


「後は、この一件に関係しておるかどうかが分からぬのだが地方の街の地方神殿や支配層で今までに我らに大量の寄進をよこしておった者達が、ある時を境に寄進が止まってしまっておる。今はまだ少数だが、これが増えていくようなら我らも他人ごとでは済まされぬぞ」


「では、こうしたら如何でしょうか?その神の子の一件も含めて、中央本部で擁している「神の軍」の中隊を派遣させては。小隊では各地に派遣するにも人数が足りないでしょうし大隊では動きが遅すぎます。2中隊ほど派遣するのが良いかと愚考いたします」


「おお!素晴らしいな。では、そのようにとりはからおう。いつもながら適切な助言よの。感謝するぞ」


「いえいえ、若輩者故、皆様のお力に少しでもならせていただけば、と」


ラス達に再び枢機卿会議の魔の手が伸びる。

しかし、当のラス達3人は、そんな事とは露知らず、世直し旅を続けていくのであった。


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